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2015年03月24日

教育問題はわずらわしいけれど

昨日記した職人のこと、ちょっとまだぼくの気持の中にあって、尾をひいている。
そういう、手に職があって、注文取りに整形外科にまで入り込んでいる人がいるなんて、知らなかった。

食っていけるんだろう。
いや、そうでないかもしれないけれど、食っていけているならそれはたいしたことなんだ。なんにせよ食えるってことはね。

その職人さんは、いつ頃から、そのての技量を身につけたのだろう。
いくつくらいから、その道に入ったのだろう。

実は、年来、ぼくには、こういう種類のことに関心があったのだ。
フランスで、そう、多少は長く暮してきた。あの国の職業教育、教育制度が、ず〜と、ぼくの観念の中にひそんでいて、わけてもこの日本の教育のことになんであれ触れるたびに、思い起されるようなのだ。

フランスの教育制度、とくにぼくが携わった大学教育については、学生はお金(授業料など)がまったく要らないとか含め、あらためてしっかり書きたいところだが、きょうのところは職業教育の制度に関して、ごく少々。

フランスの初等教育(エコール・エレマンテール)は、5,6歳から10,11歳までの5年間。
続いて中等教育前期(コレージュ)が4年間。
このコレージュの終了は、日本の中学校3年終了にほぼ重なるとみていいね。

実は、このコレージュの最終学年に、その後の人生の進路を決めるような、それまでの期間の観察と指導にもとづいた振分けが行われるんだね。

大きくは、3つのコースが用意されている。
1 大学への道をめざす普通教育課程
2 技術教育課程
3 職業教育課程

大まかにいえば、この3が、職業学校、主に就職希望者を対象とすると、とっていい。
つまり日本の高校1年生から職能教育が始まるわけだ。基本は2年制。おおむねは街の商人をめざす。パン屋さん、肉屋さん、チーズ屋さん、お菓子屋さん、いろいろとあるね。

ところで、はじめて渡仏して、街のお店の人たちに接したとき、なんてみんなイキイキとしてるんだろう、と印象的だった。今もそう変っていないな。
これは伝統的な教育制度も、どこかで機能しているのではと、実はあとあとになって気づかされた。

もっとも、このように大きくふるいわける制度には、すこしはやく人間の人生を決めすぎるのではないか、という批判もかなり以前からある。

たしかに、頭をかかえさせられる難題ではあるね。
とはいえ、一方、わが国のように、そうとうに多くの人たちが、ひきずられるように大学をめざすというのも、やはり頭をかかえさせられる難題だ、といえなくもないだろうね。

高額な授業料は親が払う、10余年前からは学生の中途退学も教職員には避けがたく意識させられるようになった、親になんらかの事態が生じるのだ。

要するに、どちらをみても、教育問題は簡単ではないね。

しかし、ぼく自身は、いま述べた範囲でのフランスの教育制度には、参考になるところがありそうに思っている。

さて、いずれにせよ、あえていえることは、人はたとえ大学を出てからでも、手に職をつけていくことがツヨイと思うな。

余計なことかもしれないけれど。











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