2011年07月31日 | Posted by ゆべ at 17:08 | 哲学 | この記事のURL |
今の自分には重い
「もうダメだ……」「これ以上何をやっても無駄だ」と思う瞬間
学業、就職、人間関係、結婚、育児、介護、老後……人生のあらゆる局面で、つまずき、傷つき、壁にぶちあたる瞬間は、誰にでも起こりうることです。
そんなときには、とことん悩み、考えることが自分との対話になり、より一歩成長していくためにも大切なステップです。
しかし、悩むほどに希望を見失い、絶望の底へと沈んでいくように思う場合には、
少し視点を変えて自分と自分の問題を捉え直してみることも、また一つの大切なステップでもあります。
「もうダメだ……」と思ったときに、たとえばこんな2つの質問を投げかけられたなら、あなたはどう答えますか?
「何があったから、ここまでやってこれたのでしょう?」
「その問題は、本当にあなたのせいなのでしょうか?」
☆「何があったから、ここまでやってこれたのでしょう?」
ちょっと重いお話しをしますが、「もうダメだ……」と思ったあなたなら、「人生の幕を下ろしてしまおう」と思った瞬間も、きっとあったのではないでしょうか?
でもその幕を下ろさず、今こうしてここにいます。踏みとどまったのはなぜでしょうか? なにが最後の一線を超えることを、思いとどまらせてくれたのでしょうか?
ある人は、子どもの寝顔を見ながら「頑張ろう」と思ったのかもしれません。かわいいペットを残していくのは忍びなくて、頑張ってきたのかもしれません。
一線を超える勇気を持てなかったという人もいるでしょうし、後のことが気がかりでその気になれなかった、という人もいるでしょう。
あなたを頼りに思う存在があること、一線を超えられないほど人生に執着があること、そして思いとどまる冷静さを持っていること――「もうダメだ……」という思いながらもとどまっていることこそ、あなたがこれからの人生の地図を自分で書いていく力を持っているからではないでしょうか?
困難な状況にありながらも、生き抜いている人のことを「サバイバー」と言います。
人生の幕を下ろそうと思うほどの強い困難を抱えるなかで生きているなら、困難を切り抜ける強い力を持ったサバイバーだという証拠なのです。
今を生きている自分の強さに意識を向けてみましょう。そして、自分を必要としている事柄を思い浮かべてください。
それは、子ども、パートナーや親、友だち、または愛するペットかもしれません。
やり残してきか、またはまだ完成されていない、さまざまなチャレンジなのかもしれません。
それらを持っている自分の力、サバイバーとして生き抜いてきた自分の力を信じてみてください。
☆「その問題は、本当にあなたのせいなのでしょうか?」
人は「問題」を抱えると、「自分が非力だから」「自分がしっかりしていないから」というように、自責感に駆られてしまうことがあります。
しかし、その問題は本当にあなた自身のせいなのでしょうか?
たとえば、毎日強い落ち込みを感じ、「もう生きていたくない」と思うほどの悩みを抱えている場合、その悩みの原因は本当にあなた自身にあるといえますか?
ひょっとしたら、「うつ病」という病気を背負ったことにより、過剰な自責感にとらわれているのかもしれません。
うつ病は、日本人の15人に1人、データによっては7〜8人に1人がかかるといわれる、とても一般的な病気です。
脳に一時的な神経伝達のトラブルが生じて、過剰な絶望感や自責感などの特徴な考え方が現れるのです。しかし、薬を飲むことで回復し、その考えからはいずれ必ず脱出できます。
病気は重くになるにつれて、その病感「つまり自分は病気なのかもしれない」という実感が薄れるもの。
だから、自分ではそう思えなくても、実際には自分に問題があるのではなく、病気が自責感を生じさせている可能性は高いのです。
また、子どもの問題で悩んでいる人の場合はどうでしょう。たとえば自分の子どもがいわゆる“正道”といわれる道を歩めないとき、それは親だけの責任だといえるでしょうか?
☆問題の原因は1つに限定できますか?
「子どもの問題は親の責任」という世間の常識が、「自分のせい」と思わせているのかもしれません。
しかし、子どもの問題には、親子関係だけが影響しているわけではないはずです。
原因は、一つに限定できるはずがありません。子どもの感受性がとても強いことが、関係しているのかもしれません。
あるいは、友達や異性との関わりがうまくいかないことが、影響しているのかもしれません。たくさんの原因が複雑に絡み合い、「○○のせい」などと特定できるはずがないのです。
また、そもそも“正道”とはなんでしょう? 問題行動を起こすことこそ、子どもが“自分の正道”を探るために必要なプロセスなのかもしれないのです。
問題や問題を引き起こしている原因を、いったん自分から引き離してとらえ直してみてください。すると、自責的な思考パターンに陥っている自分のくせに気づけるかもしれません。
絶望の底に沈んでいるときには、自分は無価値だと考えます。
しかし、そんなときには「何があったから、ここまでやってこれたのでしょう?」そして、「その問題は本当にあなたのせいなのでしょうか?」――この2つの質問を自分に投げかけてみてください。
そして、自分自身にかけがえのない人生の歩みをもう一度続けるチャンスを与えてみてください。
学業、就職、人間関係、結婚、育児、介護、老後……人生のあらゆる局面で、つまずき、傷つき、壁にぶちあたる瞬間は、誰にでも起こりうることです。
そんなときには、とことん悩み、考えることが自分との対話になり、より一歩成長していくためにも大切なステップです。
しかし、悩むほどに希望を見失い、絶望の底へと沈んでいくように思う場合には、
少し視点を変えて自分と自分の問題を捉え直してみることも、また一つの大切なステップでもあります。
「もうダメだ……」と思ったときに、たとえばこんな2つの質問を投げかけられたなら、あなたはどう答えますか?
「何があったから、ここまでやってこれたのでしょう?」
「その問題は、本当にあなたのせいなのでしょうか?」
☆「何があったから、ここまでやってこれたのでしょう?」
ちょっと重いお話しをしますが、「もうダメだ……」と思ったあなたなら、「人生の幕を下ろしてしまおう」と思った瞬間も、きっとあったのではないでしょうか?
でもその幕を下ろさず、今こうしてここにいます。踏みとどまったのはなぜでしょうか? なにが最後の一線を超えることを、思いとどまらせてくれたのでしょうか?
ある人は、子どもの寝顔を見ながら「頑張ろう」と思ったのかもしれません。かわいいペットを残していくのは忍びなくて、頑張ってきたのかもしれません。
一線を超える勇気を持てなかったという人もいるでしょうし、後のことが気がかりでその気になれなかった、という人もいるでしょう。
あなたを頼りに思う存在があること、一線を超えられないほど人生に執着があること、そして思いとどまる冷静さを持っていること――「もうダメだ……」という思いながらもとどまっていることこそ、あなたがこれからの人生の地図を自分で書いていく力を持っているからではないでしょうか?
困難な状況にありながらも、生き抜いている人のことを「サバイバー」と言います。
人生の幕を下ろそうと思うほどの強い困難を抱えるなかで生きているなら、困難を切り抜ける強い力を持ったサバイバーだという証拠なのです。
今を生きている自分の強さに意識を向けてみましょう。そして、自分を必要としている事柄を思い浮かべてください。
それは、子ども、パートナーや親、友だち、または愛するペットかもしれません。
やり残してきか、またはまだ完成されていない、さまざまなチャレンジなのかもしれません。
それらを持っている自分の力、サバイバーとして生き抜いてきた自分の力を信じてみてください。
☆「その問題は、本当にあなたのせいなのでしょうか?」
人は「問題」を抱えると、「自分が非力だから」「自分がしっかりしていないから」というように、自責感に駆られてしまうことがあります。
しかし、その問題は本当にあなた自身のせいなのでしょうか?
たとえば、毎日強い落ち込みを感じ、「もう生きていたくない」と思うほどの悩みを抱えている場合、その悩みの原因は本当にあなた自身にあるといえますか?
ひょっとしたら、「うつ病」という病気を背負ったことにより、過剰な自責感にとらわれているのかもしれません。
うつ病は、日本人の15人に1人、データによっては7〜8人に1人がかかるといわれる、とても一般的な病気です。
脳に一時的な神経伝達のトラブルが生じて、過剰な絶望感や自責感などの特徴な考え方が現れるのです。しかし、薬を飲むことで回復し、その考えからはいずれ必ず脱出できます。
病気は重くになるにつれて、その病感「つまり自分は病気なのかもしれない」という実感が薄れるもの。
だから、自分ではそう思えなくても、実際には自分に問題があるのではなく、病気が自責感を生じさせている可能性は高いのです。
また、子どもの問題で悩んでいる人の場合はどうでしょう。たとえば自分の子どもがいわゆる“正道”といわれる道を歩めないとき、それは親だけの責任だといえるでしょうか?
☆問題の原因は1つに限定できますか?
「子どもの問題は親の責任」という世間の常識が、「自分のせい」と思わせているのかもしれません。
しかし、子どもの問題には、親子関係だけが影響しているわけではないはずです。
原因は、一つに限定できるはずがありません。子どもの感受性がとても強いことが、関係しているのかもしれません。
あるいは、友達や異性との関わりがうまくいかないことが、影響しているのかもしれません。たくさんの原因が複雑に絡み合い、「○○のせい」などと特定できるはずがないのです。
また、そもそも“正道”とはなんでしょう? 問題行動を起こすことこそ、子どもが“自分の正道”を探るために必要なプロセスなのかもしれないのです。
問題や問題を引き起こしている原因を、いったん自分から引き離してとらえ直してみてください。すると、自責的な思考パターンに陥っている自分のくせに気づけるかもしれません。
絶望の底に沈んでいるときには、自分は無価値だと考えます。
しかし、そんなときには「何があったから、ここまでやってこれたのでしょう?」そして、「その問題は本当にあなたのせいなのでしょうか?」――この2つの質問を自分に投げかけてみてください。
そして、自分自身にかけがえのない人生の歩みをもう一度続けるチャンスを与えてみてください。