2019年06月09日
祖父と、2人きりの時間。
祖父の通夜は今夜。
午後に葬儀屋さんが来て、
棺をセレモニーホールへ送り出す。
その後、セレモニーホールへの移動までの少しの時間、
それぞれ個別に移動してもよいとのことだった。
→「母方祖父の逝去。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/199/0
僕は叔母や叔父との移動を選ばず、
敢えて一人で向かうことにした。
なぜかというと、
親戚一同が集うあの場では確保できなかった、
祖父と1対1で向き合う時間がほしかったから。
亡くなったという知らせを受けた時、
「とうとうこの時が来たか…。」と覚悟はできていたので、
祖父に連れて行ってもらった思い出の場所を通っても
さすがにもう大きく感情が動くことはないと思ってた。
子どもの頃は背丈が足りなくて
ものすごく難易度が高く見えたアスレチック施設のある
自然公園の入り口、
除夜の鐘をつかせてもらいに行った
お寺の前。
甘かった。
涙がぼろぼろ溢れてくる。
当時、祖父は新車を購入したばかり。
車内の匂いに敏感で、すぐに車酔いしていた僕は
祖父の車に乗るのが少しだけ憂鬱だった。
車酔いしたくないあまり、
途中で降ろしてもらって少し歩きたいとわがままを言った。
1キロ先で、僕がたどり着くまで待っていてくれた。
そんな、祖父の車に乗った時の思い出や、
連れて行ってもらった先での思い出が次々に蘇り、
涙で前が見えなくなった。
じいちゃん、僕は今、楽しくやってるよ。
僕はじいちゃんにとっての初孫。
家族って何だろう、僕は愛されていないのかもって、
たくさん悩んで、1人で泣いて、
たくさん本を読んで勉強して、
子どもの頃の思い出を1つずつ思い出して、
それでも初孫はここまで生きて来れたよ。
少し大きくなってからは
にこにこしてるけど口数が少ないじいちゃんと
じっくり話す機会があまりなかったけど、
今こうやって報告できて嬉しいよって伝えた。
セレモニーホールに着く直前、叔母から
「大丈夫か、迷子になってないか」と連絡が来た。
いけない、少し話し過ぎたね。
今この一瞬一瞬、すべての時間が
僕と祖父とのお別れであり、お話のひととき。
まだこれから通夜もお葬式本番もあるっていうのに、
ここで全部話し切ってしまってはもったいない。
涙を出し切ってもまた出るだろうけど、
お通夜前にお話するのはここまでにしておこう。
後でまた、泣きながら話すよ。
午後に葬儀屋さんが来て、
棺をセレモニーホールへ送り出す。
その後、セレモニーホールへの移動までの少しの時間、
それぞれ個別に移動してもよいとのことだった。
→「母方祖父の逝去。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/199/0
僕は叔母や叔父との移動を選ばず、
敢えて一人で向かうことにした。
なぜかというと、
親戚一同が集うあの場では確保できなかった、
祖父と1対1で向き合う時間がほしかったから。
亡くなったという知らせを受けた時、
「とうとうこの時が来たか…。」と覚悟はできていたので、
祖父に連れて行ってもらった思い出の場所を通っても
さすがにもう大きく感情が動くことはないと思ってた。
子どもの頃は背丈が足りなくて
ものすごく難易度が高く見えたアスレチック施設のある
自然公園の入り口、
除夜の鐘をつかせてもらいに行った
お寺の前。
甘かった。
涙がぼろぼろ溢れてくる。
当時、祖父は新車を購入したばかり。
車内の匂いに敏感で、すぐに車酔いしていた僕は
祖父の車に乗るのが少しだけ憂鬱だった。
車酔いしたくないあまり、
途中で降ろしてもらって少し歩きたいとわがままを言った。
1キロ先で、僕がたどり着くまで待っていてくれた。
そんな、祖父の車に乗った時の思い出や、
連れて行ってもらった先での思い出が次々に蘇り、
涙で前が見えなくなった。
じいちゃん、僕は今、楽しくやってるよ。
僕はじいちゃんにとっての初孫。
家族って何だろう、僕は愛されていないのかもって、
たくさん悩んで、1人で泣いて、
たくさん本を読んで勉強して、
子どもの頃の思い出を1つずつ思い出して、
それでも初孫はここまで生きて来れたよ。
少し大きくなってからは
にこにこしてるけど口数が少ないじいちゃんと
じっくり話す機会があまりなかったけど、
今こうやって報告できて嬉しいよって伝えた。
セレモニーホールに着く直前、叔母から
「大丈夫か、迷子になってないか」と連絡が来た。
いけない、少し話し過ぎたね。
今この一瞬一瞬、すべての時間が
僕と祖父とのお別れであり、お話のひととき。
まだこれから通夜もお葬式本番もあるっていうのに、
ここで全部話し切ってしまってはもったいない。
涙を出し切ってもまた出るだろうけど、
お通夜前にお話するのはここまでにしておこう。
後でまた、泣きながら話すよ。
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