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<人生は勉強より「世渡り力」だ!> 岡野雅行

先日、製造業の社長と話をする機会があったのですが、


製造業の営業は、保険のセールスマンや住宅リフォームのセールスマンようなものとは異なり、

毎日、得意先に顔出しして仕事を取ってきたり、情報を得ることが大きなポイントになるというものでした。


なるほど、と聞いていたのですが、本日紹介する一冊を読んで、その営業スタイルが正しいことがよくわかりました。


逆に考えると、中小企業の製造業での成功のエッセンスはこの一冊から得られるともいっても過言ではありません。




<人生は勉強より「世渡り力」だ!> 岡野雅行




金型とプレスを手がけている、「刺しても痛くない注射」で有名な岡野工業の代表者岡野氏による著書の一冊です。


人数だけで区分すれば、従業員6名の中小・零細企業に該当する岡野工業ですが、その技術力の高さから大企業とも対等に話をする強さを持っています。

その岡野工業の強さの秘訣が書かれている一冊であり、中小企業の製造業には参考になることが多く書かれています。



印象に残ったポイントは以下の通りです。


技術力も必要だが、技術力と同じくらい情報力が必要
常に大企業の人間と付き合って、技術の進んでいる方向や最新の素材開発の進捗などの情報、大企業の現場の悩みなどの情報を手に入れることによって提供すべき技術力の内容や値段のつけ方もうまくこなすことができる。



情報を持っている人間を大切にする。そのためのお金は惜しまない。

情報を得てこそ、必要な技術がどんなものであるかがわかる

普段からの付き合いがなければ価値ある情報網をつくることはできない

チャンスは人が持ってくる

人が寄ってきやすい愛嬌を作る

ツイている人間と付き合う。ツイている人間はツキを引き寄せるだけのことをしている



特許は大企業と連名でとる
特許は取得しても特許裁判になれば年月が多くかかる。
その間にその技術が古びてしまったり、賠償金もわずかだったりする。

特許があっても、特許権が切れてもマネができない技術力を手に入れれば特許は関係ない




演出の重要性:0を10だっていうのはウソになるけど、10を100はウソではなく大風呂敷
10を100にも1,000にも表現して自己アピールをする


中途半端を突き抜けるために演出は必要




自分をレベルアップさせるには一流のものと接すること

目からウロコが落ちるものが一流

簡単に真似できるようなものは一流ではない

一流を見せてくれるような人と付き合う




究めるために必要なことは基礎を固めること

人より優れたものを手に入れるためには基礎を固めること




失敗しなければ成功を得ることはできない


誰かが認めてくれるまで待つという姿勢ではなく、自分の持っているものなどを使って自分をアピールして認めさせる



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