タイムトラベル

俳優の佐々木蔵之介さん（４７）の実家として知られ、京都にある佐々木酒造のホームページが面白いとネット上で話題になり、アクセス殺到のためホームページに接続できないという事態まで発生し、話題になっています。

佐々木蔵之介さん

話題を集めるきっかけは、ホームページの従業員数の欄だったようです。そこには「１８人（ネコ含む）」と表記されており、ネコを従業員に含むシュールさがウケたようです。

また、「私は３人兄弟の末っ子で、まさか酒屋を継ぐことになるとは思いませんでした」で始まる社長のあいさつ文も秀逸なもの。それによると、「上の兄は『飲んで無くなってしまうものを造るのはいやだ』と言って建築の道へ進んでしまい、二番目の兄が後を継ぐべくして、神戸大学の農学部に行ってバイオテクノロジーの研究や酒米の研究っていう卒論を書いたりして、着々と酒造家の道を歩んでいたのですが、突然『俳優になる』と出ていってしまいました」と書いてあります。何を隠そう、この二番目の兄こそが、佐々木蔵之介さんのこと。

こうしたて、従業員の“ネコ”と、佐々木蔵之介の弟である社長のあいさつ文はネット上で拡散され、佐々木酒造のホームページにはアクセスが殺到し、１日１６時現在、接続できない状態となっています。

ちなみに佐々木蔵之介さんの名前は、本名ではなく、芸名ですが、この「蔵之介」という芸名は、実はお父さんによる命名なのだそうです。

大学1年の時、演劇サークルの先輩から新人公演に使う芸名をいきなり電話で訊かれ迷っていたところ、隣で一緒に野球中継を見ていた父親が、実家の職業と大石内蔵助の名前を掛け「蔵之介」と命名したのだそうです。

俳優になる際には、家業を継ぐ予定だったので、家族から反対されたそうですが、NHKの連続テレビ小説（2000年）に出演した頃にようやく認めてもらい、実家の酒造からは「オードリー」という銘柄の日本酒も販売されたそうです。なかなか、ちゃっかりしていますね。

シュールなホームページで一躍有名になった佐々木酒造。飄々とした佐々木蔵之介さんの雰囲気は、こうしたところから来ていたわけですね。

福山雅治さんが結婚し、最後の大物独身芸能人と言われる佐々木蔵之介さん。今後の動向も注目ですね。