●オープン化に伴って
昔々、あるところにシステムを構築するSEさんがいたとな
そのSEさんは、曲がりなりにも企業グループシステム部門の長だそうな
(ちなみに、Aさんと呼んでおこう)
なので、システム全体の事は知っている・・・・はず
でも、時は流れて2018年
グループ全体の統合システムを開発しようと考えたAさん
自分では作れないので、外部のインテグレーターにお願いした
詳しい話は省いて・・・・
やっぱり、統合システムを開発しようとするときは
既存のシステムで出来ることは、統合システムで出来て当たり前
既存のシステムで出来なくて困っている事もやりましょう
そんなノリで作り始めたらしいんだけど
どんなものを作ればよいか、そのシステム設計も委託
(おいおい! Aさんの役割は稟議を通すことだけかよ!)
なので、インテグレーターからいろいろな質問が来る
その中で、耳にしていて面白いかったのが
インテグレーターが、『このフィールドがヌルの場合はどう処理しますか?』
●ヌル値とは
オープン化に伴って、フィールドの内容も利用しやすいように機能が変化してきている
昔々はヌル値という概念はあったけど、それを物理的に表すようなことはなく
運用でカバーしていた・・・
ヌル値・・・何も入力されていない値
●何それ?
聞かれて答えるAさんの答え
どんな答えをしたかは忘れたけど、その答えで大爆笑したのは覚えてる
Aさん、ヌル値の意味を分かっていなかった
いやいや、あなた一国一城の主でしょ?
そういえばRDPも知らなかったなぁ
総務からRDPで私の居た会社のPCにアクセスしたいって頼まれたそうな
私は、Aさんに呼ばれた往復5時間かかる出張をしたけど
総務部長と会わせられて聞いたのは上記の事
私の答えは『可能です。 これこれをあーしてこーするとすぐにできます。 所要時間は10分程度です』
だったけど、それを答えて、会議(出張の目的)が5分で終了
さすがに、その時にAさんに『RDPも知らなかったんですか?』と詰問した
さらに、『なんで、傍にいる部下にまず聞いてみなかったんですか?』
だって、そんな些細な事の為に新幹線で片道2時間かけて往復って
バカらしい
●脱線したから元に戻って
そうそう、そのヌル値なんだけど、
IBM AS/400に標準で搭載されている超強力なDB/400(今じゃDB2って言うのかな?)
これもヌル値の設定が可能になっているんだなー
私も昔の人間だから、基幹システムを構築してきたとき
構築当初はヌル値なんて無かったので、同じような概念を運用で作り出してきた
なので、ヌル値なんてできたとは言え、あえて組み込もうとはしなかった
●今では
現在は、私の作ったのではない、第三者企業のシステムを担当している
それにはヌル値可能フィールドが存在する
このようなDBを扱うRPGプログラムはそれなりのコーディングが必要
(まぁ、ちょっぴりだけど、無かったらコンパイルが通らなかったり、プログラムがこけたりする)
なので、Excel VBAで RPGソースを作り出すとき、扱うフィールドがヌル値可能か否かを考慮する必要が
やばいなー
めんどーやなー
と、言いつつマクロを作り上げ、テストとして実行したら
RPGソースが出来上がったけど
一瞬とは言えず(多分30秒ぐらい)
行数も16000行を超えている・・・・
これはシェイプアップしなければ
美しいソースとは言えない・・・・
金曜日に改良しよう(*^▽^*)
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