タイムトラベル

９２年４月に急死した歌手の尾崎豊さん（享年２６）の長男で、歌手の尾崎裕哉さん（２６）が昨日10月10日、大阪市内のライブハウスで開催されたＦＭ８０２の音楽イベントに出演し、２５０人の観客を前にオリジナルの５曲を披露しました。イベント終了後には取材にも応じ、今後のメジャーデビューについても「したい」と意欲を示しました。


尾崎裕哉さん

ライブでの模様は以下の通りでした。


「初めまして。尾崎裕哉です。これが初ライブなんですけど」と語り始め、「Ｍｏｏｎ　Ｌｉｇｈｔ（仮）」など５曲を熱唱した尾崎さん。

過去にバンドメンバーとして父の代表曲「１５の夜」を歌うなどステージに立ったことはありますが、一歌手として全曲オリジナルで人前で歌ったのはこれが初めてといい、最後は「また、いつか会いましょう！」と締めくくりました。

今夏に放送されたＦＭ８０２の音楽番組に出演した尾崎さん。

１時間にわたってＤＪと対談したり、父の曲の弾き語りを披露しました。

今回のイベント「ＭＩＮＡＭＩ　ＷＨＥＥＬ　２０１５」は参加希望者が主催者側に音源を送り、そこから４００組以上の出演者が選ばれるシステムとなっています。

関係者は出演の経緯について「その時のつながりもあったのでは」と話しています。

入場制限いっぱいの観客で埋まった会場のミナミ・ＤＲＯＰには父の曲に親しんだ世代のファンも多く見られ、魂を受け継いだその歌声に聞き入る姿もありました。

イベント後は報道陣から、偉大な父と同じ道を進もうとしていることについて質問を受け、「プレッシャーはない。でも、そうじゃないとこうして（ファン、取材が）来てくれないですよね」と謙虚に、自己分析。

７月には亡くなった父と同じ２６歳になった尾崎さん。

楽曲制作は大学１年からしてそうですが、「大学の勉強が好きで。社会にメッセージを発信していく方法は音楽だけではない。何がいいのか考えていたら、こんなトシになっちゃいました」と、最近本格的に音楽活動を開始した理由を明かしました。

今後の予定については「まだアルバムも作っていないので」としながら「（メジャー）デビューはしたいなと思っています」ときっぱり宣言した尾崎さん。

父、豊さんのデビューも、東京・新宿のライブハウス「ルイード」でしたが「超気持ちよかったですね。いいライブ会場。似た感じですね」と充実の表情で語りました。

外見はともかく、歌声が尾崎豊さんそっくりの裕哉さん。

尾崎豊さんが若者たちのカリスマになったのは、当時の若者たちの心を代弁するその楽曲にあったと思います。

幾ら歌声が似ていても、それだけでは今の時代、どこまで受け入れられるかは分かりませんが、自分自身の道を歩いていってほしいと思いますね。

それにしても余りにも裕哉さんの歌声が、尾崎豊さんにそっくりなので、最後にyoutubeの映像を上げておきます。