【17日3時更新】台風7号の接近 | 16日～18日にかけて荒れるようです。青森出張を中止にすべきか迷い中。: ちょっとオールトの雲まで出張です

2016年08月17日

【17日3時更新】台風7号の接近 | 16日～18日にかけて荒れるようです。青森出張を中止にすべきか迷い中。

１．はじめに

　日本の南岸に台風7号がいます。ただ今の位置は「父島付近」です。まだまだ南側にありますが、今後勢力を増しながら、関東・東北地方へ接近するようです。
　最新の気象情報は、気象庁、NHKの台風7号情報をご覧下さい。NHKでは、台風７号ライブ映像も配信中です（文字をクリックすると、対象サイトに飛びます）。

以下、最新（17日3時現在）の台風情報です。

交通への影響
・東関東自動車道の一部で通行止め（茨城町ジャンクションと茨城空港北インターチェンジの間の上下線で午前１時２６分から通行止め）
・山形新幹線、宮城・山形・福島の在来線で始発から運転見合わせ（東北新幹線は、今のところ平常通り運転する見通し）
・千葉ＪＲ外房線は運転打ち切り・ＪＲ外房線運転見合わせ、ＪＲ東日本は、台風の接近で風や雨が強まり列車の運行に影響が出るおそれがあるとして、千葉県の太平洋沿岸を走る各路線の１７日朝の列車で、一部の区間を運休とすることを決めました。
・国内の空の便は通常運航を予定。ただ、今後の台風の速度や進路によっては、羽田や成田、仙台空港などを発着する便に遅れなどの影響が出るおそれがあるということです。

台風の影響
・茨城県内停電１５００戸午前２時半現在
・千葉県内約１８５０戸停電午前２時１５分現在

各地で警戒が必要な時間帯の目安
大雨
▽関東では１７日朝にかけて、▽東北の太平洋側では１７日未明から夕方にかけて、▽北海道では１７日の夕方から１８日にかけて、非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降るおそれがあります。上空の寒気と湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、台風が接近する前から雨が降り続いて、雨の量が増えるおそれがあります。

強風

▽東北の太平洋側の陸上では１７日昼前から夜にかけて、▽北海道の陸上では１７日夕方から１８日朝にかけて、風が非常に強まる見込みで、強風に十分注意が必要です。

高波・高潮

▽関東では１７日昼すぎにかけて、▽東北の太平洋側では１７日明け方から夜遅くにかけて、▽北海道では１７日夕方から１８日午前中にかけて、注意・警戒が必要です。また、東北では、大潮の時期と重なるため、高潮にも注意が必要です。

気象庁は、大雨や強風が予想される地域では、屋外での作業や不要な外出は控えるとともに、増水した川や用水路、それに海岸など危険な場所には絶対に近づかないよう呼びかけています。また、自治体の避難の情報にも注意し、風や雨が強まる前に安全な場所に避難するなど、早め早めに安全を確保することも重要です。さらに、大雨や強風のピークが通勤・通学の時間帯に重なるおそれもあることから、交通への影響にも十分注意が必要です。
出典：NHK台風7号情報

２．台風7号の予報進路

　今後5日間の予報進路を以下に示します。気象庁の台風情報、衛星の画像、天気図を全て一枚に重ね合わせしてみました。

　結論は、余り良い進路ではないようです。最新の進路は東日本直撃コース。天気予報でも東京・仙台の予報は雨降りです。今後の推移が気になる台風です。

　先ほどテレビで報道していましたが、今年は太平洋高気圧が太平洋の東に位置しているため、日本の南岸で発生した台風は高気圧をかすめるように北上するとか。

　以下、15日21時現在の台風情報と週間天気予報です。NHKのサイトの画像を引用します。

出典：NHK気象・災害情報

３．今回の台風の特徴

　今回の台風ですが、注意すべき点は雨です。典型的な雨台風のようです。長い時間まとまった雨が降り続けるようです。以下に東北地方の各都市における予想時間雨量、累積雨量のグラフを示します。
　東北地方の場合、過去の災害では累積雨量が80mm～100mmを超えると災害（土砂災害、洪水、浸水）が発生します。仙台市青葉区の場合、明日の朝5時以降、石巻市は明日のお昼過ぎに超える予報です。いわき市はもう少し早く明日の午前2時に累積雨量を超過します。
　東北地方は余り雨が降らない場所であったので、国・県ともに治水能力はゼロです。特に危険な場所は、「低地部の県管理の二級河川沿いの土地」、「沢沿いに家屋がへばりついている場所」です。そのような土地に住んでいる方は早めに高台の避難所へ自主的に避難した方がよいです。雨の場合は、雨音で防災無線が聞こえないので、テレビ・ラジオ等をみて早めに避難行動すべきです。特に、福島県浜通りの河川ですが、川底の土砂に放射性物質が溜まっているため、土砂が溜まり川底が高くなっています。ちょっとした雨でも洪水が発生しやすくなっています。
　また、宮城県・福島県ともに防災集団移転、低地部の嵩上げ工事のため、山をばっさり切っているところが大変多いです。そのような場所の近くにお住まいの方も注意が必要です。国、県をはじめ、市町村の行政、警察は雨災害では全く充てになりません。西日本とは異なり、雨災害の対応の経験が少ないので、全く役に立たないと考えた方が良いです（行政批判ではなく、真面目に無知の集まりです）。