2010年06月03日
<職場活性化の「すごい!」手法> 大塚寿
職場の雰囲気がわるい・・・
職場の雰囲気がなんとなく重い…
そんな悩みを抱えている企業に参考になる一冊です。
リクルート流の営業をベースとした営業コンサルタントであり、リクルート時代に腐心した職場の活性化の実体験をノウハウにした一冊です。
著者の持論である「方法は数が勝負」という言葉のとおり、この一冊には48もの職場活性化の方法が書かれています。
これだけの方法があれば、どれか一つくらいはあなたの会社にも適したものが見つかるはずです。
職場の活性化に悩んでいるならば是非参考にしていただきたい一冊です。
印象に残ったポイントは以下のとおりです。
クレドカードや小冊子のような小道具を作ったら職場が活性化するわけではない。
社員が現実味を感じられ、共感できるエピソードが込められてはじめてそのような小道具が意味を持つようになる
「人としての価値を認める」という風土がなければどんなプログラムを導入しても機能しない
職場からの応援、励ましのメッセージが社員のやる気をあげる
例:サンキューカード(職場で感謝している相手に感謝の気持ちを書いたカードを渡す)
職場への帰属意識を軽視しない職場作りが職場活性化の基本
人材の採用術
商業高校、工業高校、普通科を問わず、生徒会長を採用する
経営トップが号令を掛けない限り、職場活性化といった能動的な施策は起こらない
一つの部門ががんばっただけでは会社全体は活性化しない
飲みニュケーション予算は必須
組織の構成は、
積極的な人間:2割
人につられる人間:6割
消極的な人間:2割
である。積極的な人間を焚きつけることによって全体を盛り上げることが必要
管理職の評価項目に部下の育成度を入れる
指示待ちの部下に掛ける言葉は、「で、お前はどうしたいわけ?」
思いつきでいいからビジョンを語る。職場の方向性を決めなければならない
(居酒屋で来店客に行なわれているような)やまびこあいさつを義務付ける
活気付いた職場に声があるのではなく、声が職場を活気付ける
壁新聞を作る。成果・成功を垂れ幕などで表現する
単独で食事するのを禁止してコミュニケーションを図る
「絆」と「かかわり」が従業員の定着率を引き上げる
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