2023年05月29日
かん水の確保・雨水、洗い水を有効活用しよう
菜園クラブには、貯水槽もかん水用パイプもない。水は、自分で確保しなければならない。ベテランクラブ員は、管理機や肥料を入れる小屋を端切れ材で建築し、屋根に降った雨水をタンクや風呂おけに集めている。また、自宅の雨どいパイプに分岐をつくり、雨水タンクに貯めている。菜園までは、4リットルの焼酎やウイスキーの容器で運搬している。
水道水を使っている方もいるが、夏場は、一日、20リットル程度必要になる時もある。水道料金は、そんなに高いものではないが、塵も積もれば山となる。シーズンを通すと、結構な料金になる。
私も雨水を利用している。雨どいから雨水タンクに集水するシステムはないので、排水パイプの先端にバケツを置き集め、タンクまで運搬している。雨が降った時は大変な作業になるが、一度に60リットルくらい貯めることができる。びしょ濡れになり作業したあとは、ホットする。また、雨が降らない時には、野菜を洗った水を漬物桶に貯めて使用しているが、有機物を含み栄養素が豊富なので、写真のように、すぐに、微生物が増殖し緑色になる。緑色になっても、まったく、問題はないが、早めに使った方が良い。
菜園をやっている方は、雨水などを有効に利用しよう。
トマト挿し木から白根がでる・トマトは挿し木で増やそう
5月18日、トマトの脇芽を鋭いカッターで切り、培養土に挿し木をしていた。まだ、1本も枯れたものはなく、発根状況を確認するために、ポットの裏を見てみた。白い根が出ていた。挿し木したトマトは、まだしおれているが、真っ白な根が見られた。挿し木は成功である。
ポットの穴からもっと根が出て、鉢全体に、根が回ったのを確認し、畑に植え付ける予定である。
トマトは、支柱に固定し真直ぐ伸ばすので、支柱の長さと同じ4、5段の果房までしか収穫できない。お盆過ぎで収穫終了となりかねない。トマトは、寒さに強く初秋まで実をつけるので、1回目の移植からすこし後に、2回目の移植をすれば、やや寒くなった季節に家庭菜園のトマトを食べられる。
播種からトマトの苗を作ると2か月はかかる。脇芽を培養土にさしておくと、10日で大きな苗ができ、すぐに畑に植えられるのである。今、トマトの脇芽は、たくさん出ているので、挿し木にチャレンジしてみよう。
挿し木のポイントは、ハサミなどで切ると導管がつぶれてしまうので、鋭利なカッター等で切る。あとは、培養土に挿し、数日間はかん水をしっかりやり、日陰におき根付きを待つだけである。
秋に美味しいトマトが待っている。
2023年05月28日
シュンギクに花が咲く・残念・初心者向け野菜
シュンギクは、病気や虫の発生が少なく、最も作りやすい野菜の一つです。特有の匂い(香り)が強く、好き嫌いがはっきりでる野菜です。匂いやあくの強い野菜は、虫にも嫌われるようであり、キャベツ、大根などのアブラナ科などに比べると、栽培が楽である。
シュンギクは、4月3日に播種した。畦の長さ80p(条間15p)で4列の小さな面積ですが、冷凍貯蔵すれば、2か月間程度食べられる量はとれる。私は、香りが好きで、おひたしやごま和え(白ごま)などにして食べている。
栽培は、1株毎収穫するやり方、株を大きくし脇芽を摘んでいくやり方があるが、条間15pと密植であるので、1株毎収穫するタイプに入る。実際には、発芽しある程度大きくなったものをハサミで切り取り収穫している。発芽しやすく、病害虫防除もあまり必要ないので、初めて、家庭菜園に取り組む方には、うってつけの野菜である。
今朝、畑に行くと、頂点に花のつぼみが見えた。昨日あたりから、色がさめてきたので、花芽が分化したとは思っていたが、色々作業があり、放っておいた。シュンギクは、春になり温度が上昇し、日が長くなると花芽が分化し開花する生理がありやむを得ないことである。8月にまた播種しよう。
蕾があっても、美味しく食べられるので、すぐに、収穫し持ち帰った。一部は、冷凍貯蔵して次の作型の生産まで食べることにする。
ほったらかし シソ栽培
シソは、「青ジソ」と「赤シソ」の2種類ある。青ジソは大葉ともいわれ、薬味、天ぷらなどとして利用され、赤シソは、梅干しの着色やジュースなどとして食べる。私の住む地方では、梅干しを赤にそめるために、赤シソを栽培していた。梅干しを作る人が少なくなってからは、栽培している方も減少している。畑にもあまり見かけない。
私は、青ジソしか作ったことがない。我が家の利用方法は、主に薬味や天ぷらであるが、大葉みそ、シソ巻き(シソでピーナッツ味噌などを巻き油であげたもの)を100個くらい作って、ご飯のお供にしている。
私は、シソを本当の意味で栽培管理したことはない。一般に野菜は、耕うん、畦立、施肥、播種、防除の流れで収穫に至るが、シソについては、私は、何もやっていない。収穫だけ、葉を摘むだけである。
ネギのそばにシソが生育しているが、この時期になると、畑のいたるところにシソが自然に発生する。昨年のシソの種子が落ちで、発芽してくるのである。その中から、空いている場所のシソを残し、追肥で生長を促し、時々、葉を摘み、夏の香りを満喫する。
あまり、消費しない我が家では、こんな「ほったらかし栽培」で間に合うのである。
サヤエンドウ 莢も豆も食べつくせ
サヤエンドウは、昨年10月30日に播種した。発芽も良く、西風除けの防風ネットをかぶせていたため、順調に生育し4月28日に初収穫した。その後は、毎日のように収穫し、春の香りを楽しんでいた。旬の野菜は、一年間、食べられるように、ほとんど冷凍保存している。数日前には、大量に収穫し煮て冷凍庫に保存した。
ほとんどの野菜を冷凍保存しているが煮る時間は、1分と決めている。少しかたいくらいで冷凍し、解凍後に、そのまま、あるいは熱を加え調理する。ねぎ、ニンジン、キュウリは、生で冷凍する。野菜により、美味しく食べるための冷凍方法がある。
今朝(5月28日)、畑に行くと、写真のように、葉が黄化している。上部の莢は、平らなサヤエンドウであるが、下の方の莢は、ふっくらしている。莢の中にグリーンピースができたのである。今は、サヤエンドウも未熟種子であるグリーンピースも食べられる生育ステージである。家に帰り、剥いてみると、まだ小さく軟らかいが素敵なグリーンピースが現れた。
サヤエンドウは、これから、黄色になり枯れてくるが、グリーンピースは成熟し硬いエンドウ豆になる。エンドウ豆は、煮豆、甘煮として利用できる。
サヤエンドウは、莢として収穫し撤去する方が多いが、グリーンピース、エンドウ豆まで食べつくそう。
写真は、今朝、収穫したサヤエンドウ、グリーンピースと昨年収穫したエンドウ豆です。もう、グリーンピースが取れる時期になったので、昨年のエンドウ豆は、甘煮を作りすべて消費します。
2023年05月27日
キャベツの球割れ始まる
春キャベツは、順調に育ち、4月16日に1回目の収穫であった。昨年は、5月23日が初収穫であったので、1か月以上早く取れたことになる。播種時期は、毎年9月20日頃なので、何が影響したのか。平均気温が平年より2度以上も高いという異常ともいえる気象が第一である。そのほかに思い浮かぶことはなく、原因がわからないのが本当のことである。
生育が良すぎるので、球割れは覚悟し、大きくなりそうなものから、外葉をかなりの枚数切り落とし、生育を抑制していた。しかし、防ぎきれなかった
今朝、きれいに丸くなったものを収穫し外葉を切り落とすと、中の方で割れていた。とうとう、球割れが出た。今日は2個収穫し、隣のKさんに良いもの(写真)を、球割れは自分で持ち帰り2分間煮沸し冷凍庫に貯蔵した。
キャベツが取れなくなる夏場に食するつもりである。
生育が良すぎるので、球割れは覚悟し、大きくなりそうなものから、外葉をかなりの枚数切り落とし、生育を抑制していた。しかし、防ぎきれなかった
今朝、きれいに丸くなったものを収穫し外葉を切り落とすと、中の方で割れていた。とうとう、球割れが出た。今日は2個収穫し、隣のKさんに良いもの(写真)を、球割れは自分で持ち帰り2分間煮沸し冷凍庫に貯蔵した。
キャベツが取れなくなる夏場に食するつもりである。
ジャガイモ・テントウムシダマシによる被害葉
終わり初物 北国のソラマメ
私の住む地方では、ソラマメはあまり食べない。東京では、ビールのおつまみは、ソラマメと聞いたことがあるが、この地方では、枝豆である。ソラマメを購入し、食べたこともない(お店では食べたよ)。
ソラマメは、鹿児島県から生産が始まり、主産県である千葉県・茨城県に移っていく。この3県で国内出荷量の6割程度をしめている。気温の上昇に伴い、生産地は更に北に移り、私の住み地方で、農業としての生産は終了する。
主要産地での生産が終了してから生産されるので、「終わり初物」産地と言われている。
昨年の秋、菜園クラブの重鎮86歳のIさんから、ソラマメの苗3株いただいた。ソラマメは、隣の人が栽培しており少し興味があったので、植えることにした。残念ながら、1株は、保温が十分でなかったのか枯死した。
2本のソラマメは冬の寒さに打ち勝ち、実をつけていた。もうすぐ、終わり初物をいただける。
九条ねぎ、松本一本ねぎ・1回目土寄せ終了
九条ねぎは、京都の伝統野菜である。関西地方を中心に青ネギ(葉ネギ)として食べられる。私の住む地方では、茎を土寄せし軟白化した白ネギ(根深ネギ)が主に食べられている。品種は、松本一本ねぎ・余目一本ねぎである。
2年前、菜園クラブのZさんから九条ねぎの苗をいただいた。Zさんが栽培しているネギを見ていたが、分けつが多く生育が旺盛で何の品種かと考えていた。九条ねぎであったのだ。
私は、土寄せし茎を軟化する根深ネギのような作り方をしている。昨日、ネギの畑が荒れてきたので、雑草防除と軟化のための土寄せをした。
九条ねぎを初めて作ってみて、「分けつが多く出ること」と「ネギ坊主」が着くのが遅いことが分かった。また、白い茎も食べられ、葉ネギとしての利用もできる。
松本一本ねぎが硬くなっても、九条ねぎは食べられるので、我が家の食卓には貴重な存在になっている。まさに、「ネギの王様」である。
2023年05月26日
本当に小さなスイカ苗・大きくなるかな
今年の苗づくりで、一番苦労したのはスイカである。キュウリ、トマトは苗を購入するので、カボチャ、スイカ、サトイモの苗をつくる。毎年、結果的には、良い苗?ができるが、毎年、発芽するまで心配である。特に、今年は、播種する前に、芽出しするが、なかなか、芽が出ずかつ不揃いであった。
やむなく、芽が出ない状態で、播種した。カボチャは、種子が大きいせいか、1週間くらいで発芽したが、スイカが出てこない。あきらめかけ、今年は、栽培できないなとガッカリしていたら、一鉢から青いものが見えた。最初は、雑草でも落ちているのかと思っていたが、少しずつ緑が大きくなっていった。双葉が見えた時は、本当に嬉しかった。ポツポツと、他の鉢からも青いものが見え、例年よりかなり、遅れたが小さな苗ができた。
写真は、今朝の苗です。隣のKさんに苗をやることを約束しており、畑に植えてあげました。