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2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part1
 




今日はいなづ様から頂いた差分画像とSS『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』の第3話をUPしようと思います。今回は、差分画像が多いですね。より物語に入り込めて嬉しい限りです。いなづ様、いつもありがとうございます。

 まだお読みになっていない方や覚えておられない方は、最初にUPした『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 と 2話目の桂川圭編←をクリックしてお読みになることをおすすめします。

 これからもいなづ様のSSと、他の作者様のSSをよろしくお願いいたします。

 それではどうぞ♪









注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断でお願いします。)







高校の運動部の朝は早い。太陽が地面を照らすようになるころには、すでに始まっている部活動も1つや2つではない。
その中で剣道部は決して早いほうの部活ではなかった。が、それはやたらと早い連中に対しての比較であり、他の多くの運動部と比べたらやっぱり早いものではあった。ただし一年生限定で。
下っ端の一年生は上級生が来る前に専用の道場を掃き清めておかなければならない。もし上級生が一人でもくる前に掃除が完了していなかったり、上級生より遅く来る一年生があったりすればそれは即シゴキの対象であった。これは男子剣道部も女性剣道部もそうかわりはしない。
だからこそ一年生は日が昇るや否や学校へと駆け出していき、いじわるをしていつもより早く出てくるような先輩に負けないように神速の疾さで道場に入り込んで掃除を完了させるのだ。まあ、これも運動部特有の下級生へ受け継がれる伝統のようなものだろう。
その日も女子剣道部の一年生は埃取り、ゾーキン掛けと所定の掃除をちゃっちゃと行い、間もなく来るある上級生を心待ちにしていた。
彼女は必ずどの上級生よりも先に道場へと上がりこみ、しかもその時間は毎回ほぼ変わることが無い。それにあわせる為一年生達は常に早起きと掃除の時間の短縮に迫られ、そのため掃除の腕はめきめきと上達していった。剣の腕より掃除の腕が上がってもあまり意味は無いのかもしれないが、あがってしまったものは仕方が無い。
時計の針が6時40分を示した。と、同時に道場の扉がガラガラと開かれた。今日もいつも通りだ。

         「「「「「おはようございます!飛天部長!」」」」」











     「ああ、おはよう」












一年生たちが一斉に腹の底からの大声を出して挨拶すると、切れ長の瞳から周囲に強烈な威圧感を放っている女子剣道部部長、飛天龍華は下級生達に軽く会釈をした。
これが、天童学園高等部女子剣道部のいつもの一日の始まりの様子だった。

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part2
翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編

いなづまこと様作


「それでは部長、お先に上がらせていただきます!」
「ああ、ではまた明日な」
一人黙々と道場の隅で竹刀を振り続ける龍華の横を、また一人下級生が挨拶をして通り抜けていった。普通に考えれば上級生を残して先に帰るなど運動部では許されざる行為だ。たちまち鉄拳制裁が飛んできても言い逃れなど出来はしない。
だが、外は既に日も暮れようとしていた。『普通』ならとっくに全員が下校しなければいけない時間なのだ。
実は龍華はいつも一人最後まで残って竹刀の素振りをする傾向があった。他の誰かが諭しても聞き届けはせず、毎回夜8時くらいまでは黙々と振り続ける。
龍華も他の部員の後掃除などの邪魔をしてはいけないと思い、時間が来るとさりげなく隅に移動して他の人間の邪魔にならないようにしている。
そのため、下級生達は龍華のいないところを掃除して家路へとつくのである。
そんなこんなで、あっという間に広い道場の中は龍華ただ一人になってしまった。夕焼けが道場内を真っ赤に染める中、『ふん、ふん!』
という龍華の気迫の篭った声だけが妙に大きく鳴り響いていた。
龍華の家は地元に古くから伝わる旧家である。先祖はこの一帯を納めた武家の一族であるとも伝えられ、いきおい家長は武術、剣術を嗜むきらいがあった。
龍華は長女ではあるが嫡子ではない。上に兄が三人もいる。が、そんな兄や父、祖父を見ているうち自然と本人も自然と剣を手にするようになっていた。
(まだまだ、自分は、未熟だ!)
誰もいない道場の中、龍華の目には自分をはるかに上回る技量を持つ兄や父の姿が浮かんでくる。兄や父に追いつきたい。その一心が龍華に放課後もただ一人居残らせ、竹刀を振らせるという行為に走らせているのだ。


断っておくが龍華の剣技が低いわけではない。彼女自身県大会で優勝するほどの凄腕なのだ。その上が異常すぎるだけである。
その頑ななまでの龍華のストイックさは他人からすれば異常に見えるかもしれないが、龍華はそういった奇異の目には全く関心を払わなかった。
また、切れそうに鋭利な美貌から異性のみならず同性からも憧れの対象になっていたが、そういったものにも応えることは無かった。
現在の龍華には自分が強くなること。これ一つしか関心がなかった。もったいない話である。


そんな龍華が素振りを繰り返している中、誰も入ってこないはずの道場の扉がガラガラと開かれた音がした。誰かが忘れ物でもしたのだろうか、と龍華は素振りをしながら思った。
「もう! 放課後だぞ! 持っていくものを! とっとと! 持って! 帰るんだ!」
ところが、入ってきた人物は更衣室のほうへ行くでなく龍華のほうへと寄って来た。









「せーんぱい、お疲れ様です〜〜〜」













龍華の耳に聞き覚えのある声が響く。
道場に上がりこんできたのは、中等部にいる龍華の後輩であり自分と同じ翔儀天使としての力を持つ兵頭歩美だった。小さい体だが頑張り屋で何事にもくじけない歩美を、龍華は可愛い妹分のような存在と思い特に可愛がっていた。
「ん……?!ああ、歩美か。どうしたんだこんな時間に…。もう日も暮れてきているぞ」
「いえ、道場から先輩の声が聞こえてきたんで、ああ先輩ったら今日も頑張っているんだな〜〜と思って、つい入ってきちゃいました」
「…まったく……」
明るくコロコロと笑う歩美に龍華は苦笑した。本来なら素振りの邪魔をされたことに憤っているところなのだが、歩美の悪意の無い無邪気な笑顔につい頬が緩んでしまう。
だが、やるべきことを止めておくわけにもいかない。








「ほら、もう帰れ。私は日々の修練を終えてから帰らなければならないからな。歩美の親御殿も心配するであろう」













そう言って龍華は歩美から目を切り、再び竹刀を上段に構えた。と、その時
「先輩!」










「うわっ?!」













いきなり歩美が後ろから飛び掛ってきた。首に腕を巻かれ、不意を突かれた龍華は危うく倒れそうになる。
「こ、こら歩美!ふざけるのはよせ!!降りろ!」
さすがに龍華の声には怒気が混じっている。何を思ってのことかは知らないが、修練の邪魔をされてはたまったものではない。
が、歩美は手を緩めることなくがっしりと張り付いたままだ。








   「ねぇ……せんぱぁい……」














耳元に聞こえる歩美の声は、龍華が聞いたことが無いほど艶っぽく響いてくる。そういうことにあまり関心の無い龍華でもクラッときてしまいそうな、そんな魔力をこめたような声だ。
「あ、歩美……、おまえ、冗談は……」
歩美を力任せに振り落とすことも頭に浮かばず、龍華は全身を変に強張らせおたおたと対応に苦慮していた。
「うふふ……」
その時、歩美の緩く開いた口元からひょろひょろと肉色の触手が這い出てきた。それは先を細めながらぬるぬると蠢き、先端から妖しげな粘液を滴らせつつ、龍華の耳目掛けてゆっくりと伸びていった。
そしてそれが、今まさに侵入しようとした瞬間、
「っ?!」
背後からただならぬ気配を感じ取り、龍華は自分を掴んでいる歩美の腕をガツッと掴むと背負い投げの要領で前へとぶん投げた。









     「きゃあっ!」


2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part3
そのまま歩美は派手に吹き飛ばされ、道場の畳に肩から思い切りドンッ!と落下した。








       「お前……誰だ?!」














龍華の顔からは緊張のあまり冷や汗が噴き出ている。今感じた危険な気配と悪寒。それはまぎれもなく背後の歩美が発していたものだ。
あれは人間に出せる気配じゃない。もしかしたら、玉王の残党が歩みに化け、不意を狙ったのかもしれない。
龍華は蹲ったまま動かない歩美へ竹刀を向け、油断しないように構えていた。









「いったぁ〜〜い!いきなり何するんですか先輩〜〜〜!」












「あ、あれ……」
が、むくりと起き上がってきた歩美からはさっきのおぞましい気配は全く感じられなかった。歩美のほうはいきなり投げられたことへの不満がありありと顔に出ている。
「投げ飛ばすなんてひどいじゃないですか!ちょっと抱きついてみただけだってのに……」
ぷりぷりと怒る歩美は、龍華が知っている歩美そのものだ。
(ま、まさか勘違いだったのか……?!)
「す、すまなかった歩美!私の勘違いだった。許せ!」
龍華は完全に泡喰ってしまい、深々と頭を下げてしまった。自分の未熟さから後輩をえらい目にあわせてしまった事で、恥ずかしさから顔から火が出そうになっていた。
そんな龍華を、歩美はまだ怒った顔で見ている。
「許すもなにも……、あいたた……」
まだ何か不満を言おうとしてたのだろうが、畳に落ちた拍子にどこかを痛めたのか突然歩美は顔を苦痛に歪めて蹲ってしまった。
「ど、どこか打ったのか?!痛いところはどこだ?!」
龍華は慌てて蹲る歩美へと近づいていった。そして、保健室へと連れて行こうとその体を抱きかかえようとした時










「龍華先輩だめです!離れてください!!」












「え……っ?!グッ!!」
入り口のほうから悲痛な叫び声が上がった。それに一瞬気を奪われそうになった時、歩美のほうから再びあのおぞましい気配が噴出してきた。

ビュン!

「うわっ!」
龍華目掛けて何かが突っ込んでくる。慌てて身を捻りそれをかわし、龍華は改めて歩美のほうへと向き直った。








「ちぇっ……。なぁんでそこで圭ちゃんが出てくるのかな。もう少しで龍華先輩を殺すことが出来たのにさ……」












龍華の目の前にゆらりと立った歩美はそれまで被っていた猫の皮を引ん剥き、全身からどす黒い気を惜しげもなく放出しながら対峙している。
その口元からはありえない長さの舌。いや触手が伸び、髪の毛が見る見るうちに燃えるような赤色へと変わっていった。
「歩美っ……。お前は!!」
目の前で起こった後輩の異形の変身に絶句する龍華へ、道場に入ってきた後輩…、龍華たちと同じ翔儀天使で歩美のクラスメートである桂川圭が声をかけてきた。








「歩美さんは……、玉王に体を乗っ取られてしまったのです……!
翔儀天使としての力を全て奪われ…、玉王の意のままに動く性戯使徒へと成らされてしまったんです……」










「なんだと……」
見れば、圭の制服はボロボロに破れ、ところどころから血が流れ出している。軽い見立てでも立っているのがやっとといった趣だ。

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part4
「私もさっき…、使徒になった歩美さんにいきなり襲われて…、ううっ!!」
苦しげに喋る圭がいきなり胸を抑えて蹲ってしまった。相当の深手を負っているのだろう。









「あ〜あ、圭ちゃん生きてたんだ。てっきり止めさしたと思っていたのに…。しぶといね」












「歩美……」
残念そうに眉をひそめる歩美を見て、龍華の心に怒りの炎が燃え上がった。







「歩美、貴様!!圭はお前の同級生…しかも同じ翔儀天使だろうが!それを……殺そうとしたのか?!」













「当然ですよ先輩。圭ちゃんも先輩も私にとっては玉王様の邪魔をする敵ですもの。殺して当然だと思いませんか?」
龍華の怒りの声に、歩美はさも当然だといった顔で答えた。
「無駄です先輩……。今の歩美さんは身も心も玉王に支配されているんです…。その支配を解かない限り、歩美さんは元に戻りません…」
そう言いながら圭は、歩美の胸元を指差した。そこには『玉』を象った紋章が赤々と輝いている。
「あそこに翔儀天使の力をぶつけ、玉王の力を追い払うんです…。そうすれば歩美さんは、元の歩美さんに戻るはずです……」
「あそこか。わかった!後は任せろ圭!!」
(過去に自分をおぞましい目にあわせ、今また可愛い後輩二人を苦しめている玉王!最早絶対に許すまじ!)
玉王への激しい怒りに震える龍華の体が神々しい光に包まれる。羽織っている胴着が変化し、翔儀天使が身につけるコスチュームへと姿を変え、手に持つ竹刀が硬質な金属感を持った実剣へと変わっていった。
最後に背中に光で形作られた翼が姿を表し、龍華の翔儀天使としての姿を構成しきった。








「玉王!今度こそ貴様の存在をこの三千世界から永遠に消滅させてくれる!!」













剣を上段に構えた龍華は豪快に啖呵を切り、歩美へ向けて突進していった。
「うおおぉっ!!」
剣道で鍛えた踏み込みから振り下ろされる剣は唸りを上げて歩美に襲い掛かる。が、歩美も使徒になって強化された身体能力を活用してそう簡単には当たらせない。
「逃げるな歩美!大人しくこの剣を喰らって浄化されろ!!」
「無茶言わないでください先輩〜〜。そんなことしたら私も玉王様も死んじゃうじゃないですか!」
「お前は致命傷一歩手前で済む!心配するな!!」
「やっぱ無茶言ってますよ先輩〜〜!」
般若の形相で剣戟を繰り出す龍華に比べ、歩美のほうはまだどことなく余裕を持って相対している。だが、その額は冷や汗でべっとりと濡れており、じわじわと追い込まれていっているのがわかる。
(くそっ!この私がこうまでてこずるとは!!)
思ったよりも長引く戦いに龍華にも次第に焦りが見えてきた。あまり騒ぎを大きくすると、まだ校内にいる他の学生達が何事かと中に入ってきかねない。そうなると余計に厄介な状態になる。
「ほらほら先輩、こっちですよ〜〜〜」
(歩美の潜在能力の高さは知ってはいたが、敵に回すとこうも厄介だったとはな…!)
次第に龍華には歩美しか目に入らなくなっていった。というより他に気を回す余裕などなくなっていた。
その時、後ろで蹲っていた圭がのそのそと体を起こしてきた。








「わ、私も……手伝います わ……」














「バカ!ケガ人はジッとしていろ!!闘いの邪魔だ!!」
このギリギリの戦いに圭が加勢してくれたとしても、足を引っ張るだけでむしろ邪魔になる。そう確信し龍華は後ろを振り向きもせず圭に怒鳴り散らした。まあ元々後ろを見る余裕などありはしないのだが。

そして、これこそ待ち受けた状況だった。

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part5








「いいえ……、遠慮なさらず に!」














妙に艶かしい圭の声とブリュッ!とかいう不可思議な音がしたのは同時だった。剣を振りかぶった龍華の手が、踏み込んだ足が、息を吸い込んだ胸周りが、突然後方から襲いかかってきた触手にぐるぐると絡め取られてしまった。








「な、なにがっ?!」














「うふふ、ご苦労様先輩。ずっと先輩の踊りを眺めていましたけれどやっぱり滑稽でしたね」
状況がよくわからず混乱する龍華を、目の前にすとりと降りた歩美がニヤニヤと眺めていた。
「お、踊りだと……。私の剣戟を、踊りというのか……歩美……」
「まっさかぁ!キャハハハハハ!!」
自分の剣を否定されたと思い呆然と呟く龍華を、歩美はケタケタと笑い飛ばした。
「先輩のここまでにいたる経緯ですよ!!最初っから最後まで踊らされていたのも分からない間抜けな先輩がおかしくてね!!ねえ圭ちゃん」









「ええ、その通りですわ」













龍華の後ろからありえない声が聞こえた。触手に絡め取られた体が宙に浮き、吊るされる体勢になって初めて見えた圭は、歩美と同じく髪の毛と瞳が真っ赤に染まり、胸から沢山の乳房を露出させ乳首が触手となって龍華の体を拘束していた。
「なっ……?!圭……」
なんということか、圭も既に玉王の手中に堕ちていたのだ。
「まんまと引っかかってくれましたわね先輩。先輩の背後を取るのはそう簡単なことではないので一芝居打たせていただきました。
なにしろあの時にようやっと背後に隙ができたのですもの。先に歩美さんが倒されてしまわないか心配でしたわ」
つまり、最初に圭がボロボロの姿であらわれたのも歩美がこっちに反撃のそぶりを見せなかったのも全ては龍華を嵌めるための罠だったのだ。
(なんという不覚!!)
龍華は自分の迂闊さに臍をかんだ。歩美も圭も仲間であり後輩だったから完全に油断していた。外見に捕らわれず物事の本質を掴もうと感じていれば、あるいは二人の正体に感づいたかもしれないと言うに。
「くそっ!殺せ、殺せ!!この戦、お前達の勝ちだろう!いつまでこんな醜態を晒させるつもりだ!!」
事ここに至り自身の敗北を悟った龍華は覚悟を決めた。玉王の敵である自分が玉王の下僕である二人に捕らわれた以上、もはや助かることは無いだろう、と。
だが歩美と圭は、そんな龍華に言い放った。
「何を仰るんですか先輩。私たちが先輩を殺すはずが無いではないですか…。玉王様に捧げられる先輩を、ね……」
「そうですよ。これから先輩も、圭ちゃんと一緒で玉王様の下僕に成っていただくんですから……」
「?!なん、だと……」
龍華は圭と歩美の言葉に血の気が一気に消え失せた。この二人は自分を玉王への供物にしようとしているのだ。
「先輩も玉王様のエキスを体に入れれば分かりますわ。性戯使徒と玉王様の素晴らしさが……
そんな不様な翔儀天使の姿なんかすぐに捨てたくなりますわよ……」

圭の顔が淫欲に歪み、龍華を拘束する触手の先端からおぞましい粘液がとろとろとこぼれ始めてきている。その濃密な匂いに龍華は少しづつだが意識が支配され始めていた。
触手の先端を口に含み、あの粘液を味わってみたい。そんな気持ちが自分の意思とは無関係に湧き上がってきている。
(ダメだ!そんなことしたら玉王の術中に自ら嵌ってしまう!!)
そんな心の中を必死に押さえ込み、龍華は二人を睨みつけた。
「バ、バカなことを言うな……。私は翔儀天使…だ…。そんな辱めを受けるくらいなら、いっそ潔く………」
龍華の口がかっと開かれ、舌を伸ばす。いいように操られる前に舌を噛み切って自害しようと考えたようだ。
だが、それすらも圭の考えたうちに入っていたのだ。
「野暮なことはお止めになってくださいさい、先輩」

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part6
ただ一本、龍華を拘束していなかった乳首触手が舌を噛み千切ろうと振り下ろされた唇に割って入ってきた。龍華の歯に妙に弾力のある肉 の感触が伝わってくる。

「んぐっ!」
「キャハッ!先輩の歯が私の、私の乳首をぉ!あぁ〜〜〜ん!!」
その歯の感触だけで達してしまったのか、悩ましい声を上げた圭はそのまま龍華の口内へ玉王の力がたっぷりと込められたエキスを噴出してしまった。
「んぐぉっ!!」
突如として喉に流し込まれた粘液に龍華は目を見開き盛大にむせたが、エキスはどぼどぼと龍華に大量に注がれていっている。
(は、吐き出せ!吐くんだ!!)
これを飲んだら大変なことになると龍華は必死に吐き出そうとしたが、そもそも口を完全に塞がれているので逃げ道は無く、そもそも粘液が大量すぎて例え吐けても追いつかない状況だっただろう。
喉を粘液が通るたびに胸の奥がカァッと熱くなり、また粘液から醸し出される香りが龍華の思考力をガリガリと削り取っていっている。








(ま、まずい……頭が……ボーッとしてきた………)













次第に何かを考えることが億劫になっていき、それが広がるに反比例して体の熱さと疼きが大きくなっていく。もう今の龍華には自殺するとかいう意思も殆ど残ってはいなかった。
それまでおぞましさしかなかった拘束する乳首触手の感触も、なんか柔らかくて心地よいとかいったふうに体が感じるもの自体が作り変えられていっているようだった。
(ふわあっ、はぁっ……。あ、熱い……。どうしたことだ、これは……)
何も誰も弄っていないはずなのに龍華の股下からはぽたぽたと熱い液体が滴り落ちている。全身の力がぐったりと抜け、触覚だけが異常に鋭敏になってきてた。








「んーっ!んんぅーーっ!!」
(あ、あああっ!!熱い!疼く!!弄りたい!思いっきりアソコをまさぐりたい!!)












龍華は無意識のうちに太腿を擦り合わせながら体をくねらせ、全身から湧き上がる官能に翻弄されていた。それは普段の龍華を知る人間からは、想像も出来ない光景だ。
「凄いよ圭ちゃん……。あのいつもキリッとした龍華先輩があんなによがり狂ってるよ……」
「ええ……。あんなのを見せられては、こっちも体が熱くなってしまいますわ……」
歩美も圭も、そんな龍華の痴態を見上げながら互いのスカートの中に手を伸ばし、クチュクチュと音を立てながら慰めあっていた。
「んふぅーっ!んふおぉーっ!!」
快感に溺れる龍華の翔儀天使としてのコスチュームが、次第にぼやけて形を失っていっている。龍華の意思が弱まり、翔儀天使としての力を維持するのが困難になってきたのだ。
やがて龍華は元の胴着姿に戻ってしまい、それにより使徒の力の侵入を拒むこともまた出来なくなってしまった。








「ん……。うんんぅ……」














さっきにも増して襲い掛かる圭の粘液の力に、もう龍華は抵抗するすべは無かった。粘液の力に完全に屈した龍華は自ら乳首触手をしゃぶり、鼻を鳴らしてその味を堪能していた。
「うふふ……、どうやら完全に堕ちてくれたみたいですわね……」
「うん。もう頃合だと思うよ……」
龍華の仕上がりに満足いった圭は空に浮かんだ圭をすとんと下ろし、そのまま体に纏わりつかせた触手をするすると解いていった。
最後に口に含ませた触手をちゅぽんと抜くと、龍華は肉欲に爛れた顔を圭と歩美へと向けた。







「な、なんでやめるんだ……。もっと、もっと続けてくれ……。私、もうあのエキスがないと、もう もう………」













龍華はだらしなく開いた口からだらだらと涎をたらしながら、袴の中へ手を突っ込みぐちゅぐちゅと自らをかき回していた。群青の袴は龍華から湧き出した愛液でべったりと黒く染まり、濃い淫臭を周囲にはなっていた。

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part7
「は、早くぅ…はやくくれ……。このままじゃ私、狂ってしまう………」
ひぃひぃとよがりながら懇願する龍華に、歩美と圭はさも困ったような笑みを浮かべていた。








「早く……と申されましても、ねえ歩美さん……」























「うんうん。先輩は凛々しい翔儀天使様だもん。これ以上注いじゃうと天使辞めちゃうことになっちゃんだもんね〜〜〜」










ああ残念だ残念だと、二人は龍華を申し訳なさそうに見ている。もっとも、その目は笑っておりちっとも申し訳ないようには見えないが。
「そ、そんなぁ……ああぁ……」
陰部を手で弄りながら、龍華は絶望的な叫び声を上げた。この心に燃え上がった肉欲の飢餓感は龍華の肉体を焼き焦がさんばかりに膨らんでいる。
それを静めるには、歩美と圭の持つ触手を埋めてもらうしかないと龍華の雌の本能が訴えかけていた。
自分のすぐ横には、毎日握っていた竹刀が転がり落ちている。が、竹刀は何もしてくれない。
毎日のように鍛えあげた肉体は、官能の火を消すどころか燎原の炎のようにますます火勢を強めている。
(自分は何を……毎日何をしていたんだ…)
龍華は今まで剣の道に生きていた自分は何だったのかと思っていた。剣を嗜むことで、自分は龍華という人間を構成することが出来た。それは否定しない。
が、いつの間にか自分は剣を介在しなければ自己を映せなくなっていたのではないか。一体自分から剣を取れば何が残るのであろうか。
龍華は自己を武の道に追い込むことで、周りにも自分にも『厳しく凛々しい飛天龍華』という人間を見せていた。それが自分の本質であると自分に言い聞かせていたのだ。
だからこそ、剣がなんら意味をなさない今の状況はある意味受け入れがたいものだった。『剣』という仮面を被った皆に慕われる龍華ではなく、素の弱い飛天龍華という存在を嫌と言うほど実感させられる。それに耐えられるほど、龍華の精神は強くはなかった。
「ああぁっ…気持ちいい……。気持ちいいけど、けどぉ……イケない。イケないのぉ……」
自分がイクにはどうすればいいか。もう龍華は答えを知っている。
だから自慰に耽りながらも、圭の乳首触手と歩美の舌触手を濡れた瞳でじぃっと眺めている。
「お願い、挿れて。挿れてよぉ……。どうなっても、いいからぁ……」
おねだりの言葉づかいまで変わってきた龍華を、歩美と圭はニヤニヤと眺めていた。

「そんなにこれが欲しいのですかぁ…?これを先輩に挿れてしまいますと……、先輩は天使でなくなってしまいますわよぉ……」
「玉王様に全てを捧げ、玉王様のために働く性戯使徒に成ってしまうんですよ。それでもいいんですかぁ先輩?」
歩美と圭の声が殆ど思考力を失った龍華の頭にがんがんと響いてくる。そんな僅かな思考力の中でも、二人の言いたいことは龍華には理解できた。
(あれを挿れたら……、私はあの二人と同じ使徒に成ってしまう……)
それはわかる。
(でも挿れたら……、あの気持ちよい粘液をたっぷりと味わうことが出来る……)
それも理解できる。
(使徒に成ると……成ると……なんだっけ……?)
使徒に成るとなにか不都合な事があったのか。それがいまいち思い出せない。自分にとって致命的な事があるのか、それに思い至らない。
「でも、使徒の体ってとぉっても気持ちいいですよね、歩美さぁん」
「うん。自分たちであんなことやこぉんなこともできるんだもんね」
霞む視界で二人が触手を絡ませながら何かしているのが見える。二人ともとても気持ちよさそうな顔をしているのが分かる。
(あぁ……。使徒に成ると、あんなに気持ちよい思いが味わえるんだ……羨ましいな……えっ?!)
羨ましい。羨ましいと自分は思ったのか?あの体になっている二人に嫉妬を覚えているのか?
だったら、答えはもう決まっているのではないか。いま自分は、あの体を手に入れる機会を手に握っているのではないか。
「……かまわなぃ……」
それは最初、蚊が飛ぶような小さな声だった。
「いい……、いい!使徒に成っても構わない!いや、むしろ使徒に成りたい!!
使徒に成って、その気持ちよい思いを思い切り味わいたい!!歩美!圭!私も使徒にしてくれぇ!!
そのぶっとい触手を私の体に突き刺して、気が済むまで蹂躙してくれぇ!!」
龍華の慟哭は最後は道場中に響くような大声になっていた。








「うふふ。それでいいんですよ龍華先輩……」














圭の乳首触手がざわざわとそれぞれが意思をもつように蠢いている。
「天使のことも…人間のことも思い出せないくらい、ガンガンに犯し抜いてあげますよぉ……」
歩美が舌なめずりをするように舌触手で唇を舐め回した。








「あ……。あはは……」















無数の触手が自分に纏わりつこうとしている様を、龍華は悦びに満ちた目で見つめていた。

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part8
「あぁんっ…。早く、はやくぅ……」
龍華が両手で押し広げている女陰はすでに出血しそうなくらい赤く充血し、触手を早く咥えたいと言っているようにピクピクと震えていた。
「ふふっ、あの先輩がこんなはしたない姿で私におねだりを……。もう見ただけでイってしまいそうですわ……」
圭の乳首触手は今にも龍華の胎内に押し入らんと体勢を整えている。少しだけ触手を前進させれば龍華の体を味わうことが出来るだろう。
だが圭も性戯使徒。そのまま挿すのでは趣に欠ける。
今、圭の6本の乳首触手は龍華の膣口、菊門、両乳首、臍に狙いを定めていた。あえて口は外しているのは、その壮絶な鳴き声を聞きたいが溜めだ。
「では先輩……、いい声で哭いてくださいませ!!」
圭の執行声明が出されると同時に、狙っていた箇所に同時に触手がずぐり!と打ち込まれた。

「はぐぅーーーーーーーーっ!!!!!!!」

待ちに待っていた挿入に、しかも一箇所ではなく五箇所同時に行われたことで、龍華の体に気絶せんばかりの壮絶な快感が一気に走った。
狭い乳腺を抉られる快感。臍をぐりぐりと穿られる快感。処女膜を千切り奥へと挿れられる快感。普段は出て行くばかりのところを逆に入られてくる快感。そのどれもが、剣に生きてきた龍華が想像したこともない全身がドロドロに蕩けそうになる新鮮な快感だった。








「う、うぁ あーっ!!気持ちいい!気持ちいいよぉ!!これ最高ぉっ!!」













こんな気持ちいいことを知らずに、自分は17年間無為に生きてきたのか。汗臭い道場で竹刀を振り、自己鍛錬をするのが気持ちいいと思っていたのか。だとしたら自分はなんという勘違いをしていたのだ。そんなものに快感なんかありはしない。それに気づいてしまった。
こうして肉の快楽を得て初めて理解できる。こんな脳が痺れるほど弾ける快感は、剣なんかでは絶対得られはしない!
「ひいぃーっ!!圭っ!もっと、もっと深く突っ込んでくれーっ!もっとグチュグチュと抜き挿ししてくれーっ!!
私を、肉の快感で包み込んでくれ!!これまで偽りの快感に溺れていた私を、作り変えてくれーっ!!」
汗まみれで全身を艶かしくくねらせ、胸に挿されている乳首触手を握り締めながら龍華は貪欲に快楽を貪り続けた。まるで、今まで得てこなかった肉の快感を時間を遡ってまで味わうかのように。








「あんっ!先輩激しすぎぃ……。とても、我慢し切れませんわぁ……!」













圭のほうも龍華のリクエストに応えるかのようにぬっちゅぬっちゅと触手を蠢かせ、触手の先端から玉王の力溢れるエキスをドクドクと注ぎ込んでいった。そのエキスが溢れ出し、龍華の体は粘液で滑光っている。
圭と龍華が激しい人外のセックスに勤しんでいる中、歩美がゆらりと近寄ってきた。
「さて、それじゃあそろそろ先輩の力を取っておかないとね……」
翔儀天使を性戯使徒に成らせる事が出来るのは、体内に玉王の力の残滓を持っている歩美だけだ。7人の天使の力を玉王の力に込めること
で、初めて玉王はこの世界に戻ってくることが出来る。



グチャグチャになって悶える龍華を一通り見て周り、歩美は龍華の異様に自己主張している陰核に目を付けた。
普通の女子に比べても二まわりほども大きいそれは、包皮からぷっくりと顔を出しギンギンに勃起している。








「あははっ!さっすが先輩。いっつも男らしいと思っていたけどこんなところも男らしいなんて!!」












クスッと笑った歩美はニュルリと舌触手を伸ばし、パクパクと蠢く口吻を龍華のクリトリスに近づけ……、パクッと噛み包んだ。
「?!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
その瞬間龍華は、声にならない悲鳴を喉の奥から張り上げ全身をビクビクビクッ!と派手に跳ねさせた。
「気持ちよかったですか先輩?じゃあ、その気持ちよさのまま成っちゃってくださいね」
歩美の舌触手からクリトリスを通じて、龍華の体内の天使の力がジュルジュルと吸い取られていく。吸い取られた力は玉王の残滓に取り込まれ、歩美の体内の玉王の残滓はさらに力を増していく。
その代わりといっては何なのだが、歩美のほうから玉王の力…天使を使徒に成らす力がドクン…ドクンと注がれていく。それは頭では分かっていても絶対に抗えない魔性の力だった。
「うあっ!あひぃぃーーっ!!私、変えられる!成らされちゃうーーっ!!」
陰核から全身にブワッと広がっていく玉王の力、使徒の力を龍華は感じつつも積極的に受け入れていっていた。
なにしろ使徒の力が染みこんだ所が、それまでの何倍もの感度と何十倍もの悦楽を生み出しているのだ。快感を積極的に貪るようになった龍華が受け入れない道理が無い。







「成るの、成るの気持ちいいーっ!もっと、もっと使徒の力を、玉王様の力をぉ!!あぐぐぅーーっ!!」













もはや気持ちいいのか苦痛なのか区別がつかない龍華の髪の毛が、艶やかな黒から滑るような赤へと染め上がっていった。
それは、龍華が人間ではなくなっていくことの証でもあった。








「あひぃい……。気持ちいいぃ……。もっと、もっとぉ……」













髪の毛が完全に緋色に染まってなお、龍華はうわ言のように快楽を求め続けていた……

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part9
ピチャ…ピチャピチャ……

すっかり日も暮れ、月の光が差し込んでくる道場内に何かを舐めしゃぶる音が響いている。

「ん……んんぅ…」
「あむぅ……。くちゅ……」
闇に映える真っ赤な髪をした龍華の腰に、歩美と圭が顔を埋めて龍華の陰核を音を立てて舐めていた。
もっとも、それは陰核といった生易しいものではない。太さは女性の腕ほどもあり長さは1mに達しようかとしている。言うなれば陰核触手と言ってもいい代物だった。








「ふふふ……。お前ら、少しこそばゆいぞ……」














歩美と圭の頭を撫でながら二人の奉仕に身を委ねる龍華の顔には、剣に打ち込んできたときには決して見せないと思うであろう淫欲に爛れた笑みが張り付いていた。
そして胸の谷間には『飛』の文字を崩したような、性戯使徒の紋章が浮かび上がっていた。
「んふっ…、先輩ったらこんなに立派なものが生えてしまいなさるなんて……」
「やっぱり先輩は剣の人ですねぇ…。こんなものを挿れられたら、私でも壊れちゃいそう……」
道場の天井目指して起立する龍華の陰核触手はパンパンに血を吸って膨れ上がり、先端からは粘液がぷくぷくと絶えず湧き出している。
確かにこんな長く太いものを挿れられては、性戯使徒の体といえどもただではすまないかもしれない。








「そう…だな。確かにこれこそ私に相応しい、猛々しく鋭い使徒の証よ……クククク……」













自分の陰核触手を見る龍華の瞳は淫らさと残忍さを併せたような光を放っている。人間性の欠片も感じられないその瞳は、まさしく使徒のものだった。



「あぁ…。早くこいつを使って人間どもを狂わせたいな…。きっと腰が抜けるほど気持ちいだろうよ……」
「先輩、人間を食べるのもいいですけれど……まずは、ほかの天使たちを……」
「天使……」
『天使』と言う言葉を聞き、龍華の顔が見る見る険悪なものになっていく。
「天使、か……。確かに、鶴花たちの力も早く歩美の中の玉王様に捧げて、一刻も早く玉王様を復活させないとな……
そのときはこいつをぶち込んで、ヒィヒィよがり狂わせないと気がすまないよ……」
龍華の認識では残った他の翔儀天使は『敵』である。敵に対する情けは無い。
「まあお任せください。天使たちなど私の策を持ってすれば、すぐに陥れることが出来ますわ……」
そういう意味でも歩美が真っ先に圭を堕としたのは懸命だった。天使の中でも一番の頭脳を持つ圭が使徒に成ったことで、その頭脳をフルに他の天使を嵌めることに使うことが出来るのだ。
「待っていろよ天使どもめ…。お前達全部、私の触手の虜にしてやる……」
「うふふっ先輩、とっても頼もしい……あっ!!」
その時、何かを思い出したのか歩美は口を抑えて大声を上げた。
「ど、どうかなさいましたか歩美さん!」








「今回も……ふーこをつれて来るの忘れちゃった……」













なるほど、確かに歩美は前に風子に『今度天使を堕とす時は風子にも生気を啜らせてあげる』と約束していた。
それを破ったとなると……

「風子さん、ものすご〜〜く怒りますわよ……」
「お前、そんな約束をしていたのか……。うまくすれば風子の触手も味わうことが出来たってわけかぁ……」
「う〜〜〜〜。どうしよぉ〜〜〜。なんと言って謝れば許してくれるだろ……」
二人の使徒にじとっと見つめられ、歩美は使徒らしからぬ情けない声をあげた。

2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part10
今日も日が昇り、剣道部員達の早い朝が始まった。既に道場は掃き清められ、いつもの龍華の登校を待つばかりである。
時計の針が6時40分を示した。と、同時に道場の扉がガラガラと開かれた。相変わらず今日もいつも通りだ。
「「「「「おはようございます!飛天部長!」」」」」









「ああ…、おはよう…」














一年生たちが一斉に腹の底からの大声を出して挨拶すると、飛天龍華はいつものように下級生達に軽く会釈をした。
が、今日は少し様子が違う。
いつもはまるで仮面のようにきりっとした表情を崩さないのだが、今日は少し顔を赤く染め全身に気だるそうな雰囲気が漂っている。
また、龍華から漂ってくるのだろうか。龍華が入ってくると同時に部員達の鼻に南国の花の香りを煮詰めて濃縮したような香りが漂ってきた。
龍華が香水をつけたなんてことは聞いた事もなく、また見たこともない。
「あ、あのっ部長!」
一人の部員が意を決して声をかけた。
「き、今日の部長、なにかとってもいい香りをしてらっしゃいますが……、これは一体……」
「ん?ああ…、気にするな。ちょっとした景気づけだ。これからの、な……」
聞かれた龍華は答えを言ったのかはぐらかしたのかよくわからない物言いをした。これも、いつもの龍華らしくない。












「ぶ、部長……いったぃ……あぁんっ!」













様子のおかしい龍華に他の部員達もざわめいたが、その時道場にいた5人の部員が一斉に嬌声を上げた。胸の奥が燃えるように熱くなり、下腹部がじゅん!と濡れてくる。ただ一人の例外もなく。
「あ、あぁっ……これなに?!」
「体が熱いっ!あついよぉ……っ!」
たちまち部員達はその場にしゃがみこみ、各人思い思いの方法で体を慰め始めた。その顔は淫欲に爛れきっており、既に理性は無い。








「ククク……クーックックックック!!」














部員達の様を見て残忍な笑みを浮かべた龍華は、袴の紐をしゅるしゅると解き、下半身を露わにした。
そこからは部員達を発情させたむっとした甘い淫臭を放つ陰核触手が顔を出し、見る見るうちに高く勃起していった。
「どうだこの匂いは……。お前達人間にはたまらないいい匂いだろ……
これからお前達には、剣道なんかよりもっともっといいことを教えてやる。さあ、着ている服を全て脱ぐんだ……」

龍華の声に部員達はピクッと反応し、虚ろな表情をしながら一枚一枚服を投げ捨てていった。
たちまちのうちに全裸になった5人の部員を見て、龍華は溢れ出す涎をずるりと拭った。
「ふふふ…これからお前達人間に、この私の剣をずっぷりと埋めてやる。そしてお前達は私にその肉体と生気を捧げるんだ。
そうすれば、人間では決して得られることのできない気持ちいい思いが出来る。その命と引き換えにな……
さあ、まずは左の人間から出て来い。お前が栄えある私の最初の餌食だ」

龍華に指差され、一番左にいた部員がフラフラと前に出てきた。その下半身は既に濡れきっておりポタポタと畳に染みを作っている。
「お前の肉鞘は、どんな埋め具合がするのかな…ククク!」
陰核触手を片手でニチュニチュと扱きながら、性戯使徒・リュウカはどうやってこの人間を搾り尽くすかの思いに身を馳せていた…






今日はここまでです。
今回も、編集してる私が燃えてきちゃって大変でした(笑)
何か変更点があれば、コメントにどうぞお書きください。
できれば作者様にご感想があれば、コメントにお書きください。
作者様も、ご感想のお返事をだしてもらってもかまいません。

by ホロ


2009年02月01日
1日1曲 良サントラ【高音質】 017番 「惑星投げ(仮)」

SFC 「がんばれゴエモン きらきら道中〜僕がダンサーになった理由〜」で、
ラスボスのセップク丸と惑星投げをするときに流れるBGMです。
BGMのタイトルが分からなかったので「惑星投げ(仮)」にしました。
ちょっと編集ミスで6分と長いですがどうぞ。
私的には、ミニゲームにみたいにするのではなく、
2と3みたいに、インパクトに乗って戦うシステムにしてほしかったのですが、
まあ、これはこれで楽しめたゲームです。
プレイした人しか分からないと思いますが、AとBボタン辛かった…。







2009年02月01日
1日1曲 良曲 064番 「硝子のLoneliness」
PCゲーム 「Clear -クリア-」 
オープニングテーマ『硝子のLoneliness』です。
歌は、Rirykaさんです。
このゲームはやったことないのですが、
どこかで聴いて好きになりました。カッコイイ曲、かな?

(注意:再生ボタンを押しても、すぐに聴けれない場合があるようです。
その時は、少しお待ちください。予告なしに削除するかも知れません。)







Posted by ν賢狼ホロν at 01:09 | この記事のURL
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