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2019年09月07日

問題児の兄に怒る、実家住まいの妹。

僕は妹と5年以上、口を聞いていない。

6月、祖父の葬儀で数年ぶりに顔を合わせたものの、
やっぱり話かけたり近づいたりすることはなかった。

→「母方祖父の逝去。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/199/0

 「祖父と、2人きりの時間。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/200/0



親戚の話を聞く限り、
妹は僕に対して怒りの感情を抱いている。

その理由と真意は本人にしかわからないが、
妹の中で僕は

「勝手に家出して、勝手に結婚して、
勝手に離婚した、問題ばかり起こすダメ兄」

だからだ。



僕はこれまで3回、実家を出ている。

1回目、2回目は進学と独立だったが、

3回目は自分のアパートよりも
実家に寝泊まりする回数が多くなった中での、
母曰く”居候”期間が長くなった末の家出だった。

→「”居候”という言葉が嫌い。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/188/0



18歳になったら家に置かないと言ったはずなのに
また戻ってきたことで、

「いつまで居るつもりだ」と苛立つ父、

僕のことを家族ではなく
”居候”と呼んで悪気のない母、

そんな両親と険悪な雰囲気になり、
家の空気を悪くした原因である僕。

妹はこの時点でかなりストレスを抱えていただろうが、
明らかに両親の中で、兄と妹の扱いの違いが顕著になっていた。



事あるごとに反抗し、勝手なことばかりする問題児の兄、
父が望んだ、何度でもぶつかって来た結果わかり合えた妹。

両親は自分たちの思い通りにならない僕を
悪者、スケープゴートにすることで、
家族の仲が悪くなるのを防ごうとしていた。

板挟みにされた妹の気持ちはいかばかりだっただろう。
両親と同じく団結して僕を悪者と見なしていたかも知れない。
「兄弟を比較する親のタイプ」

ターゲットとなる子供をひとりだけほかの兄弟姉妹と比較して叱り、
親の要求に十分応えていないことを思い知らせようとする。

よくもっとも独立心の強い子供がターゲットにされるが、
これは子供たちが全員で団結して反抗しないようにするための
分断作戦のようなものだ。

親のいうことをいちばん聞かない子供が家庭内の統率を
いちばん乱すというわけである。


『毒になる親』 第三章 より



ある日、
当時アルバイトしていた深夜の居酒屋ホールの仕事に
僕が「行きたくない」と叫び、発狂し転げ回った際、
ついに父が爆発した。

「男とは全てに耐え、我慢して家族のために働くものだ!
お前は仕事と社会をなめている!仕事が辛いなど甘ったれるな!」

耳を塞いで転げ回る僕に父は怒鳴り続けた。

この日の深夜、手元にあったお金と着替えだけ持って、
僕は家を飛び出した。

当時、精神疾患が悪化し仕事を辞めていた
パートナーの元へ、「自分が働いて養う」と言って。

この頃の僕は本当に狂っていた。

ただ、両親から逃げたかった。



家出した後、2年くらいは僕が働いて
パートナーとの生活を成り立たせる状況になっていた。

そして、実家への連絡が断絶していたかと思えば、
突拍子もない結婚の報告。

2人での生活や経済状況の内情を妹は知るはずもなく、
この現場だけを見ていれば確かに

「勝手に家出したかと思えば勝手に結婚」に違いない。

まして、一度も実家を出たことがないとはいえ
いわゆる”結婚適齢期”、

怒って当然だろう。

直接は言われていないが、誰かから
妹が「ふざけるな!」と激怒していたと聞かされた。



僕は家出した翌年に転職し、契約社員として働いたが、
結婚から2年後に退職した。

転職活動とフリーランスでの活動を並行していたが、
転職先がなかなか決まらないことがきっかけで
パートナーの両親が介入、最終的に離婚となってしまった。

離婚を区役所に届け出る前に両親には報告した。

しかし離婚の経緯も知るはずがない妹にとっては、
またも突然の連絡が離婚の話となれば

「勝手に結婚しておいて、挙句に勝手に離婚」
と捉えられても仕方がない。

離婚について妹が何か言っていたという話は
今のところ聞いていないが、

一部の親戚の間では、僕が実家に行きたくない理由は
「妹に怒られるから」になっているそうだ。



何度も使うような言葉でもないが、
離婚してからちょうど1年が経った。

この間、一度は両親と連絡を取りかけたこともあったが、
これ以上傷つきたくない思いが上回り、疎遠にしている。

僕が家出する前までは、妹と二人で旅行に行くなど
親戚曰く”仲の良い兄妹”だった。

だから、内情を知らないとはいえ
こういう形で疎遠になってしまったことを
亡くなった祖父に報告しないといけないのは申し訳なかった。



今、どう思われているかはもちろんわからない。

真実はどうあれ
「勝手なことばかりする問題児の兄」と見られても
仕方ないようなことを僕はしてしまった。

だけど僕にとっては、”実家という敵側”にいる妹。

いつかどこかで、謝ったり、
釈明という名の言い訳をしたり、
何か話をすることがあるとしても、

僕にとって毒であり敵である
”実家側の人間”という意識は
未だに消すことができないでいる。


posted by 理琉(ワタル) at 09:32 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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