2007年11月06日
地方の闇 〜 詐偽師X 〜 3
X 以上に温泉施設を食い物にした連中がいたのである。
土建屋の社長である村長と、その娘婿である別の土建屋だ。
2人は、地域の建設工事の談合を仕切っており、
Xの温泉施設も、総工費のうち5割はゼネコンが受注したが、
それ以外を村長の娘婿の会社が受注した。
また、施設の警備・清掃は、村長の娘の会社が受注している。
欧米では、こういう公私混同をしただけで、村長はクビである。
ところが、地方ではこうしたことをほとんど問題視しないのである。
こうした状況の中、警察が動いた。
村の自浄能力のなさに、業を煮やしたようだ。
不正入札の疑いで、役場の課長と業者の社員を逮捕したのである。
役場の課長は、高卒の苦労人で、真面目な人だったが、
村長らに命じられるまま、書類を作っていたようだ。
その直後、Xも逮捕され、拘留されて検察の取り調べを受けたが、
従属的犯行で関与の度合いが低いとして、不起訴処分になった。
私の友人いわく
「すべてを役場の課長がやったかのように、Xが書類を作っていたに違いない」。
なお、役場の課長が逮捕された日、村長は悠々と温泉に入っていたそうである。
そんな村長や村議会の態度に警察がカチンときた。
そんな態度なら今度は徹底的にやってやる、とばかりに、
別件の受託収賄の疑いで、村長と娘婿を逮捕してしまった。
村長はそれでも職に居座ろうとしたが、ついに観念して辞職した。
警察関係者によると、村長の自宅の金庫には、1億円以上の現ナマが入っていたそうである。
Xは、「地方には懲りた。俺は地方にはもう手を出さない」と言っているそうである。
地方の闇〜詐偽師Xと夕張市〜
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最後がなんか しまらなかったです(^^;)
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投稿者:青山通り青山通り|13:30
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