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侍ジャパンU-18代表!! アジアの頂点を逃し、悔しい準優勝となる!!

 侍ジャパンU-18日本代表がアジアの頂点を目指して挑んだ「第13回 BFA U18アジア選手権」(台湾)の決勝戦が9月8日 台北市立天母棒球場で行われ、U-18日本代表は台湾と対戦。
10安打を放ちながらも 1対6で敗れ、2大会ぶり6回目の優勝を果たすことはできませんでした。

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◆ 決勝戦

9月8日(日) 19:30  日本 1 - 6 台湾

台  湾 |002|011|2|=6
日  本 |100|000|0|=1

◯試合経過 
 前日に6回2死からの好救援を見せた今朝丸裕喜(報徳学園)と、2年前のU-18W杯のアメリカ戦で16歳ながらアメリカを2失点完投で抑えた陽念希の両右腕の先発で始まった試合は、初回から得点が動く。
 1回裏、今大会好調の2番・濱本遥大(広陵)がセンター前安打で出塁すると、二盗・三盗を決めてチャンスを拡大させ、4番・石塚裕惺(花咲徳栄)が痛烈な当たりでショートのグラブを弾く内野安打を放ち先制に成功。

 先発の今朝丸は1回、2回と走者を出すも、後続を冷静に抑えて無失点。しかし3回表、先頭打者への死球と犠打でピンチを招くと、MLBのドジャースと契約を結んだ3番・柯敬賢に逆方向の左中間を深々と破る三塁打を打たれ同点に追いつかれる。さらに4番・曾偉浮ノあわや本塁打かと思われたライト後方への犠牲フライを打たれ、勝ち越しを許しました。
 次打者にも四球を出してピンチはなおも続いたものの、ここは2番手としてマウンドに上がった櫻井椿稀(鶴岡東)が巧みな牽制球で刺して追加点を阻止。

 追いつきたい打線は3回裏、2死から濱本と徳丸快晴(大阪桐蔭)の連打で一、三塁のチャンスを作るも、ここで2番手として登板した林ノ濬のチェンジアップに石塚のバットが空を切り三振。4回も四球で出塁するものの林ノ濬の力強いストレートに押され無得点。
 5回には、柯敬賢に犠牲フライを打たれ点差を広げられると、その裏の攻撃では境亮陽(大阪桐蔭)、濱本、徳丸の3連打で1死満塁のチャンスを作るも石塚が152キロのストレートに詰まらされて、痛恨のショートゴロ併殺で得点を奪えず。
 直後の6回表には尾響(広陵)の押し出し四球で4点目を献上すると、6回裏は山裕次郎(健大高崎)と山畑真南斗(明徳義塾)の連打で無死一、三塁のチャンスを作るも、林ノ濬の変化球と150キロ前後のストレートの緩急を前に後続が続かず無得点。
直後の7回表には田崎颯士(興南)が3連続四球でピンチを招くと、曾偉浮フセンター前安打、張趙紘の内野安打で2点をダメ押され万事休す。
 7回裏は林ノ濬の前に安打が出ずに試合終了。台湾が6大会ぶり3回目の栄冠に輝き、日本は悔しい準優勝となりました。


◆ 第13回 BFA U18アジア選手権

・期間  2024年9月2日〜9月8日
・開催地 台湾(台北、桃園)
・出場する国と地域
 【グループA】
  韓国、台湾、パキスタン、タイ

 【グループB】
  日本、フィリピン、香港、スリランカ

・開催球場
 台北市立天母棒球場  楽天桃園野球場


【試合結果】

● オープニングラウンド(グループB 日本戦)
9月2日(月)14:30  日本 19 - 0 香港 (5回コールド)
 U18アジア選手権開幕 徳丸快晴や石塚裕惺の3安打4打点
 など17安打19得点で大勝発

9月3日(火)14:30  スリランカ 1 - 20 日本 (5回コールド)
 序盤はスリランカに苦戦するも濱本遥大の4打点の
 活躍などで突き放しコールド勝ち

9月4日(水)19:30  日本 13 - 0 フィリピン (5回コールド)
 間木歩、坂井遼、田崎颯士がノーヒットノーランリレー
  オープニングラウンド首位通過

 
● スーパーラウンド

9月6日(金)19:30  日本 1 - 0 台湾
 白熱の投手戦を濱本遥大のスクイズで制して決勝進出に王手

9月7日(土)19:30  日本 0 - 1 韓国
 0対1で韓国に惜敗も得失点率で決勝進出
  石塚裕惺の好守や今朝丸裕喜の好救援が光る

● 3位決定戦
9月8日(日)14:00  韓国 8 - 0 フィリピン

● 決勝戦

9月8日(日)19:30  日本 1 - 6 台湾
 台湾の強力投手陣を前に打線が繋がらず2大会ぶりの優勝を逃す
 
   ※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

 台湾に敗れ、日本は銀メダル。それに満足する者はベンチに一人もいません。主将の間木歩(報徳学園)が「表彰式、胸張っていこうぜ!」。敗戦という現実を受け止め、ナインは悔しさをかみ締めました。

「勝たなきゃダメですね。勝ちたかったです。これだけ打ったのに勝たせられなかったのは、監督がダメですね」
 2ケタ安打も 1得点にとどまり、小倉全由監督は潔く、敗戦の責任を全て受け止めています。
有終の美は最後に飾れなかったものの、異国の地での、大きな学びの10日間。
若侍たちは収穫と課題を胸に、次のステージへと進んでいきます。

 なお、日本の大会表彰選手は以下のようになりました。

個人タイトル   選手名
首位打者    濱本 遥大
最多打点    徳丸 快晴
最多得点    山 裕次郎

ベストナイン(捕手)  熊谷 俊乃介
ベストナイン(一塁手) 宇野 真仁朗
ベストナイン(外野手) 濱本 遥大
ベストナイン(外野手) 徳丸 快晴

      以上です。

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