●記憶や処理を司る器官−−脳
人体で記憶や処理を司る器官としては
脳(Brain)が知られています。
これ以外にも心臓や大腸が記憶を持つという学説(俗説?)もありますが
明確に証明されているわけではありません。
私たちの人体を構成する各基幹で重要な部分は頑丈に守られています
内蔵は、肋骨で守られています。 しかも呼吸できるように柔軟に結合しています。
特に、強固に守られているのは脳です。
なぜなら、肋骨で守られている肺臓は、その一部が傷ついても
また片方が損傷しても、生命を脅かすことはないでしょう
もちろん、その原因となる事象で外商があり出血多量・・・とかが無い場合ですが
ところが、脳はその一部でも傷つくとどうなるでしょう
現代科学では、脳全体が全ての処理が出来るわけではなく
部分ごとに担当する処理が分かれていることが分かっています
ある部分は言語を司り、ある部分は内蔵の制御
またある部分は記憶を司り、ある部分は感情を
という具合に
なので、脳の一部が傷つくと、その部分の処理ができなくなり
傷つく部分によっては、いや大抵は
生命を脅かす事態になります
なので、この大切な脳を保護するために、頭蓋骨が用意されています
この頭蓋ことによって、頭を強打してもくらくらするぐらいですみます
そうそう、頭蓋骨と脳の間にはショックアブソーバー用の液体が用意されています
でなければ、頭蓋骨をこつんとたたいただけでも脳にその衝撃が伝わりますから
やっぱり、大切なものはとことん守らなければなまりせんよね
●当社システムでの脳
当社の基幹システムはコンピューターで構成されています
ただ、脳にあたるコンピューターは単一で、しっかりと保護されています
瞬停(週間停電)はもちろんのこと、数時間による停電でも大丈夫なように
そりゃ、1日おきにフルバックアップを取ってはいますが、
取る時間の前にシステムダウンしてデータベースが壊れたら・・・
たとえ、前日の状態に戻せたとしても
今朝から入力した一日分のデータを全て復旧しなければならなくなり
この作業に一日以上かかるでしょう
なので、出来る限りこの基幹コンピューターを守るべく
地震・雷・火事・停電から守れるようにしています
●新システムでの脳
ところが、新システムの脳は・・・いっぱいあります
しかも、各地に散らばっています
普通は一か所でデータセンターにでも置くんでしょうが
アプリケーションの作り方がよろしくなく
遠隔地のサーバーに接続したクライアントで処理しようとすると
遅いこれは、遠隔地のサーバーを超強力にするだけでは解決できないんです
ネットワーク経由で処理するような作り方になっているので
ネットワーク遅延がかなり影響してしまい、アプリケーション処理が極端に遅くなります
開発期間も短い中、簡単な方法をグループシステムは選びました
すると、サーバーはローカルにありますが、新たな問題が発生しました
サーバー通しはネットワークで接続します
この間には、ルーターやハブが介在します
これら、全てを保護するためには、全ての機器にUPSを備える必要があります
でないと・・・・
先週のように瞬停で、サーバーは稼働し続けても
ネットワーク機器が接続不良状態となり
サーバー同士の通信(ファイル送受信)で想定外となり(想定しとけよと思いますが)
サーバーで動作しているサービスプログラムが異常終了
運用がそれに引きずられて異常停止
解決するためにかなりの時間を要した(つまり停止状態が長時間に及んだ)
●やはり
備えあれば憂いなし
でも、我がグループは
備えが無いから混乱ばかり
アーメン