2018年06月22日
弊社の残業時間削減と従業員の給料の安定の両立の取り組み
弊社の残業時間削減と従業員の給料の安定の取り組み
【残業時間削減と給料の安定の両立の取り組み】
残業時間を減らすと、当然従業員の給料が減り、別の会社への転職を考えます。
新たに従業員を雇うにしても養育に多大な時間と労力を要します。特に弊社のような運送業界の場合、新入社員にトレーラの仕事を任せるというのは大きなリスクが伴うものです。
それで弊社の場合
●残業時間の計算をして、総額が39万に満たなかった場合、不足分を調整費として支給しています。
所得税・社会保険料等を控除すると手取りがおよそ30万くらいになります。
これはトレーラの場合の計算で、大型車は若干調整費の分が減ります。
【この計算式の細かな問題点】
「諸手当」が毎月変わる場合、もしくは「調整費」が発生した場合は、労基上の計算では毎回時給単価が変わります。労基上の正しい時給単価の計算は、
総額(図を例にすると基本給+諸手当+調整費 ※交通費は含みません)÷月当たりの所定労働時間(会社就業規則に書いてあると思います)
となります。毎月の諸手当が変われば時給単価も変わります。
弊社の場合、毎月の諸手当は変動し、時給単価を1,200円に固定するというのは本来正しくありません。
【解決の解釈】
弊社社労士に相談したところ、残業代請求訴訟での争点は、残業代の未払いにあり、これまで残業単価について裁判で争われた事例も判例もないとのことでした。また社労士さんが調べた範囲内では労基署にも残業単価の件で訴えた事例がないとの事でした。
弊社の場合諸手当の平均値(半年分)を出して、その値を使って労基上の試算をしたところ、およそ1200円くらいでした。それを時給単価として計算しても問題ないだろうとの社労士の意見でした。
実際一定以上の給与が毎月保証されるので満足している従業員の方が多いです(特に従業員の奥さまから)。
以前は歩合計算でしたが、毎月の変動がすごく、給与が下がった月は従業員さんたちはやり繰りが大変だったと思います。
以上弊社の取り組みです。
ご参考になればと思います。
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