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<一日一話> 松下幸之助






故・松下幸之助さんの様々な著書からそのエッセンスを抽出した一冊です。
形式として、1つ1つの話が1ページにまとめられており、365日分の日めくりカレンダーのひとことのようになっています。

文章も短くて、読みやすい一冊です。


また巻末にテーマごとにページの索引がついているので読み返すのにも役に立ちます。
さらにそれぞれの話のもととなった著書の出典も明記されているので、そういった著書を探すのにも役に立ちます。


「トイレに置いてちょっとした時間で目を通す」というような隙間時間に読むのに適しています。
読書にあまり慣れていない人にはオススメしたい一冊です。


印象に残ったポイントは以下の通りです。抜粋してお伝えします。



人生を設計する:
毎日何気なく仕事をするのではなく、目標を自己設計する



まず好きになる:
「好きこそものの上手なれ」という言葉は商売についてもあてはまる



自己観照:
自省をし、自分というものをよく知ることであやまちを減らすことができる



最高責任者の孤独
組織の最高責任者は好むと好まざるとに関わらず孤独な立場になる
ゆえに声なき声に耳を傾ける謙虚さが求められる



誠実かつ熱心に日々の仕事に力強く取り組む
そういう態度が見る人の心に信頼を与える



健康管理も仕事のうち。特に大切なのは心の持ち方である



指導者は常に心を働かせなければならない。
休息やレジャーを楽しむのは良いが、まったく遊びに心を許してしまうようでは指導者として失格である



礼儀作法は社会生活における潤滑油である



好況時は経営の良否は吟味されないが、不況時には買い手に経営や経営者が吟味されるため明暗がでてくる。そのことを事業に携わる者は常に心にとめておかなければならない



「どうせ買うならこの人から」。
日々の仕事の態度が大きな差になって表れる。
お客さんからこのように思ってもらえるように誠意を持って熱心に仕事に取り組まなければならない



経営者の活動がはたから見て「気の毒な」と思うくらいにならなければいけない。
気の毒だという感じが起これば従業員が一致団結して働く雰囲気をつくることができる。
そうでなければ、経営者の活動の程度に応じて働く。煙草をくわえて「働け」と言っても人は働かない

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