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毎日外出令発動!

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
コメントのエロスパムが止まないので、スパム対策として「画像認証」を追加させていただきました。ちょっとご面倒になりますがご了承下さい。暖かいコメントお待ちしております。


会社に診断書を提出し本格的に闘病生活を始めた私は、手の感覚がおかしいと感じました。指先の動きが鈍くて細かい作業がしにくく、特に箸がうまく使えませんでした。
歩いていても身体、特に脚が重いし、手先もおかしい。症状があっちこっちに出始めてました。
その頃、クルマを運転していて、通り慣れた道を走っているのにも関わらず道を間違えたり、行きたい場所が、左右どちらにあるのか分からなくなったり(頭の中に地図を描いても、その場所がどこだったか思い出せないような感覚)、目的地を通りすぎてしまったりと、フラフラした運転ばかりしてました。
よく「運転中に考え事をしていて、目的地を通りすぎてしまったり、事故を起こしてしまう。」なんて言う事がありますが、私は考え事をしていた、というより「何も考えられず常に頭の中がボーっとしていた」のだと思います。
幸いにも私は事故を起こすこともなくこの時期をやり過ごせましたが、症状の重い時期は出来れば運転は避けた方がいいでしょうね。

※今思うと、身体的な症状、精神的な症状がこの頃一番重かったように思います。うつ病だと診断され、薬を飲み始めて、会社に休職を願い出て休み始めた最初の2週間。それは病院に行く前より明らかに広範囲に症状が出ていました。私の一番苦しい頃でした。

一方、先生から指示された「8時間寝ること」というのはなかなか実践できませんでした。
夜寝るのは12時から1時の間くらい。そうするとどうしても6,7時には一度目が覚めてしまいます。時計を確認して「まだ寝なきゃ。」と眠り、気がついてまた時計を見ると30分しか経ってない。何度も寝て起きてを事を繰り返して8時か9時にようやく身体を起こすと、今度は眠たくて起きてられない。ソファーに座ったままうたた寝をしてしまうのが毎朝でした。普段なら明らかに寝過ぎで頭がボーっとしている、もっと短時間で起きなきゃと判断しているところですが、病気になった今、これが良いことなのか悪いことなのか、自分でも分からず苦しんでました。

9時か10時になり妻に促されて朝食を取り、妻が買い物に出掛ける日は一緒に付いて行き、外に出たくない気分であれば家に閉じこもり、何もしたくなく流れてくるテレビ放送を眺めるだけでした。
家族とほとんど会話もせず、ただひたすらボーっとする、とりあえず三食は食べて夜また寝る。そんな毎日でした。

そして3月になり、通院日の前日の3/4(日)、重い体を引きずって、最終便で東京に行きました。

翌3/5(月)朝になり、咳は相変わらず酷くマスクが欠かせません。それに食欲がなく無理に食べても吐き戻してしまう可能性があったので、朝食も食べる事が出来ません。それでも、予約の時間に遅れてはダメだと、必ず5分前に病院に着くよう心掛けてました。もともと私は時間にルーズなダメ社会人なのですが、そういう一面も病気になった一因ではないかと、なんとなく思ってましたし、心療内科の先生に見放されたら終わりだ、せめて予約時間だけは守ろう、きっとそれなら先生も私を信頼してくれると意味もなく自分にルールを課していました。

私の通院していた心療内科はとても混んでいて、5分刻みで予約を受け付けています。日によりますが、一番混んでいる時はソファーが一杯で、立ち見ならぬ「立ち待ち」している患者さんで待合室が溢れるくらいです。前の診察が長引いて30分くらい待たされる事もありました。それでも、私はどんなに症状が重くとも予約時間の5分前に着くようにと心掛けてました。
後々になって分かったのですが、心療内科にも急患で来られる患者さんがいます。急患って救急外科とかのイメージがあったので心療内科で急患ってどういう状態だろう?と思って先生に聞くと「月曜日は調子悪い人が多いんだよねー。それに春先になると調子悪い人が増えるしさ。」と軽い返事が返って来ました。いわゆるブルーマンデーと、春先には頭のおかしい変質者が出てくるというのはそういう事か、と妙に納得しました。

今回4回目の診察でした。先生が最初に発する一言はいつも同じです。
「調子はどうですか?」

どう?って言われても、どう表現したらいいんだ。一瞬考えて口から出たのは、
「・・・あんまり変わらないです・・・。」

という一言を言うのが精一杯でした。矢継ぎ早に先生の質問が飛んできます。
「そう、ちゃんと寝れてる?」

「言われた通り8時間寝てみてます。でも何度も朝方に目が覚めちゃいます。」

そう答えると、まるで見透かされたような質問が飛んできました。

「朝眠たくない?」

意外な一言を突かれました。まさに私は朝起きてもボーっとうたた寝してしまう事が続いていました。

「すごい眠たいです。1時間ぐらいボーっとしちゃいます。」
「そう。徐々になれると思うから、このまま8時間寝るようにして。」
「・・・はい・・・。」
本当に8時間寝ることが良い事なのか・・・?疑問だらけですが私は従うほかありません。

そして一番聞かれたくない事を先生はズバッと聞いてきます。
「毎日昼間何してるの?」
私は昼間何もしてません。何もしたくないのです。よく考えると買い物に出たりランチに出たりしてたのですから、正直にそう言えば良かったのですが、私の口から出たのは
「・・・はぁ・・・テレビ見たり・・・映画見たり・・・ですかね。」
という言葉でした。詳しく説明するのも面倒だったのです。
すると今日の先生は妙に優しい口調で話しかけます。

「そう。一日一回必ず外に出て。ね?毎日必ず外出して。そうだな散歩とかがいいな。毎日1時間ぐらい外出してみて。外の空気を吸った方がいいから。」


と、これは諭しているのだな、守らなくてはいけない事だと理解しました。

「・・・はぁ・・・分かりました。」

「じゃあ今日からリフレックス2錠に増やすから。また来週来て。」
で診察終わりです。機械的に毎週リフレックスを0.5錠ずつ増やして1日2錠となりました。
薬を受け取り、会社に寄る気にもならず、重い体を引きずってそのまま飛行機に乗り札幌に帰りました。

毎日外出しろ、か。でもまだ3月。札幌の外はまだ雪があります。散歩するような季節じゃありませんし目的もなく外をフラフラ歩けません。私は妻に頼み込み、一日の買い物量を減らして毎日買い物に出掛けるようにしてもらいました。私は妻に必ず付いて行くようにしました。
近所のスーパーでもクルマで行くのが常識な札幌ですから、クルマで移動して買い物して帰ってきて、でだいたい1時間程度にはなります。とは言え、歩くのはスーパーの店内だけですからたかが知れた時間・距離しか歩けません。それでも、外に出ている事には変わりないと、自分を納得させていました。

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