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開き直るきっかけ

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
暑さが和らぎつつありますね。少しずつ秋が近づいてきてるような気がしますね。

では続けます。

3/12(月)になりました。心療内科に通いだしてちょうど1ヶ月。診断書は「2ヶ月の自宅療養が必要である。」という事でしたから、あぁもう半分来たのかあっという間だなという気持ちでした。しかも咳は止まらない、身体は相変わらず重い、8時間寝ろと言われてもどうしても6時間ぐらいで目が覚めてしまう。何一つ治ったようなところは見たりません。

不安な気持ち一杯で、また心療内科に行きました。
先生はまたいつもの一言からスタートです。

「調子はどうですか?」
「・・・あんまり変わらないです・・・。」
「そう、ちゃんと寝れてる?」
「言われた通り8時間寝てみてます。でも何度も朝方に目が覚めちゃいます。」
「何時に寝て、何時に起きてるの?」
「24時に寝て、8時・・・くらいまで、ですかね。」
「24時か、もうちょっと早く寝たら?」
寝たら?って言われても、その時間まで眠くならないんだコンチクショウ。
「朝眠たい?」
「眠いです・・・すごく。」
「毎日外出てる?」
「はい、一応・・・。」
「どのくらい?」
「一時間くらい、ですかね・・・買い物程度なので。」
先生は、機械的に質問を繰り返し、それをカルテに書き込んでいきます。
いつもこんな調子なんだなぁーと思っていると、意外な質問が飛んできました。

「体重変わってない?」
「へ?」

実は私、体重を日々計るという習慣がなかったのです。しかも東京の自宅には体重計は置いてません。札幌の自宅は妻が使っている体重計があり、時々、気になったら計る程度で自分の体重は把握してませんでした。それでも年1回は必ず会社で健康診断があり体重を計りますから、その数字はなんとなく覚えていました。しかし病気で休むようになってからは体重は一回も計っていませんでした。

私の口をついた言葉は、
「変わってないと思います・・・。」
でした。言い訳するのも面倒くさかったのです。

「じゃあ今日からリフレックス2.5錠に増やすから。また来週来て。」
と、診察は2分も掛からず終わってしまいました。

体重か、札幌帰ったら計ってみるか、と考え、そして札幌に帰る前に今日はちょっとだけ会社に寄ってみようと思いました。溜まっているメールに目を通すぐらいなら1時間ぐらいだろう、そのくらいならちょっと気軽に寄ってみるか、という気分でした。そしてとりあえず休み始めてから1ヶ月が経ち、仕事のことや同僚のことも気になりましたし、自分が会社に向かうという行動を取った時自分の身体がどんな反応をするか確かめてみたかったのです。

意外にも会社にはすんなり行く事が出来ました。身体が重いのには変わりがありませんが、幾分軽くなったような気もします。
会社に着くなり、上司が「お!元気そうだな!ちょっと顔明るくなったんじゃないか?」と声を掛けてくれましたが、治った実感が何一つない私にとって、それはお世辞なのか本音なのか、正直良くわかりません。

自分の席に座り、PCを立ち上げ、数百通溜まっているメールの中から、重要そうなメールを読んでいると、一通のメールが目に留まりました。
それは、私がある用事を頼んだ庶務の女性からの返信でした。彼女は私の病気を人づてに知っていたようです。メールの末筆にこう書かれていました。

「これまでずーっと忙しかったんだから、この際、気にしないでゆっくり休んでほしいです。」

私はこの文章にハッとしました。

そうか。
今、ここにある仕事がキツくて病気になったとのかと思っていたけど、そうではなくて、
これまで20年間仕事してて、確かに最前線をずーっと走り続けて忙しかったよな。
20年間忙しくて忙しくて、疲れ果てちゃったんだよな。
走り続けて、体中に垢が溜まっちゃったんだな。
今はその垢を落とさないといけない時期なんだよな。


この一言が、私が病気と向き合う、そして休むことに開き直れる「きっかけ」になりました。

闘病初期の方で、今まで抱えていた仕事を放り出すというのは、周りに対しても後ろめたいですし、自分が築きあげてきたものを失うような不安もあると思います。
だけど、「休む」という事に開き直れないと、なかなか快方に向かうのは難しいのではないかと思うのです。まず「休む」というのは「開き直ること」が大事です。開き直る事が、心を本当に休めることだと思います。まずはそこに気持ちを持っていくための「何か」を探して下さい。


そして私は札幌に帰りました。
自宅に着くなり体重計に乗ると・・・71kg。
あれ?この前の健康診断で68kgじゃなかったっけ・・・?

やばい・・・。

私は確実に太り始めていました。

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