2013年02月09日
怒りによって超人的な力を発揮し、未完成の人工皮膚を駆使して他人に変身する 黒マントに身を包んだ闇のヒーローが誕生した・・・
皆さんこんばんは
最近、初代金田一少年でもある堂本剛演じる「金田一少年の事件簿」を見たんですが、その当時、劇中で流れる音楽がとても怖い印象があって、土曜日の夜は、いつも怖くて眠れなかった少年時代を思い起こすと同時に、時の流れの速さを実感している僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます
さて、今夜お送りする映画は、メールから頂いたリクエスト作品をご紹介したいと思います
それは、「スパイダーマン」三部作や今年リメイクされ公開予定の「死霊のはらわた」呪いの言葉をかけられ恐怖の3日間を描いた「スペル」など、カルトホラーを題材とした作品が多いサム・ライミ監督の「ダークマン」でございます
僕自身、カルトホラーを題材にしていたサム・ライミ監督が「スパイダーマン」というアメコミ映画を手掛けたのか・・・・?と疑問に感じていたんですが、今回この「ダークマン」という作品を見て、謎が解けたような感じがしたんです
なぜかと言うと、「ダークマン」の演出など「スパイダーマン」の原型とも思えるシーンが数多くあるんですね。
僕が思ったのが、監督は「ダークマン」というオリジナルキャラクターを生み出し純粋にお気に入りだったのかな?と感じたんです。
なので、姿・形は違うけど何処か似ている「スパイダーマン」というアメコミキャラクターに「ダークマン」の姿を重ねていたようにも思えたんですね。
だから、劇中で活躍する彼の動きが「スパイダーマン」を彷彿させ、監督がカルトホラーというジャンル以外にも、アクション映画も手がけているという意味も分かるような気がしたんです。
それではここで、殺し屋に襲われて全身に大やけどを負い、変わり果てた姿になってしまった悲劇のヒーローを演じる「ダークマン」のストーリーをご紹介しましょう
人工皮膚の開発に従事する若き科学者、ペイトン・ウェストレイクは、恋人で弁護士のジュリーが手に入れた土地の再開発にからむ収賄事件の証拠書類を持っていたことから、突然デュランら殺し屋一味に襲われ、書類を渡せと拷問を加えられた末に実験室に火をつけられる。
全身に大火傷を負いながらも奇跡的に一命を取りとめた彼は、全ての神経を切断されて感覚が麻痺した結果、抑制力を失ない超人的な力を発揮するようになっていた。
その夜、病院を抜け出したペイトンはジュリーのもとへ向かうが、変わり果てた姿となった彼をジュリーが見分けられようはずはなかった。
失意の中ペイトンは廃工場の暗闇の中に身を潜める<ダークマン>となって、超人的な努力で人工皮膚の研究を再開するが、それはまだ実験段階で、どうしても光に弱く99分で分解してしまうのだった。
一方、ジュリーはデュランを雇ったのが不動産業界の大立者ルイスであることを知り問いつめるが、
彼は動じないばかりか、逆に彼女に自分の片腕にならないかと迫る。
そんな中在りし日のペイトンの姿の仮面をかぶったダークマンが再びジュリーの前に現われる。
死んだと思っていた恋人の生還に喜ぶ彼女に、彼はどうしても自分のありのままの姿を見せることができず、いつも治療があるといっては皮膚の分解する前に消え去るのだった。
そしてついにダークマンの復讐が開始される。
最近、初代金田一少年でもある堂本剛演じる「金田一少年の事件簿」を見たんですが、その当時、劇中で流れる音楽がとても怖い印象があって、土曜日の夜は、いつも怖くて眠れなかった少年時代を思い起こすと同時に、時の流れの速さを実感している僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます
さて、今夜お送りする映画は、メールから頂いたリクエスト作品をご紹介したいと思います
それは、「スパイダーマン」三部作や今年リメイクされ公開予定の「死霊のはらわた」呪いの言葉をかけられ恐怖の3日間を描いた「スペル」など、カルトホラーを題材とした作品が多いサム・ライミ監督の「ダークマン」でございます
僕自身、カルトホラーを題材にしていたサム・ライミ監督が「スパイダーマン」というアメコミ映画を手掛けたのか・・・・?と疑問に感じていたんですが、今回この「ダークマン」という作品を見て、謎が解けたような感じがしたんです
なぜかと言うと、「ダークマン」の演出など「スパイダーマン」の原型とも思えるシーンが数多くあるんですね。
僕が思ったのが、監督は「ダークマン」というオリジナルキャラクターを生み出し純粋にお気に入りだったのかな?と感じたんです。
なので、姿・形は違うけど何処か似ている「スパイダーマン」というアメコミキャラクターに「ダークマン」の姿を重ねていたようにも思えたんですね。
だから、劇中で活躍する彼の動きが「スパイダーマン」を彷彿させ、監督がカルトホラーというジャンル以外にも、アクション映画も手がけているという意味も分かるような気がしたんです。
それではここで、殺し屋に襲われて全身に大やけどを負い、変わり果てた姿になってしまった悲劇のヒーローを演じる「ダークマン」のストーリーをご紹介しましょう
人工皮膚の開発に従事する若き科学者、ペイトン・ウェストレイクは、恋人で弁護士のジュリーが手に入れた土地の再開発にからむ収賄事件の証拠書類を持っていたことから、突然デュランら殺し屋一味に襲われ、書類を渡せと拷問を加えられた末に実験室に火をつけられる。
全身に大火傷を負いながらも奇跡的に一命を取りとめた彼は、全ての神経を切断されて感覚が麻痺した結果、抑制力を失ない超人的な力を発揮するようになっていた。
その夜、病院を抜け出したペイトンはジュリーのもとへ向かうが、変わり果てた姿となった彼をジュリーが見分けられようはずはなかった。
失意の中ペイトンは廃工場の暗闇の中に身を潜める<ダークマン>となって、超人的な努力で人工皮膚の研究を再開するが、それはまだ実験段階で、どうしても光に弱く99分で分解してしまうのだった。
一方、ジュリーはデュランを雇ったのが不動産業界の大立者ルイスであることを知り問いつめるが、
彼は動じないばかりか、逆に彼女に自分の片腕にならないかと迫る。
そんな中在りし日のペイトンの姿の仮面をかぶったダークマンが再びジュリーの前に現われる。
死んだと思っていた恋人の生還に喜ぶ彼女に、彼はどうしても自分のありのままの姿を見せることができず、いつも治療があるといっては皮膚の分解する前に消え去るのだった。
そしてついにダークマンの復讐が開始される。
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今回ご紹介している「ダークマン」なんですが、僕が一番感じたのが正統派な悲劇的なヒーローというキャラ設定になっている所なんです
「スパイダーマン」に関しては特殊遺伝子で作られた蜘蛛により能力を与えられ、数々の強敵と戦っていくんですが、その中で彼はヒーローとして成長し「自分の運命」を受け入れていくのに対し「ダークマン」は、「己の運命」を呪いながら復讐していくんです。
しかも「スパイダーマン」は、ニューヨークの街を守る為、迫り来る敵に立ち向かった結果、市民から感謝されているんですが、「ダークマン」が劇中で戦う相手は自分に対して災いをもたらした者に対しての復讐劇という誰からも感謝されない言わば自己満足の行動でもあるんです。
なので、人の為に戦うという行為を「光」としたら自分の為・・・つまり復讐という思いだけでしか戦う事ができない「心の闇」という意味も込めて「ダークマン」というタイトルになったんじゃないのかな?と思えるんですね
他にも、「ダークマン」の戦い方は自分の醜い素顔を隠すため、人工で皮膚を生み出し、それを被って敵に成りすまして次々に復讐をしていくんです。
そして、恋人でもあるジュリーに対しても醜い素顔を見せたくない為、以前の自分の顔を作り出し、それを被ってデートしたりするんです。
ここで思ったのが、「彼の素顔=本性」と例えると、彼は常に素顔をマスクで隠しながらでないと表の世界・・・言い換えれば彼が恋人ジュリーと楽しく過ごしていた世界に戻る事が出来ないんですね。
なので、彼が本当に生きていける世界、認められる世界、つまりマスク無しでも醜い素顔のまま生きていける世界というのは裏の世界でしかないんです。
この裏の世界というのは、例えば人から好奇の目でさらされている人間が生きていける社会でもあり、僕たちが理解している世界とは、また別の常識が通用しない場所だと思うんです。
なので、「ダークマン」という人間が「マスク」というアイテムを使う事で彼が生きるべき本来の「場所」という提示が明確にも浮き彫りに描写されているので「悲劇的なヒーロー」と言われても説得力があるんですね。
アメコミヒーローに例えると「ハルク」とかが、近いかも・・・・
そして、このタイトルからして単純発想で「ダークマンだから、やっぱり夜メインで戦うの?」と思っていたんですが、劇中ではラストのシーン以外、ほとんど昼間に戦っていた印象があったんです。
その後、見終えて僕が思ったのが、「ダークマン」を映し出している周りの環境や背景描写に注目したんです。
特に、彼がギャングと戦う場所の一つに、工場があるんですが、その場所では太陽と工場の死角となる影が存在していて、バランスのいいコントラストを演出しているんです。
その中で、ギャングを追い詰める彼の戦い方が、「ダークマン」というイメージを掻き立てるかのような蠢く影の演出であったり、映画のラストシーンで彼の両目のアップになり、他は見えない状態つまり闇の中で「ダークマン」の瞳だけがこちらを睨んでいたり・・・・。
闇の中で実際、戦うというエンターテインメント性をあまり出さず、彼の感情を表現しているかのような演出、つまり「闇の中で、追い詰め彷徨う姿=行き場のない孤独となった彼の思い」であったりなど、言葉では無く、闇と共に演出する状態を生み出す事で彼の悲劇的な感情なども伺う事が出来るのではないでしょうか。
全身に火傷を負い顔を失った男は復讐鬼と化して復活するサム・ライミ監督作品、「ダークマン」。
是非ご覧あれ。
「I'm everyone, and no one. Everywhere, nowhere.
Call Me "DARKMAN".・・・・」
「スパイダーマン」に関しては特殊遺伝子で作られた蜘蛛により能力を与えられ、数々の強敵と戦っていくんですが、その中で彼はヒーローとして成長し「自分の運命」を受け入れていくのに対し「ダークマン」は、「己の運命」を呪いながら復讐していくんです。
しかも「スパイダーマン」は、ニューヨークの街を守る為、迫り来る敵に立ち向かった結果、市民から感謝されているんですが、「ダークマン」が劇中で戦う相手は自分に対して災いをもたらした者に対しての復讐劇という誰からも感謝されない言わば自己満足の行動でもあるんです。
なので、人の為に戦うという行為を「光」としたら自分の為・・・つまり復讐という思いだけでしか戦う事ができない「心の闇」という意味も込めて「ダークマン」というタイトルになったんじゃないのかな?と思えるんですね
他にも、「ダークマン」の戦い方は自分の醜い素顔を隠すため、人工で皮膚を生み出し、それを被って敵に成りすまして次々に復讐をしていくんです。
そして、恋人でもあるジュリーに対しても醜い素顔を見せたくない為、以前の自分の顔を作り出し、それを被ってデートしたりするんです。
ここで思ったのが、「彼の素顔=本性」と例えると、彼は常に素顔をマスクで隠しながらでないと表の世界・・・言い換えれば彼が恋人ジュリーと楽しく過ごしていた世界に戻る事が出来ないんですね。
なので、彼が本当に生きていける世界、認められる世界、つまりマスク無しでも醜い素顔のまま生きていける世界というのは裏の世界でしかないんです。
この裏の世界というのは、例えば人から好奇の目でさらされている人間が生きていける社会でもあり、僕たちが理解している世界とは、また別の常識が通用しない場所だと思うんです。
なので、「ダークマン」という人間が「マスク」というアイテムを使う事で彼が生きるべき本来の「場所」という提示が明確にも浮き彫りに描写されているので「悲劇的なヒーロー」と言われても説得力があるんですね。
アメコミヒーローに例えると「ハルク」とかが、近いかも・・・・
そして、このタイトルからして単純発想で「ダークマンだから、やっぱり夜メインで戦うの?」と思っていたんですが、劇中ではラストのシーン以外、ほとんど昼間に戦っていた印象があったんです。
その後、見終えて僕が思ったのが、「ダークマン」を映し出している周りの環境や背景描写に注目したんです。
特に、彼がギャングと戦う場所の一つに、工場があるんですが、その場所では太陽と工場の死角となる影が存在していて、バランスのいいコントラストを演出しているんです。
その中で、ギャングを追い詰める彼の戦い方が、「ダークマン」というイメージを掻き立てるかのような蠢く影の演出であったり、映画のラストシーンで彼の両目のアップになり、他は見えない状態つまり闇の中で「ダークマン」の瞳だけがこちらを睨んでいたり・・・・。
闇の中で実際、戦うというエンターテインメント性をあまり出さず、彼の感情を表現しているかのような演出、つまり「闇の中で、追い詰め彷徨う姿=行き場のない孤独となった彼の思い」であったりなど、言葉では無く、闇と共に演出する状態を生み出す事で彼の悲劇的な感情なども伺う事が出来るのではないでしょうか。
全身に火傷を負い顔を失った男は復讐鬼と化して復活するサム・ライミ監督作品、「ダークマン」。
是非ご覧あれ。
Call Me "DARKMAN".・・・・」
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