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2019年10月11日

長子へのきょうだい差別、「18歳になったら家に置かないからな」。

長男の僕、
2歳下に妹、
6歳下に弟の3人きょうだい。

僕が高校生の時、父は常々
「18歳になったら家に置かないからな」
「浪人するなら家を出てもらうぞ」
と僕に対して言っていた。



時は流れ、僕ら3人きょうだいの中で、
一度でも実家を出たことがあるのは僕だけ。

妹と弟は今も実家で親と同居し、
実家を一度も出たことがない。

「18になったら家に置かない」はずなのに。



成人し一旦は一人暮らしを始めても、
いろいろあって実家に戻ってしまった時、

父は僕に「いつまで居るつもりだ」と
苛立ちの言葉を浴びせ、母は僕のことを”居候”と罵った。

→「”居候”という言葉が嫌い。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/188/0



僕が中学生になるまで、
21時厳守で寝室に入るという
ペナルティ付きの懲罰教育制度が敷かれていた。

しかし、この制度は僕が中学に進学し、
勉強時間を確保するようになってから
うやむやの内になくなり、

当時まだ小学生だった妹に対しても、
なぜか21時を過ぎてもお咎めがなくなった。

→「懲罰教育、ルールが支配する家。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/155/0



僕の中で未だにくすぶっている思い。

なぜ、きょうだいの中で僕だけ、
こんなに厳しくされなければならなかったのか。

なぜ、18歳以降は本当に
「家に置かない」態度を取られるのに、
妹と弟に対して同じ態度を親は取らないのか。

どうして、きょうだいでこんなに
扱いに差があるんだろうか。

僕は差別されているのだろうか、
愛されていないのだろうか。



僕はいつも反抗的だった。

幼少から父と会話を諦め、
理不尽に怒鳴られた後に怒りを表す時は
父が望んだ「しゃべる」ことを決してせず、
無言でただ睨みつけた。

→「父の怒声「しゃべれ!」。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/318/0



父が望んでいた対応、
叩き潰されても、泣かされても
毎晩立ち向かい、口論していた妹みたいに、
ぶつかっていくことなど、最初から諦めていた。

千尋の谷へ突き落とされた時、
妹は父が望んた通り必死で這い上がる姿勢を見せた。

僕は這い上がることを諦め、
そのまま谷の底を這い廻り、どこかへ行ってしまった。



たまに会話する母とも、僕は喧嘩した。

勉強中に皿洗いの手伝いに呼ばれるたび、
本気で口論になった。

小学5年生の学級文集、保護者の声の欄に
「我が道を行くと頑固で、親の声を聞いてほしい」と書かれた。



彼らにとって、
僕はコントロールできない存在だった。

自分たちの思い通りに、従順に、
従う存在ではなかった。

自分たちの教育方針に対して、
望む通りの反応を示す子どもではなかった。



……だから扱いが違うの……?

反抗的で思い通りにいかないから…?



6歳下の弟は重度の自閉症、そしてLD(学習障害)
障害者手帳1級、障害年金1級を受給し、
実家と作業施設を行ったり来たりしている。

僕に比べれば障害の度合いが重く、
客観的に見ても一人で生きるのは難しいかも知れない。

だから、親は自分たちがいなくなった後、
弟が今度どうやって生きていくかをかなり心配していた。

僕が同じ年齢だった頃よりも親はずっと丸くなったし、
引き合いに出したいわけじゃないけど、
扱いの違いに僕が傷ついたのは事実。



一人目には大きな期待を寄せ、
二人目以降で子育てに慣れ、

期待と本人の能力とのギャップを知り、
より現実的な対応になるという話を聞く。

一人目の僕の時は手探り状態だったのは
今だから理解できる。

でも、理解と納得は違う。

貴方には期待していたからあえて厳しくしたんだよ
貴方は一人目だからしっかりさせようとしたんだよ

今さらどれだけフォローされたところで、
きょうだいの間で扱いが違った事実は消えない。



「どうして…」と怒りが沸く内は、
この事実を冷静に受け止めるのは難しい。

知るよしもない、そして納得するはずのない
「本当の理由」を探して彷徨うのは、
迷宮に迷い込むことだとわかっている。

きょうだいコンプレックス、
カインコンプレックス、
呼び名はあるみたいだけど、

この許し難い事実と向き合って
長い闘いを終えるのは、まだまだ先の話。


posted by 理琉(ワタル) at 01:45 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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