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posted by fanblog

2020年01月29日

プラットフォームとしてのJA

 近年事業を大幅に拡大しているビジネスモデルは、まずはプラットフォームとなる中核事業に顧客が集まり、そこから派生して新たなビジネスが起こる、という流れのようです。

 例えばLINEでは、まずはトークなどの機能で急速にユーザーを増やし、そこからスタンプやLINEペイなどの新たなビジネスへと広がっていきました。楽天も最初はインターネット取引業者を集めた市場だったのではないかと思いますが、そこから数々の事業が展開されています。

 まったく新鮮さはないですが、実はJAもこれに似たビジネスだったのかな、なんて思います。協同組合の発生の要因は地域差があるのではないかと思いますが、相互扶助の精神を元に農家が集まって一緒に物を売ろう、買おうから始まり、組合員が増え、そこから信用事業や共済事業、ガソリン、小売店への展開していく。

 そう考えれば、どことなく似ているような気がします。

 ただし大きな違いは所持する技術と言う点で(技術と言っても様々な技術がありますが)、発展性が異なるというところでしょうか。

 JAと一言で言っても各地域にありますので、時代に対応して非常に機能しているJAもあれば、従来通りのまま取り残されようとしているJAもあるように感じます。

 JAの解体や農業者のJA離れが話題になる時代ではありますが、これほど農家を組織できている団体は他にないわけですから、生かしようによってはLINEにも楽天にもなれるような気がします。

 他に選択肢がないからJA、ではなく、是非ともJAに、と農家に選ばれる組織になれる要素は十分にあると思いますね。ただし、それには組織の変革が必要なJAも多いでしょうが…。

 JAを束ねる中央団体も、JAが機能を発揮できるように力を尽くして欲しいですね。政治家への要請なんてくだらないことに力を入れないで、ビジネスに全力を注ぐべきです。

 農業は国の補助がないと続けていけない産業だと言われます。それは日本に限らないのですが、人間にとって必要な食を作る産業なのですから、本来は補助なんてなくても成り立たなくてはいけません。

 補助がなくたって十分稼いでいる農家もいっぱいいます。補助がないと生活できない農家に合わせるのではなく、底上げをすることもJAの大切な仕事ですし、経営者である農家がやるべき当たり前のことです。
posted by とば吉 at 23:55 | 農業の話題
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