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2021年04月14日

公共工事では十分な地元説明が必要


近年の公共事業で重要視されているのが地元や利害関係人との合意形成と情報公開であり

説明も合意もない状態で公共事業を進めることはもはや常道ではない。

事業計画があっても5年も着手していない公共事業や、住民から反対意見がある事業は

事業の必要性を再審査する制度を国土交通省は15年も前に始めている。

なぜなら、公共事業のための資金は地方民や国民の税金を投入して行われるものであり

国や地方に利益がない公共施設を税金を投入して建造しても、それこそ税金の無駄だからである。

ダムや河川整備などの防災事業や高速道路事業などの公共事業は国民の税金や国債を投入して行われるため、

国民や地方住民の合意が必要だといういう国や地方自治体の認識は今や浸透し、地元説明会が開かれるのが普通になった。

しかし、未だに公共事業に対する国民の理解が難しく、厳しい意見がある状況である。

例えば国民の意見で多いものとして、

・もっと優先した税金の使い道がある

・無駄と思われる公共事業が多い

・地元要望をもっと取り入れるべきだ。

・事業の前段階で地元への十分な説明なしに勝手に事業が進められている。

・事前の公共施設の必要性の情報提供が少ない。

・公共事業に国民の意見が反映されていない。

・事業費が高額だ

などなど厳しい意見が未だに多いのが現状である。

確かに東日本大震災や近年多発する豪雨での河川災害などで国民の防災意識が高まり

公共事業の必要性について以前よりは理解が進んだ感はあるが、まだまだ不十分だと言える。

最近そのように感じた事例が、宮城県で推し進めた韓国オルレという

韓国風のハイキングコース散歩道の整備が身近な例であげられる。

韓国オルレは県民に何の説明もなしに宮城県がインバウンド戦略として勝手に推し進めた観光のためのインフラ整備であり、

昨年10月奥松島と気仙沼の唐桑にオープンし、8か月ほどで1万人が訪れたというが、

その内訳を調べると1万人の内9000人は県内の人、県外の人は500人、韓国人などの外国人観光客は500人だと報じられた。

外国人観光客でもほとんどが韓国人の観光客500人程度でインバウンドでの収益は望めない。

その500人も昨年9月以降の韓国の不買運動が活発になり、訪日韓国人が激減する前の人数だ。

これは地元県民に十分な情報公開説明と同意を得ないことの問題と、勝手に行った事業の失敗があるといえる。

韓国のオルレをつくるに際して韓国オルレ団体に年間百万円のライセンス料を毎年支払う契約となっており

事業が失敗しても毎年ライセンス料金を永遠に支払い続けるつもりなどだろうか。

これらの決定をしたのが県知事と関係する市議会であり、地元への十分な説明と同意が不十分であった。

県知事の反論としてオルレは東日本大震災復興のためとか、スピード感が必要と言うかもしれないが、

従前に無かった韓国オルレを宮城県各地につくることは復興ではなく、行き過ぎた施設の建設だと思う。

地元や県民にほとんど説明もなく、地元が必要とも思えない施設を勝手に作ったことに県民として納得しない。

そして今年9月末は、もうコースができてしまった関係か大崎市の鳴子がオープン予定だそうだが、

韓国人のツアー客は来ない予定だと通告されたと報じられた。

今後日韓関係が改善したところで、韓国人に特化したオルレなどでインバウンド効果は見込めないと誰が考えても思うところだろう。

ところが今年秋には県北部の登米市にもオープン予定だという。

ニュース記事のコメントでは韓国オルレという名前に拒否反応を示す国民が多く、

以下のようなコメントが多かった。

・どうしてトレッキングコースという名前ではだめなのか

・宮城県の鳴子温泉郷好きだったけど2度と行かない

・他県から嫌われるためにやっているのか

・わざわざ、日韓関係が悪化して国民の多くが嫌う韓国のオルレにする必要があるのかなど

宮城県に韓国オルレがあるから宮城に来ないというコメントも多くの意見となっていた。

韓国人観光客を呼び込もうとして国民から嫌われて足が遠のく結果になったら県はどう責任を取るのだろう。

これから2か月程度で雪が降るのに10kmにも及ぶトレッキングコースであるオルレは長い距離の散歩道

であり観光客でのインバウンドも見込めない可能性が大きく、税金の無駄遣いだと県民として思う。

韓国オルレの団体に年間のライセンス代金を支払って運営する仕組みとなっているのも税金の無駄だ。

県民に事前に何の説明もなかったし、県と韓国との団体で勝手に進められた感が強い。

宮城県が誇る昔からの史跡である日本三景松島付近に韓国オルレをつくったことに対して、

県民として純粋な日本風の観光資源が害された感があり

大変不愉快な感情であり、インバウンドでの収益も見込めない状況を見ると無駄な投資だったと言わざる得ない。

今後、公共事業を進める上で、更に国民や住民に対する十分な事前説明と理解、事業の必要性の説明が必要だと考えられる。

誰が勝手をつくることを考案して推し進めたのか、オルレ誘致考案者や経緯を宮城県は県民に対して説明が必要だし、

税金の無駄で作った施設を今後どのように活用するのか、維持管理費も含め見直しが必要がある。

少なくとも韓国とのライセンス契約はやめて、オルレでなく日本三景松島や南三陸海岸のトレッキングコース

鳴子温泉郷の紅葉が楽しめるトレッキングコースとすべきだと考える。



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