2010年04月14日
<打つ手は無限> 牟田學
社長専門コンサルタントを標榜し、日本経営合理化協会を設立した牟田氏の一冊です。
社長という戦略立案者のために書かれた大局的に書かれた一冊です。
第1章 これから大変貌し繁盛する新事業の数々
第2章 感性を磨くことが繁盛につながる
第3章 規模を追求する「覇道」質を追求する「王道」
第4章 変貌するグローバリゼーションをとらえ繁栄する
という構成になっていますが、「打つ手は無限」というタイトルにちなんで
様々なアイディアや世の中の動向、社長の持つべき考え方について触れられています。
上記のような章立てなので、経営理論・経営戦略の本のように体形立てて書かれているわけではありませんが、色々な経営のヒントが書かれている一冊です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
社長は環境対応業である
戦略的にいつでも売れている状態を作る(例:新聞配達、ヤクルト配達)
「繰り返し」がない商売はお客様をどれだけプールしておけるかを考える
物語(ストーリー)性で世に訴える
目線を合わせて売る
相手の立場に立って考えないと商品は売れない。子ども向け商品を老人に売ろうとしてもなかなか売れない
「情」の勉強を行なう
商品もサービスもお客様に嫌われて繁盛することはない。人の「情」や文化を勉強しなければならない
質の追求するには「従業員一人当たり」の数値でとらえる
借金の返済能力の目安は経常利益の4分の1まで
立地で迷うならば仮設店を構えてチラシを商圏に配ってテストする
すべての社員は社長の代行業である
社員が独立創業の精神を持ち、社長としての行いを期待するように教育しなけれ
ばならない
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