2016年05月01日
いつまで続くのか・・・ | 熊本の地震 今後の推移
1.はじめに
熊本の地震が発生してから、2週間以上経っています。未だに余震が収まらないようです。活断層が原因とのことですが、私もこれまでここまで長く余震が続く地震は見たことがありません。
2.九州での地震の状態(平成28年5月1日現在)
下図は、 国立研究開発法人防災科学技術研究所の震源分布図(過去7日間)です。震源の範囲が広がっています。中央構造線沿いに東側・南西側も揺れ始めました。現在の揺れの中心は「阿蘇」「大分」付近です。震源が移動しているというより、震源域が広がっているようにみえます。また、和歌山県・徳島県沖や長野県から静岡県・愛知県の内陸、関東南部の内陸、福島県から千葉県沖の小地震が増えています。
特に、和歌山県・徳島県沖及び関東南部、福島県から千葉県沖の小地震は熊本地震の後に顕著に増えています。
3.江戸時代の地震の状況との比較
今回の地震ですが、報道等でも取り上げられていますが、現在の状況は400年前の江戸時代の状況と酷似しているようです。以下は、江戸時代と現在起きている地震を一覧にまとめたものです。
黄色が現在発生した地震のうち、江戸時代でも発生した地震です。オレンジはまだ発生していない地震です。確実に同じ場所で繰り返し発生すると訳ではありませんが、今後発生する場所の目安となると思います。
両者の比較から、これから大地震が起きる可能性がある場所をピックアップした結果を以下に示します。あくまでも私見です。
・大阪、京都直下地震
・大分付近の本震
・愛媛付近
・岐阜、滋賀、愛知付近
・首都型直下地震
・関東南部の内陸型の地震
・関東大震災型地震(相模湾)
・南海トラフ(東海、東南海、南海地震)
・(年表には記載していませんが、)富士山噴火
いずれも人口集中地域です。発生しないことを祈るばかりです。
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キーワード
熊本,地震,江戸時代,南海トラフ,江戸,東京,関東大震災
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