2021年06月17日
気難しい人は、親しくなって傷つくのを怖がっている。
あなたのまわりに、
「気難しい人」はいるだろうか。
いつも仏頂面で、威圧感があって。
だけど言葉は少ない。
機嫌をそこねても、
怒鳴るでも、文句を言うでもない。
ただ不機嫌な空気を発するような人。
「昭和の頑固オヤジ」なんて言葉は、
もう死語になったのかも知れない。
それでも、いつも肩を尖らせて、
不機嫌そうな人はどこにでもいる。
気難しい人は一見、
寡黙でどっしり構えているようで、
本当は自分の心を必死で守っている。
ー目次ー
気難しい人は、なぜそれほど
近寄りがたい振る舞いをするのか。
それは
親しくなって傷つくのが怖いから。
はじめから笑顔で接して、
そのまま仲良くなれればいい。
だけど、そうならなかったら。
仲良くなったはずの人が
去ってしまったら、
心に大きなショックを受ける。
「自分の接し方をかえりみる」という、
向き合うのがつらいことも直視させられる。
それに耐えられない。
だったら先に盾をかまえておこう。
「近寄りがたい空気」という盾を。
気難しい人は、
自分の心に盾をかまえて防御している。
その上で、何かよくないことが起きたら、
言葉ではなく不機嫌な空気だけで表現する。
これは
「私の機嫌はあなたたちが取りなさい」
という無言のメッセージ。
言葉を尽くして語り合ったら、
その過程ですれ違ったり、
関係が終わってしまうかも知れない。
それで傷つくのが怖いから、
自分からは動きたくない。
だから不機嫌な空気だけで伝える。
自分の心の防御は固めたままで、
まわりの人に機嫌を取ってもらいたいのだ。
→あわせて読みたい
「【課題の分離】他人の不機嫌は、自分のせいじゃない 〜自分を責める癖を変える〜。」
気難しい人あの人は、生まれた時から
ずっとそうだったわけじゃない。
これまでの人生で、
傷ついたり、ショックを受けたりして、
気難しい人になってしまったんだと思う。
気難しい人でいることは、
他者を強く警戒しているということ。
盾をかまえて防御を固め、
自分の心を守ってきた。
その基本姿勢は、親との関係で作られる。
親も気難しい
否定ばかりされる
暴言をぶつけられる
そんな境遇で育ったら、
「人間関係は敵か味方か」
という見方が強くなる。
親は自分の心を傷つける敵
→他者は自分の心を傷つける敵
という図式で、人間関係を見てしまう。
気難しい人は、
以前は気さくな人だったのかも知れない。
だけどある時、
そうやって親しくしていた人に
ひどく傷つけられ、つらい別れ方をしてしまったら。
「ああ、親しくなればなるほど、
心に受けるショックが大きいんだな」
「こんなにつらい思いは、もうしたくない。
盾をかまえて、心に入ってこさせないようにしよう」
その反動で、
気難しい人は「近寄りやすい人」をやめた。
自分の固い防御を
乗り越えてきてくれる人だけを
大切にするようになった。
本当は親しくなりたい
寂しいし仲間がほしい
機嫌を取ってほしい
だけど傷つきたくない
気難しい人はきっと、
そんな葛藤を必死で隠している。
あなたのまわりに気難しい人がいるなら。
そして、気難しい人との接し方に悩んでいるなら。
「傷つきたくなくて、強がっている人なのかな」
そういう見方をしてみてはどうだろう。
そうすることで、
あなたの心が少しでも軽くなれば嬉しい。
→あわせて読みたい
「優しい人が突然いなくなるのは、我慢の限界を超えた時。」
「いつも誰かに振り回されてしまうあなたへ。」
「気難しい人」はいるだろうか。
いつも仏頂面で、威圧感があって。
だけど言葉は少ない。
機嫌をそこねても、
怒鳴るでも、文句を言うでもない。
ただ不機嫌な空気を発するような人。
「昭和の頑固オヤジ」なんて言葉は、
もう死語になったのかも知れない。
それでも、いつも肩を尖らせて、
不機嫌そうな人はどこにでもいる。
気難しい人は一見、
寡黙でどっしり構えているようで、
本当は自分の心を必死で守っている。
ー目次ー
- 親しくなることを怖がっている
- 自分の機嫌とりを他者にまかせている
- なぜ気難しい人になったのか
@親に心を傷つけられてきた幼少期
A親しい人に傷つけられたショック - まとめ:気難しい人は傷つきたくなくて強がっている
1.親しくなることを怖がっている
気難しい人は、なぜそれほど
近寄りがたい振る舞いをするのか。
それは
親しくなって傷つくのが怖いから。
はじめから笑顔で接して、
そのまま仲良くなれればいい。
だけど、そうならなかったら。
仲良くなったはずの人が
去ってしまったら、
心に大きなショックを受ける。
「自分の接し方をかえりみる」という、
向き合うのがつらいことも直視させられる。
それに耐えられない。
だったら先に盾をかまえておこう。
「近寄りがたい空気」という盾を。
2.自分の機嫌とりを他者にまかせている
気難しい人は、
自分の心に盾をかまえて防御している。
その上で、何かよくないことが起きたら、
言葉ではなく不機嫌な空気だけで表現する。
これは
「私の機嫌はあなたたちが取りなさい」
という無言のメッセージ。
言葉を尽くして語り合ったら、
その過程ですれ違ったり、
関係が終わってしまうかも知れない。
それで傷つくのが怖いから、
自分からは動きたくない。
だから不機嫌な空気だけで伝える。
自分の心の防御は固めたままで、
まわりの人に機嫌を取ってもらいたいのだ。
→あわせて読みたい
「【課題の分離】他人の不機嫌は、自分のせいじゃない 〜自分を責める癖を変える〜。」
3.なぜ気難しい人になったのか
気難しい人あの人は、生まれた時から
ずっとそうだったわけじゃない。
これまでの人生で、
傷ついたり、ショックを受けたりして、
気難しい人になってしまったんだと思う。
@親に心を傷つけられてきた幼少期
気難しい人でいることは、
他者を強く警戒しているということ。
盾をかまえて防御を固め、
自分の心を守ってきた。
その基本姿勢は、親との関係で作られる。
親も気難しい
否定ばかりされる
暴言をぶつけられる
そんな境遇で育ったら、
「人間関係は敵か味方か」
という見方が強くなる。
親は自分の心を傷つける敵
→他者は自分の心を傷つける敵
という図式で、人間関係を見てしまう。
A親しい人に傷つけられたショック
気難しい人は、
以前は気さくな人だったのかも知れない。
だけどある時、
そうやって親しくしていた人に
ひどく傷つけられ、つらい別れ方をしてしまったら。
「ああ、親しくなればなるほど、
心に受けるショックが大きいんだな」
「こんなにつらい思いは、もうしたくない。
盾をかまえて、心に入ってこさせないようにしよう」
その反動で、
気難しい人は「近寄りやすい人」をやめた。
自分の固い防御を
乗り越えてきてくれる人だけを
大切にするようになった。
4.まとめ:気難しい人は傷つきたくなくて強がっている
<気難しい人の心理>
気難しい人は、
親しくなって傷つくのが怖くて
心に盾をかまえている。
気難しい人は、自分の機嫌を
他者にとってもらいたがっている。
気難しい人は、
過去の友人や親との関わりの中で
人間関係を強く「敵か味方か」で捉えている。
本当は親しくなりたい
寂しいし仲間がほしい
機嫌を取ってほしい
だけど傷つきたくない
気難しい人はきっと、
そんな葛藤を必死で隠している。
あなたのまわりに気難しい人がいるなら。
そして、気難しい人との接し方に悩んでいるなら。
「傷つきたくなくて、強がっている人なのかな」
そういう見方をしてみてはどうだろう。
そうすることで、
あなたの心が少しでも軽くなれば嬉しい。
→あわせて読みたい
「優しい人が突然いなくなるのは、我慢の限界を超えた時。」
「いつも誰かに振り回されてしまうあなたへ。」
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