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最近、福山雅治さん主演で話題の大河ドラマ「竜馬伝」
司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」の影響で幕末に
俄然興味が湧いてきて読んだのが山岡荘八氏の「明治天皇」

今まで明治維新や明治時代にイマイチ面白みを感じなかったけど
読み出したら、一番面白い時代なんじゃないかと思います拍手

<あらすじ> ・・・第一巻 背表紙より引用

幕末、日本近海には外国船が頻繁に出没し、徳川幕府の動揺をさそっていた。
一方、貧窮のつづく禁裏では、ひとり今上の帝(孝明帝)が暗澹たる
世情を憂いていられる。そうした折り、入内した中山慶子が懐妊、
めでたく男子をあげた。この皇子こそ、幕末動乱のまっただ中に生を
享けた明治天皇であった!

<内容&感想>

明治天皇をお産みになる慶子姫の宮中へあがる前から、
明治天皇が天皇におなりになるまでの幕末動乱を
孝明天皇および公家を中心に描いた小説です。

1巻の途中くらいからグイグイ惹きこまれて
6巻まであっという間でした走る

タイトルから明治天皇の生涯の話かとおもいきや、
天皇になられたところで終了・・・あれっ汗
続きが読みたくなっちゃいました拍手

なかでも、慶子姫が内裏にあがることになったとき
教育係の河内介が、充実した幸福感を把握させるために説いた
言葉のやりとりが今の私たちにも通じるところがあり抜粋します。

「この、幸運の信じられないお方になってはなりません。
これを貧しい人と申します。そうなりますると、次々におとずれるものは、
みなそのお方の前で、まことの不運に変形いたしまする」

「姫君はお笑いになされましたな。よろしい。ではこう申し上げましょう。
実は、ご不運というものは、何者の人生にもはじめからは、
存在しないのでございまする」

この世に生きているということは、過去の無限の歳月にあらゆる不運から
護られて生きている証拠なのだ。

「限りない愛情にまもられて、ずっと、ずっと生きて来ている。
その大きな愛情がなかったら、私はどこかで消えてしまっていたに違いない。
私の生きているのは愛情のしるし・・・不運どころか、
言いようもない幸運のしるし・・・」

「私は孝行は人の守らねばならない窮屈な道なのだと思っていました。
でも今先生のお訓えで、そうではないのだとわかったのです」
「私たちが生きている・・・それがすでに奇跡に近い愛情のしるし・・・
そうわかれば、孝行せずにいられなくなって来る」

「姫君!そこで、もう一つおうかがいいたしとうございまする。
なぜ、なぜ、孝行せずにいられなくなるのでしょう」

「でも、ありがたいと思うから・・・そうではないのでしょうか」

「そのとおりです。そのありがたいということがすなわち感謝、
感謝の念こそ人間の幸福感のもとなのです」

その通りですね!
深イイ話にでも投稿したくなる? 是非、読んでみてください拍手



      
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明治天皇(5)    明治天皇(6)    明治天皇 (6冊揃) 山岡荘八


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