2010年04月30日
<社長業 実務と戦略> 牟田學
日本経営合理化協会のトップを務める牟田氏の一冊です。
社長経営コンサルタントとして社長に向けてのお説教が読みやすく、分かりやすい形で書かれています。
とはいえ、社長コンサルタントが社長に向けて書かれた本なのでなじみの薄い人にとっては「よくわからない」一冊です。
あなたが経営者である。もしくは経営者になりたい、経営者の考え方を従業員にも学ばせたい、そういった考えを持っているならば参考になる一冊です。
上り調子の時代、あるいは業績が上り調子のときには戦略は不必要かもしれません。
ですが、社長としてこれからの難しい時代を生き抜いていくならば一読しておきたい一冊です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
成長とはお客様を増やすことである
安定とは売っているものを同じお客様に繰り返し買っていただくことである
「単位当たり」を強く追求することが質を高める経営である
義理を欠かさないこと。義理は世渡りの掟、場の掟である
富、幸福、隆昌を念願するならば、家庭の和こそ基本である
お客様に「あなたの会社からしか買わない」といってもらうことに命を懸ける
社長業の実務で一番大切なことは、社長の考え方を社員の隅々にまで遺伝させることである
経営は学問でもなければ、学歴でもない。成功と失敗の経験学である
後継者育成は経験を積ませることが基本である
借金をするときに最も大事なことは目途を持つことである
経常利益の1/3〜1/5が返済能力と見るべし。年間返済額が1億円ならば経常利益は3〜5億円なければならない
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