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湧き上がる希死念慮

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
「出来るだけ明るく書こう!」と始めた当ブログですが、うつ病を語るにあたってどうしても通らなければならない道があります。今日は逃げずにそれを語りたいと思います。暗い話になりますが、お付き合い下さい。

「もし、自分が死んだら、どうなっちゃうだろう?」

ボーっと座っていると、心の底から湧き上がってきた一つの疑問

うつの患者は、必ず死を考えると言います。
そして、最悪の結果を迎える場合もあるということは、知っていました。
自分の死を願うことを「希死念慮」と言うそうです。

私も、それ考えなかった、と言ったら、ウソになります。
以前もご紹介しましたが、昔「完全自殺マニュアル」という本が発売され、大変話題になりました。その本の方法を使って、あるいはその本を傍らにおいて本当に自殺してしまう人が何人かおられる事がニュースになっていました。
私も、当時『単なる好奇心』でその本を買い求め、読みました。
本自体はとっくに捨ててしまっていまは持っていないのですが、記憶の中に、例えば薬をどのくらい飲めば死ねるか、あるいはどういう死に方が楽かという知識は(あくまでもその本の記載内容の範囲で、ですが)、持っているつもりです。

ですが、私は、死に方を考えることはありませんでした。
むしろ、「もし死んでしまったら、周りはどうなるか」という事を考えていました。

死んだら会社はどうなるだろう?
死んだら妻はどうなるだろう?
死んだら子供たちはどうなるだろう?
死んだら親や親戚はどうなるだろ?

そういう事に思いを巡らせるのです。当然、答えはありません。
ボーっと一人で過ごしていると、自分の死後が気になってくるのです。
ただ「死にたい」という感情はありませんでした。
むしろ「死ぬのも(色々準備とかしなきゃいかんし)めんどくさい」とも思っていました。

それは多分、私におきた、ある出来事が、踏みとどまらせてくれたのだと思います。

それは休職に入る直前の事でした。
私のただならぬ様子を見て、隣の席の同僚がボソッと声をかけてくれたのです。

「『よそじSE』さん、こんな(仕事)ことなんかで、どうにかならないで下さいね。
こんな(仕事)のことで、どうにかなったら、つまらないですから。」

言葉はおぼろげにしか覚えていないのですが掛けてくれた言葉はおおよそこんな感じです。
が、私にはこう聞こえました。

「仕事ぐらいの事で、死ぬなんてしないで下さいね。
仕事なんかで死んだら、つまらないですから。」

その言葉を聞いた時は、軽く聞き流していたのですが、それを急に思い出し、フッと軽くなったような気がして、

「そうだよな、仕事なんて人生のごく一部の話。
こんな事で、人生終わるなんてつまんないよな。俺の悩みなんてちっちゃい事だよな。」

と、自分の抱えている悩みが、スーッとずいぶん小さくなっていきました。
何気ない一言でしたが、私を救ってくれた、大切な大切な言葉です。

うつで希死念慮に襲われることは、避けて通れません。
ただ、出来るだけ身の回りで、その希死念慮を打ち消す何かを探して下さい。
生きるための執着心を呼び起こすような何かを探して下さい。
何気ない友だちの一言、家族の一言、好きな音楽、映画、なんでもいいと思います。
きっと苦しみから救い上げてくれるものがある筈です。

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