自分が見て感じたことを
どのように伝えることが出来るのか、という点で
論理的にアプローチすることが大きな役割を果たしていることになります。
お互いの想いのすれ違いが生まれるのも
自分は相手のことを分かっているし
相手の自分のことを理解してくれている、という思い込みを
関係性の前提としているところからくるものではないでしょうか！？
そこで相手に言葉で何かを伝えていくときにも
物事の論理、筋道が立てられていることが
お互いの共通認識を生み出していきます。
出口汪さんの著書の中でも触れられているように
論理の組み立ての柱のポイントとしては
イコールの関係、対立関係、因果関係の３つの要素で
話の骨子を整理していくことがポイントだと見ることが出来ます。
イコールの関係でいえば
帰納法と演繹法の思考パターンで
具体と抽象の関係を繋げていくこと。
例えば、リンゴが木から落ちることから、万有引力の法則を導くのが前者（帰納法）であり
万有引力から地球が太陽の周りを回っていることを導いたのが後者（演繹法）になります。
このように具体から抽象を求めるのが前者（帰納法）であれば
逆に抽象から具体を求めるのが後者（演繹法）といえます。
対立関係でいえば
私達が目の前のものを認識するときにも
仮に目の前の”A”というものを認識するときにも
AとA以外のものに分けるところから
はじめてAを認識することが出来ることになります。
人間という存在を意識して
自分と対極にある異性の存在を意識するときに
男性と女性という対立関係でみて
自分と異なる異性という存在を
意識することになるものですよね。
イコールの関係と対立関係から
話の骨子の因果関係を共通認識として伝えられることが
自分と相手の持つ世界観に接点を持たせるための役割を果たしている。
論理は人と人を繋ぐためのツールであり
話の因果関係を整理していく中で
他者の視点を意識することにも繋がっていきます！
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