2021年08月06日
【アダルトチルドレン】いつも苦手な人に捕まるのは、親との関係を再現しているから。
恋愛、友人、職場などで
「いつも苦手な人に捕まってしまう」
「イヤなはずなのになかなか離れられない」
「なぜかこの人には言いたいことが言えない」
という経験はないだろうか。
人間同士だから、
どうしても苦手な人や、そりが合わない人はいる。
ただ、過去の人間関係を振り返ったとき、
いつも自分が捕まってしまう人の気質には
共通点がなかっただろうか。
もし共通点が見つかった場合、
幼少期の親との関係を再現している可能性がある。
ー目次ー
子どもは親に見捨てられたら生きていけない。
だから無意識に、親の要求に応えるために行動する。
「良い子にしていれば親からほめられた」
「親の言うことに逆らわなければ世話してもらえた」
それらを「親に気に入られる成功体験」として学習する。
逆に、
「駄々をこねると外へ放り出された」
「親に逆らうと怒鳴られたり殴られた」
という体験は、
「親を怒らせる=生きていけなくなる行為」として学習する。
その恐怖はトラウマとなり、心の奥底に刻まれる。
大人になってからも、
親と似た気質の人が現れると、
かつて刻まれた恐怖体験がよみがえる。
その恐怖から身を守るため、無意識にその人と親を重ねる。
その人の中に「逆らってはいけない人リスト」があるとしたら、
いつの間にかこんな追記がされている。
だからこそ、親でもない他人にこう思ってしまう。
「この人の要求に応えないと見捨てられる」
「この人に逆らうと怒鳴られる、殴られる」
「そうなったら生きていけないよ」
こうして、
親と似ているだけの他人の要求に応えようとする。
親と似た性格なだけの他人に反論できない。
かつて親に支配されたのと同じように、
その人に支配されてしまう。
僕の父親は威圧的で、
自己愛と支配欲の強い人だった。
幼少期の僕は、そんな父に怒鳴られたり、
長い説教に捕まるのが怖かった。
「父と関われば怒鳴られる、説教される」
「だから関わるな、怒らせるな」
「何を言われても、言い返すな」
怯える毎日の中で、父の恐怖をやり過ごす方法を学んだ。
大人になっても、僕は攻撃的な人に悩み続けた。
愚痴の聞き役にされても「イヤだ」と言えない。
無理な頼みごとをされても断れない。
つらい関係なのになかなか離れられない。
それは無意識に、その人に父親を投影していたからだった。
実際には、威圧的な人こそがいちばん怯えている。
支配されるのが怖いから、先に相手を恐怖で支配する。
攻撃されたら耐えられないから、先に攻撃する。
そうやって、自分を強く見せようと必死なだけ。
誰に支配されるのが怖い?
誰から攻撃されるのが怖い?
その人自身の親だ。
一見、強そうなその人も、本当はずっと親の影に怯えている。
何度も同じような人との関係に悩んだ末、
ようやくそこに気づいた。
たとえばパートナーからのDVやモラハラがつらいのに、
なぜか離れられないとき。
対等な交友関係を結べず、
なぜかいつも支配されてしまうとき。
あなたは無意識に、
相手に「親」を重ねているのかも知れない。
それは幼い頃のあなたが必死で考えた、
生きのびるための方法。
親に世話してもらうために、
親から攻撃されないために、我慢した証拠。
あなたが何度も、苦手な人に捕まるのは、
きっとあなたの心がこう伝えたいからだ。
「また親との関係を再現しているよ」
「自分の中のトラウマに気づいてよ」
「あのとき我慢した感情にも、早く気づいてあげてよ」
→あわせて読みたい
気にしないのも大切だけど、気にする自分も否定しないであげてね。
「いつも苦手な人に捕まってしまう」
「イヤなはずなのになかなか離れられない」
「なぜかこの人には言いたいことが言えない」
という経験はないだろうか。
人間同士だから、
どうしても苦手な人や、そりが合わない人はいる。
ただ、過去の人間関係を振り返ったとき、
いつも自分が捕まってしまう人の気質には
共通点がなかっただろうか。
もし共通点が見つかった場合、
幼少期の親との関係を再現している可能性がある。
ー目次ー
- 親を怒らせたら生きていけない
- 親と似た気質の人に親を重ねる
- 怖かった父親との関係の再現
- あのとき我慢した感情に気づいて
1.親を怒らせたら生きていけない
子どもは親に見捨てられたら生きていけない。
だから無意識に、親の要求に応えるために行動する。
「良い子にしていれば親からほめられた」
「親の言うことに逆らわなければ世話してもらえた」
それらを「親に気に入られる成功体験」として学習する。
逆に、
「駄々をこねると外へ放り出された」
「親に逆らうと怒鳴られたり殴られた」
という体験は、
「親を怒らせる=生きていけなくなる行為」として学習する。
その恐怖はトラウマとなり、心の奥底に刻まれる。
2.親と似た気質の人に親を重ねる
大人になってからも、
親と似た気質の人が現れると、
かつて刻まれた恐怖体験がよみがえる。
その恐怖から身を守るため、無意識にその人と親を重ねる。
その人の中に「逆らってはいけない人リスト」があるとしたら、
いつの間にかこんな追記がされている。
- 親
- 親と似た気質のすべての人(←New!)
だからこそ、親でもない他人にこう思ってしまう。
「この人の要求に応えないと見捨てられる」
「この人に逆らうと怒鳴られる、殴られる」
「そうなったら生きていけないよ」
こうして、
親と似ているだけの他人の要求に応えようとする。
親と似た性格なだけの他人に反論できない。
かつて親に支配されたのと同じように、
その人に支配されてしまう。
3.怖かった父親との関係の再現
僕の父親は威圧的で、
自己愛と支配欲の強い人だった。
幼少期の僕は、そんな父に怒鳴られたり、
長い説教に捕まるのが怖かった。
「父と関われば怒鳴られる、説教される」
「だから関わるな、怒らせるな」
「何を言われても、言い返すな」
怯える毎日の中で、父の恐怖をやり過ごす方法を学んだ。
大人になっても、僕は攻撃的な人に悩み続けた。
愚痴の聞き役にされても「イヤだ」と言えない。
無理な頼みごとをされても断れない。
つらい関係なのになかなか離れられない。
それは無意識に、その人に父親を投影していたからだった。
実際には、威圧的な人こそがいちばん怯えている。
支配されるのが怖いから、先に相手を恐怖で支配する。
攻撃されたら耐えられないから、先に攻撃する。
そうやって、自分を強く見せようと必死なだけ。
誰に支配されるのが怖い?
誰から攻撃されるのが怖い?
その人自身の親だ。
一見、強そうなその人も、本当はずっと親の影に怯えている。
何度も同じような人との関係に悩んだ末、
ようやくそこに気づいた。
4.あのとき我慢した感情に気づいて
たとえばパートナーからのDVやモラハラがつらいのに、
なぜか離れられないとき。
対等な交友関係を結べず、
なぜかいつも支配されてしまうとき。
あなたは無意識に、
相手に「親」を重ねているのかも知れない。
それは幼い頃のあなたが必死で考えた、
生きのびるための方法。
親に世話してもらうために、
親から攻撃されないために、我慢した証拠。
あなたが何度も、苦手な人に捕まるのは、
きっとあなたの心がこう伝えたいからだ。
「また親との関係を再現しているよ」
「自分の中のトラウマに気づいてよ」
「あのとき我慢した感情にも、早く気づいてあげてよ」
→あわせて読みたい
気にしないのも大切だけど、気にする自分も否定しないであげてね。
リンク
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10892316
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック