●トラブル発生
昨日は・・・お昼ごろに営業さんから、ある顧客の請求明細書がおかしい・・・と一報が入りました。
聴いてみると、本来出力されるべき件数よりかなり少ないと・・・
●初動が甘かった・・・
報告内容をきいて、実際に請求明細書を出力し、現象を確認しました。
過去の経験から、これの原因は『あの辺やな・・・』と推定して、電話を切りました。
しかし、これが過ちでした。
初動がよろしくなかった・・・
●時間がどんどん
何故、初動がよろしくなかったか・・・
これは原因を見誤り、対応時間見積もりを低く見積もりすぎたからです。
実際には、その後オンラインミーティングが17時まであり、それにも参加しなければなりません。
なので、オンラインミーティングの後から対応すれば18時までには完了すると踏んだからです。
しかし、原因はそんな簡単なものではありませんでした。
2006年に請求システムを改修した時のバグが潜んでいて、それが原因で請求漏れが発生していました。
何故15年もの歳月を経て・・・?
と、思われるかも知れません。
今回トラブルが発生した顧客には、請求システムの仕様上ではきちんと処理されるはずの依頼登録内容で設定していました。
しかし、それが特殊過ぎて、その特殊な依頼パターンに請求システムが完全に対応しておらず、非常に特殊なバグが発現してしまいました。
このバグを修正するために、修正とテストを何度も繰り返しました。
請求システム関連アプリケーションのテストは非常に大変です。
1円たりとも間違ってはならないからです
●原因は分からず
1時間どころか、2時間・・・3時間と時間だけが過ぎていきました。
しかし、原因を追究することもできませんでした。
バグは複数存在しました。2つはつぶしましたが、それでも請求額が漏れていることには変わりありません。
●とりあえずの対応
そこで、特殊な依頼方法ではな、顧客要求を満たしつつ、依頼登録部門の運用も変更しないよう留意して、正しく請求できるような方策に切り替えました。
(何で最初からそれにしないんだ?って疑問に思われる方も居られるでしょうが・・・それには理由があるのです。 請求明細書に出力される商品の名称を適切に設定したかったからです。それは断念しました。)
とりあえず、きちんと請求できることを最優先に、商品名称の多少不適切な部分については、営業から顧客に説明してもらうことにしました。