2010年05月22日
<あなたの会社の強みを活かしなさい> 小山昇
日本経営品質賞を受賞したことのある武蔵野の成長過程が余すところなく書かれている一冊です。
この本を読むとノウハウを寄せ集めただけでは意味がないことがよくわかります。
色々な施策が書かれていますが、「ノウハウ」と「自社」がマッチングしなければ役に立ちません。
本書でも端的に、
「顧客リストを全てライバル会社に盗まれても困りません。
アナログのアクションをつけないと成果には結びつきません」
と書かれています。
それがわかっているからこそ武蔵野の持つ様々なノウハウがこの一冊に書かれています。
30年を超える蓄積がこの一冊に書かれているので一朝一夕で真似できるものではありませんが、
会社運営で役に立つ具体的なノウハウが書かれていることには間違いありません。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
実行計画をつくる:アイデアはあっても実践できる仕組みがないと意味がない
何度も繰り返し訪問するビジネスモデルは強い
マーケットが縮小すれば競合状態から競争状態になる。
ライバル会社の強み・弱みを調べなければならない
都合の悪いことをやらない人がまとも。
やりたくないことを強制的にやらせるほうが成長する
人の管理をするのではなく、仕事を管理する
手間をかけないと人は育たない
何かをやらせるときは仕方なくやらせる仕組みを作る
ツールは動機が不純だと人は率先して使い始める
量をこなさないと質は向上しない
自社の強みはお客様から聞く
計量化する&継続してデータ蓄積する
お客様が最高のセールスマン、お客様の満足が最高の商品
考えることよりも小さな良いことを真似して変える(改善する)
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