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スリム・ハーポのレア・ライヴ

 曲目を見ただけで、期待で胸が一杯になるアルバムって、経験ありますか?
 私は有ります。
 これは、そんなアルバムの1枚です。
 パッケージ・デザインも、ヴィンテージ写真を使用していて、かっこいいです。 


The Scratch : Rare And Unissued Volume 1
Slim Harpo

The Jay Miller Outtakes
1. I'm a King Bee
2. This Ain't No Place For Me
3. That Ain't Your Business
4. Strange Love
5. Late Last Night
6. Wonderin' & Worryin'
7. What's Going On
8. One More Day
9. One of These Days
10. Things Gonna Change
11. I Got Love If You Want It
12. Moody Blues

The Excello Outtakes
13. Wonderin' & Worryin'
14. Buzz Me Babe
15. Late Last Night
16. Rainin' in My Heart
17. The Scratch
18. I Don't Want No One (To Take You Away From Me)

Slim Harpo & The King Bees Live At The Sage Avenue Armory
19. Startime Theme/I'm A King Bee
20. Hold Me Tenderly
21. Everybody Needs Somebody
22. Big Boss Man
23. Little Liza Jane
24. When the Saints Go Marching In
25. Rainin' in My Heart


 全25曲入り、てんこ盛り状態ですが、収録曲は大きく3つに分けられます。
 中でも、トラック19から25までのライヴ録音が目玉です。
 というより、この一連の吹き込みこそが、私の胸の鼓動を高めたお目当ての音源なのでした。

 ライヴは、61年アラバマ州モービールでの録音です。
 このようなヴィンテージ期のライヴ音源がまとまって聴けるというだけでも、このアルバムには大きな価値があると思います。

 ライヴならではの、スリルや緊迫感が真空パックされたような、なんとも興味深い内容になっています。

 私がまず注目したのは、Everybody Needs Somebodyという曲ですが、そのあとに続く3曲がさらに関心を惹きます。

 有名曲Little Liza Janeでは、期待通りの曲展開が待っていますし、When the Saints Go Marching Inが始まる前には、もはや待ち構えている自分がいます。

 観客とのコール・アンド・レスポンスも、しっかり記録されています。
 盛り上がった後、哀愁のバラードでしめるべタな展開も、予想通りでありながら、期待を裏切らない見事な出来です。

 さて、その他の音源ですが、ジェイ・ミラー・アウトテイクスと、エクセロ・アウトテイクスに分けられています。
 これはどういう分類なんでしょうか?
 どちらも、ルイジアナ州クローリーで、ジェイ・ミラーにより録音されたものです。

 普通に考えれば、ジェイ・ミラー・アウトテイクスというのは、ミラーがエクセロへ送る前の段階で取捨選択し、クローリーのスタジオに残されたテープに記録されたテイクだと推測されますが、はたしてどうでしょうか?

 また、エクセロ・アウトテイクとはどういうものでしょう?
 これは、ジェイ・ミラーから送られたテープを元に原盤を作る際に、使用しなかったテイクということでしょうか?

 私は、このへんの製作過程には全く不案内なので、これが通常の流れなのか知りませんし、時代的な制約もあったのか等、なかなか興味深いです。

 面白いのは、ジェイ・ミラー・アウトテイクスが、完成テイクであるのに対して、エクセロ・アウトテイクスの中には、失敗して演奏をやり直しているテイクが含まれていることです。

 その他、リリース・テイクと聴き比べて、エコーの有る無しとか、音圧の違いとか、比較できれば面白いのかも知れませんが、私には手にあまることです。

 それより私は、ごくごく普通の聴き手ですので、いつもどおり身構えることなく、普通に音楽を楽しんでしまいます。

 ジミー・リードが、ファッツ・ドミノしたような、ダウンホームでゆるゆるの音楽に、はまらずにはいられません。





わたあめの恋にはまだ早い

 私は、Dave Edmundsが好きです。
レアなライヴなどを除き、大抵のアイテムは持っていると思います。
…そう思っていました。
いえ、そのとおりなのですが、実はアナログでは持っていても、CDは持っていないものが何点かあるということを、最近実感しました。
 そのうちの1点が、Riff Raffというアルバムです。


 ジェフ・リンがプロデュースしたもので、初めてこのサウンドを聴いたときは、思わず嘆きの声をあげてしまいました。
 Dave Edmundsは、もともとスペクター好きで、一人多重録音好きの、スタジオ大好き人間です。
 それが、ジェフ・リンと出会ったことで、大変な方向へとベクトルが向かってしまったと当時は慨嘆したのでした。
 大好きなDaveのアルバムですから、いつかはCDも買おうと思っていたのですが、ついつい後回しになってしまい、現在に至ったという訳です。
 つまり、ここ何年も、私はRiff Raffを聴いていなかったということです。
ちなみに、私は、InfomationもCDは持っていません。

 そんな私ですが、レコード・プレイヤーを買ったことで、久々にRiff Raffを聴く事が出来ました。
 聴いた感想は、当時毛嫌いした印象とは違い、案外いいアルバムだなと思いました。
今の耳には、さほど抵抗なく聴くことが出来たのです。
 まあ、時代の音だったということでしょう。

 しかし、今回、このレコードを選んで聴いたのには、別の理由があります。
随分と前から、気になっていた曲が、このアルバムには入っていたからです。
 それは、B面のラストに収録されている、Can't Get Enoughという曲です。

 obinさん、フタミさん、お二人は当然このアルバムをお持ちだと思いますが、この曲については、どう思われますか?
 作者クレジットは、Dave本人になっており、歌詞もオリジナルだと思いますが、このメロディは、間違いなくあの曲です。
 そうです。お二人が話題にあげられていた、Suger Coated Loveです。
ブルース・ハープをフューチャーしたアレンジまで同じです。
 なぜ、このような曲が吹き込まれることになったのか、私は知りたいです。

 今回私は、Suger Coated Loveに、Can't Get Enoughをつないだ動画を作り、いかに自然につなげられるかを検証してみました。
 それではどうぞ…。

 と、いきたいところですが、残念ながら、今回もまた、大人の事情により、作った動画がブロックされてしまいました。
 私は、かつてDave Edmundsの音源で動画を作ったことがありますが、今回使用したアリスタ音源は、ブロックされるようです。
 今回作ったものは、Lou Ann Barton盤でスタートし、本人のLazy Lester盤につないだあと、Freddy Fender盤を経て、最後にDave EdmundsCan't Get Enoughで締めるというものでした。
 調べたところ、Freddy FenderのABC音源もブロックされることが判明しました。

 というわけで、今回も、初期の目的を逸脱する結果となりましたが、せっかくなので、別のコンセプトで形にしてみました。
 改訂版は、やはりLou Ann Barton盤で始めました。
Jimmie Vaughanのギターのイントロを使いたかったからです。
 それに、オリジナルのLazy Lester盤でつなぎ、最後はBarbara Lynn盤で終わります。
 Barbara Lynnの音源は、古い音源を持っていないため、03年のDialtone盤を使用しました。
 Dave EdmundsCan't Get Enoughについては、アルバムを持っている方は、聴き比べてみて下さい。






争わず、愛するのみ

 最近あることがきっかけで、久しぶりに聴いたコンピレーション・アルバムがあります。
 それは、Excelloレーベルの代表曲を集めたもので、その名も


英AceのExcello Hitsです。




 Lonesome Sundownや、Slim HarpoLightnin Slimなど、ルイジアナ・ブルースの有名人の名曲がずらりと並んでいます。
 彼らのスタイルの基本は、Muddy Watersや、Jimmy ReedLightnin Hopkinsらの影響下に、この地特有のゆるさを振りかけたものです。

 そんな内の一人に、Lazy Lesterがいます。ブルース・ハーピストですが、これまたゆるーいボーカルが、くせになる愛すべきブルースマンです。
 この人の代表曲、「I'm a Lover Not a Fighter」は、エルヴィスのアイドルだったArthur Crudupのアップテンポの曲を連想させる名曲です。

 Kinksが、1stアルバムでやっていて、ハンド・クラッピングも楽しい、かっこいい仕上がりになっています。
 また、Dave Edmundsもカヴァーしていて、こちらは、軽快なライトゲージによるギター・ソロがいかしています。
 ブリティッシュ・ビート・バンドやパブ・ロッカーにも好まれるナンバーなのでした。

 Excelloは、ブルースだけでなく、アーリー・ソウルのRoscoe Sheltonや、Al Ferrierのようなロカビリーも吹き込みがあります。
 そのほか、Larry Birdsongが収録されています。このコンピにはセレクトされていませんが、Lattimore Brownもカタログがあります。
 Gladiolasの「Little Darlin」は、オールディーズ・コンピで有名になった、ダイアモンズ盤のカヴァーではなく、こちらがオリジナルです。
 Crescendosの「Oh Julie」を聴いて、Shakin Stevensを思い出してしまう人は、私のお友達候補です。
 バラエティにとんだ、さまざまな曲を聴けるのが、こういったコンピレーションの大きな楽しみなのでした。

1. Little Darlin' /The Gladiolas
2. Rainin' In My Heart /Slim Harpo
3. Oh Julie /The Crescendos
4. Prisoner's Of Song /Warren Storm
5. Rollin' Stone /The Marigolds
6. Pleadin' For Love /Larry Birdsong
7. Congo Mombo /Guiter Gable
8. Hey Baby /Al Ferrier
9. Emmitt Lee /Carol Fran
10. Shoop Shoop /The Gladiolas
11. I'm A Mojo Man /Lonesome Sundown
12. This Should Go On Forever /King Karl with Guiter Gable
13. I'm A Lover Not A Fighter /Lazy Lester
14. Now That She's Gone /King Crooners
15. Doin' The Horse /Skippy Brooks
16. Rooster Blues /Lightnin Slim
17. Please Think It Over /Roscoe Shelton
18. School Daze /Little Rico & The King Crooners
19. Hello Mary Lee /Lightnin Slim
20. You Know Baby /The Meloaires
21. Baby Scratch My Back /Slim Harpo
22. Snake Out Of Green Grass (Part 1) /Roshell Anderson
23. Tip On In (Part 1) /Slim Harpo
24. Tip On In (Part 2) /Slim Harpo


 今回、初めてYoutube動画の作成に挑戦してみました。
 Lazy Lesterの「I'm a Lover Not a Fighter」ですが、1stヴァースを本人盤で、それにつないで、Dave Edmundsの歌と間奏、そして最後に、3rdヴァースをKinks盤で楽しくつないでみました。
 




   
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