アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2022年05月12日

【きょうだい差別】親にとっての”悪い子”は、支配できない子。

ー目次ー
  1. きょうだい差別されるのは、自分の意志を持つ子
  2. ”悪い子”とは、親の価値を高めない子
  3. ”あなたのため”は、”私が不安だから支配させなさい”
  4. あなたが親にとっての”悪い子”なら、誇っていい

1.きょうだい差別されるのは、自分の意志を持つ子

あなたには兄弟姉妹がいるだろうか。

もしいるなら、たとえば親が
「かわいがる子と、かわいがらない子を差別していた」
ことはなかっただろうか。

・親はお兄ちゃんや妹ばかりかわいがり、私はほったらかし
・親は姉や弟のことは褒めるのに、私は否定ばかり
・親は私にばかり厳しくし、下の子は甘やかした

こんなふうに、
あなたが他のきょうだいよりも不遇だったなら、
今もこんな思いに苦しんでいないだろうか。

「どうして私だけ…?」
「私は実の子じゃないの?」
「私はいらない存在なの?」



あなたが親から愛されなかったのは、
決してあなたが”悪い子”だからじゃない。

親があなたを支配できなかったからだ。
あなたが自分の意志を持ち、自分の人生を生きようとしたからだ。


2.”悪い子”とは、親の価値を高めない子

「親はすべてのきょうだいに平等な愛情を注ぐはず」
できれば、そういう母性神話・父性神話を信じていたい。

しかし現実は残酷だ。

「この子はかわいいが、この子はかわいくない」
そんなきょうだい差別は残念ながら存在する。

そして、親のきょうだい差別が強いほど、
「かわいくない子」「悪い子」と判定された子は苦しむ。



いったい何が、親にその判定をさせるのか。
それは

「その子が親自身の価値を高めてくれるかどうか」

に集約されるのではないか。

その子は独立した人格というよりも、
自分の身代わりであり、分身であり、さらには賞賛の鏡である。


その子の可愛いらしさや優秀さは、親自身の優越性を映し出し、
親の自己愛をこのうえなく満足させる。

賞賛の鏡である子どもは、主体性をもってはいけない。
盲目的に親を讃え、愛さねばならない。

『きょうだいコンプレックス』 より

かわいい子とは、親に「自分はすごい」と思わせてくれる子。
かわいくない子とは、親に「自分はダメだ」と思わせてくる子。

良い子、悪い子を作り出しているのはあなたではなく親。
支配欲を持て余し、心の問題を放置してきた親自身だ。

3.”あなたのため”は、”私が不安だから支配させなさい”

親は不安にかられて子どもを支配する。

その不安とは
「世間様からの、自分の評価が落ちる不安」

自分で自分の価値を認められないから、
”世間様”というあいまいな他人に自分の評価をゆだねる。



親に従順な子は、親の不安を解消してくれる。

 この子なら世間様から評価されるだろう
 そしたら親である自分の評価も上がるだろう
 何しろ、私が正しいと思うことだけやらせたんだから

こうして、その子は”良い子”と認定される。



自分の意志を持つ子は、親の理想を体現してくれない。
親は「世間様からの、自分の評価が落ちる不安」にさらされる。


だから支配しようとする。

「良い子の親である自分はすごい」
という幻想が打ち砕かれるのが怖いから。

自己愛的な親は、
従順で扱いやすい子どもをペットのように手なずけ、
一番のお気に入りにする傾向がある。

気骨があり、自分の信条や信念を持つような人間は、
煙たい存在でしかない。


つまり、見所のある子どもほど、
しばしば自己愛的な親からは疎まれることになる。

『きょうだいコンプレックス』 より

親はその不安をごまかすため、子どもへこう言う。

「あなたのためを思って」

本当に”あなたのためを思って”いるのなら、
子どもを「悪い子」と判定するだろうか。

子どもをけなす、きょうだい差別する、
それが”あなたのため”と矛盾していることに、
親は気づいているだろうか。

親は否定するかもしれないが、”あなたのため”を翻訳するとこうだ。



「あなたが私の思い通りになってくれないと”私が”不安」

4.あなたが親にとっての”悪い子”なら、誇っていい

「親の言う通りにしない自分は間違っているのか?」
「自分が好きなことをすると後ろめたさに襲われる」

その罪悪感は決して、あなたが”悪い子”だから生まれたものじゃない。
親があなたを支配し続けるために植え付けたものだ。




「きょうだいよりも、親から疎まれた」
「きょうだいよりも、親から愛されなかった」

その悲しみは一生、消えないかもしれない。
”悪い子”扱いされたあなたは、ずっと苦しんできただろう。

それでも罪悪感と戦い、ここまで生きてきた自分を誇ってほしい。
親に支配されず、自分の意志で決断してきたことを誇ってほしい。




親に従順な人生ではなく、自分で決める人生を選べるあなたが、
”悪い子”なわけがないんだから。



親は変わらない、最大の復讐は自分が幸せになること。

子どもがいらないのは、ずっと”親の親”をやってきたから。










posted by 理琉(ワタル) at 19:29 | TrackBack(0) | 家族

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11400073

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
検索
プロフィール
理琉(ワタル)さんの画像
理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
プロフィール
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。