映画『永遠の0』が地上波初放送！視聴率は？: タイムトラベル

2015年07月15日

映画『永遠の0』が地上波初放送！視聴率は？

ジャニーズの「V6」メンバー、岡田准一さんが主演し、日本アカデミー賞8冠に輝いた映画「永遠の0」が日本テレビ系の「金曜ロードSHOW！」で、7月31日に地上波初放送されることが明らかになり、注目を集めています。午後7時56分からノーカットで放送されます。

「永遠の0」は、最近も何かと話題になっている百田尚樹さんのベストセラー小説が原作で、映画は2013年12月に公開されました。

観客動員数は700万人、累計興行収入86億円を突破、歴代の邦画実写映画で6位にランクインする大ヒットを記録し、2014年邦画興行収入第1位を記録した映画です。

ちなみに、物語は、“海軍一の臆病者”といわれた零戦パイロットの久蔵の孫・健太郎が、特攻で死んだ祖父を調べるため、かつての戦友たちを訪ね歩く……というもので、岡田さんが主人公の久蔵、健太郎を三浦春馬さん、久蔵の妻・松乃を井上真央さんが演じました。

日本アカデミー賞では、作品賞や監督賞など8部門で最優秀賞を受賞し、今年2月には向井理さん主演でドラマ化もされていますが、視聴率は1ケタと奮いませんでした。

山崎監督は、今回の放送に関して「少々きな臭くなっている“今”だからこそ戦争というものの持つ愚かさや恐ろしさ、そして何より悲しみを感じてほしいと思います」とコメントしています。

折しも今日は、安全保障関連法案が衆院特別委員会で可決された日。映画も注目を集めそうですね。

『永遠の0』は、かなり賛否の別れた作品で、実際の零戦乗りからは、当時の状況を良く書けていると絶賛される一方で、反対評価として、これは特攻隊、あるいは戦争賛美の作品で、捏造だと、まさに真反対の意見が多く見られました。

百田さん本人は、作品の中で特攻を断固否定した、戦争を肯定したことは一度もないと述べ、テーマは「生きるということ」と「戦争を風化させないこと」と語っています。

まあ、感じ方は人それぞれだと思いますが、ここまで評価が別れる作品も珍しいかもしれませんね。

実際のところはどうなのか、まだ映画を見ておらず、興味がある方は観ても良いかもしれません。