2021年09月21日
親が子どもに言う「自分勝手」「わがまま」は、自由に生きる子どもへの嫉妬。
親の言うことを聞かない子どもに
「自分勝手」と言う。
親の敷いたレール通りに生きない子どもに
「わがまま」と言う。
どうして親は子どもにそんなことを言うの?
そんなに自分勝手でわがままだから?悪い子だから?
そんなことない。
親が子どもに「自分勝手」「わがまま」と言うのは、
決してあなたが「自分勝手」で「わがまま」だからじゃない。
自由にふるまう子どもに嫉妬しているから。
『私だって本当は自由に生きたかったのに我慢してきた。
なのにあなただけ自由にふるまうなんて許せない!』から。
ー目次ー
どうして親は、自由に対して嫉妬するのか。
それは親自身が子どもの頃、
親の親にたくさん我慢させられてきたから。
悲しい時に泣いたら「我慢しろ」と怒鳴られた。
親のまちがいを「おかしい」と言ったら
「親に口ごたえするな!」と抑えつけられた。
本当は行きたかった学校、
やりたかったスポーツがあったのに、
親がイヤな顔をするからあきらめてきた。
嫉妬は、他人が持っているものを
「自分は手に入れられない」と思うときに襲ってくる。
親の親を満足させるため、たくさんあきらめるうちに、
自分があきらめた自由を持つ子どもが妬ましくなる。
「私は自由なんか手に入れられないんだ、自由を望むのは”わがまま”なんだ」
いつの間にか、
やりたいことをやるのは”自分勝手”で、
表現したいことを表現するのは”わがまま”になった。
そうして大人になり、親になると、
今度は無意識にこう思うようになる。
『だから私の子どもだって、私と同じように我慢するのが当たり前』
『私と同じように苦しみなさい』
親は「自由への嫉妬」から、
子どもに「自分勝手」「わがまま」と言う。
結果、子どもは罪悪感を抱き、
親の信じる「わがままでないこと」だけをするよう
コントロールできる。
どうしてそこまでするんだろう。
どうして、罪悪感を植え付けてまで、
子どもを「わがまま」認定したいんだろう。
それは
我慢してきた自分の人生が否定されるのが怖いから。
もしも、
親の思う「自分勝手なこと」をする子どもが、
幸せに生きてしまったら。
親自身がずっと見ないようにしてきた
この問いから目をそらせなくなる。
『多くをあきらめ、ずっと我慢してきた自分の人生はいったい何だったのか?』
我慢しなくても楽しく生きていける。
自分のモノサシが言う「自分勝手なこと」をしても、
否定や罵倒をされない。
それを子どもに証明されてしまったら、
自分がしてきた我慢が無意味になってしまう。
罪悪感の植え付けやコントロールは、親の叫び。
「自分の人生を正当化させてくれ」
という、心の叫び。
「自分勝手に」「わがままに」生きても、幸せになれる。
親はそれを子どもに証明されたくないから、
罪悪感を与えてコントロールする。
親のコントロールは証明の阻止であり、
「親の親への復讐」でもある。
その復讐とは、
自らが我慢と不幸にまみれた人生を生きることで、
「あなたたちの子育ては失敗だ」と証明すること。
『私はあなたたちの言いつけ通り、
すべてを我慢して生きてきた。
その結果、私はいろんなものを諦めてきた。
あなたたちの子育てでは
こんなに不幸な人間しか作れなかったんだ。
ざまみろ!お前らの子育ては失敗だ!』
この先、自分が我慢をやめ、幸せになったら。
親の子育てで幸せな人間ができることが証明されてしまう。
そんなことになったら、
親に「子育て失敗の烙印」を突き付けられなくなる。
だから苦しくても、子どもを「わがまま認定」してでも、
親は不幸なままでいることを選ぶ。
自分を不幸にした親の親への復讐を完遂するために。
親から「自分勝手」「わがままな子」と言われるのは、
大きな心の傷になる。
それを小さい頃から繰り返し言われると、
「私はわがままな子なんだ」
という強い自己否定がすり込まれてしまう。
強い自己否定に悩んだときには、思い出してほしい。
それはいったい誰から見て自分勝手?
誰の基準でのわがまま?
すべて「親」という1個人の主観じゃないか。
自由に嫉妬し、我慢に苦しみ、
親の親への復讐をあきらめきれない親の。
あなたがずっと苦しんできた言葉、
「私は自分勝手」
「私はわがまま」
それは決して、世界の総意ではないことを思い出してほしい。
ただの個人の感想。
それがたまたま、自分を生んだ人だっただけ。
今まで出会ったすべての人から
「あなたはわがまま」と言われただろうか。
「優しいね」「友達おもいだね」
「気遣いのできる人だね」
そういうあたたかい言葉も
たくさんもらってこなかっただろうか。
どうか、
自分を苦しめる言葉じゃなく、
嬉しかった言葉を思い出してほしい。
あなたの人生は、
親に「わがままじゃないね、合格!」と
認められるためにあるんじゃない。
あなたの人生は、
あなた自身が楽しく生きるためにあるんだから。
あわせてよみたい
【アダルトチルドレン】親が子どもをコントロールするのは、親の親に認めてもらいたいから。
【アダルトチルドレン】いつも苦手な人に捕まるのは、親との関係を再現しているから。
「自分勝手」と言う。
親の敷いたレール通りに生きない子どもに
「わがまま」と言う。
どうして親は子どもにそんなことを言うの?
そんなに自分勝手でわがままだから?悪い子だから?
そんなことない。
親が子どもに「自分勝手」「わがまま」と言うのは、
決してあなたが「自分勝手」で「わがまま」だからじゃない。
自由にふるまう子どもに嫉妬しているから。
『私だって本当は自由に生きたかったのに我慢してきた。
なのにあなただけ自由にふるまうなんて許せない!』から。
ー目次ー
- 親の親に我慢させられ、多くをあきらめてきた親
- 自分がしてきた我慢がムダになる恐怖
- 親の親への復讐、”お前らの子育ては失敗だ!”
- ”わがままではない証明”はいらない、楽しむために生きよう
1.親の親に我慢させられ、多くをあきらめてきた親
どうして親は、自由に対して嫉妬するのか。
それは親自身が子どもの頃、
親の親にたくさん我慢させられてきたから。
悲しい時に泣いたら「我慢しろ」と怒鳴られた。
親のまちがいを「おかしい」と言ったら
「親に口ごたえするな!」と抑えつけられた。
本当は行きたかった学校、
やりたかったスポーツがあったのに、
親がイヤな顔をするからあきらめてきた。
嫉妬は、他人が持っているものを
「自分は手に入れられない」と思うときに襲ってくる。
親の親を満足させるため、たくさんあきらめるうちに、
自分があきらめた自由を持つ子どもが妬ましくなる。
「私は自由なんか手に入れられないんだ、自由を望むのは”わがまま”なんだ」
いつの間にか、
やりたいことをやるのは”自分勝手”で、
表現したいことを表現するのは”わがまま”になった。
そうして大人になり、親になると、
今度は無意識にこう思うようになる。
『だから私の子どもだって、私と同じように我慢するのが当たり前』
『私と同じように苦しみなさい』
2.自分がしてきた我慢がムダになる恐怖
親は「自由への嫉妬」から、
子どもに「自分勝手」「わがまま」と言う。
結果、子どもは罪悪感を抱き、
親の信じる「わがままでないこと」だけをするよう
コントロールできる。
どうしてそこまでするんだろう。
どうして、罪悪感を植え付けてまで、
子どもを「わがまま」認定したいんだろう。
それは
我慢してきた自分の人生が否定されるのが怖いから。
もしも、
親の思う「自分勝手なこと」をする子どもが、
幸せに生きてしまったら。
親自身がずっと見ないようにしてきた
この問いから目をそらせなくなる。
『多くをあきらめ、ずっと我慢してきた自分の人生はいったい何だったのか?』
我慢しなくても楽しく生きていける。
自分のモノサシが言う「自分勝手なこと」をしても、
否定や罵倒をされない。
それを子どもに証明されてしまったら、
自分がしてきた我慢が無意味になってしまう。
罪悪感の植え付けやコントロールは、親の叫び。
「自分の人生を正当化させてくれ」
という、心の叫び。
3.親の親への復讐、”お前らの子育ては失敗だ!”
「自分勝手に」「わがままに」生きても、幸せになれる。
親はそれを子どもに証明されたくないから、
罪悪感を与えてコントロールする。
親のコントロールは証明の阻止であり、
「親の親への復讐」でもある。
その復讐とは、
自らが我慢と不幸にまみれた人生を生きることで、
「あなたたちの子育ては失敗だ」と証明すること。
『私はあなたたちの言いつけ通り、
すべてを我慢して生きてきた。
その結果、私はいろんなものを諦めてきた。
あなたたちの子育てでは
こんなに不幸な人間しか作れなかったんだ。
ざまみろ!お前らの子育ては失敗だ!』
この先、自分が我慢をやめ、幸せになったら。
親の子育てで幸せな人間ができることが証明されてしまう。
そんなことになったら、
親に「子育て失敗の烙印」を突き付けられなくなる。
だから苦しくても、子どもを「わがまま認定」してでも、
親は不幸なままでいることを選ぶ。
自分を不幸にした親の親への復讐を完遂するために。
4.”わがままではない証明”はいらない、楽しむために生きよう
親から「自分勝手」「わがままな子」と言われるのは、
大きな心の傷になる。
それを小さい頃から繰り返し言われると、
「私はわがままな子なんだ」
という強い自己否定がすり込まれてしまう。
強い自己否定に悩んだときには、思い出してほしい。
それはいったい誰から見て自分勝手?
誰の基準でのわがまま?
すべて「親」という1個人の主観じゃないか。
自由に嫉妬し、我慢に苦しみ、
親の親への復讐をあきらめきれない親の。
あなたがずっと苦しんできた言葉、
「私は自分勝手」
「私はわがまま」
それは決して、世界の総意ではないことを思い出してほしい。
ただの個人の感想。
それがたまたま、自分を生んだ人だっただけ。
今まで出会ったすべての人から
「あなたはわがまま」と言われただろうか。
「優しいね」「友達おもいだね」
「気遣いのできる人だね」
そういうあたたかい言葉も
たくさんもらってこなかっただろうか。
どうか、
自分を苦しめる言葉じゃなく、
嬉しかった言葉を思い出してほしい。
あなたの人生は、
親に「わがままじゃないね、合格!」と
認められるためにあるんじゃない。
あなたの人生は、
あなた自身が楽しく生きるためにあるんだから。
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【アダルトチルドレン】いつも苦手な人に捕まるのは、親との関係を再現しているから。
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