明日死んでも後悔しない生き方をする

今朝、母方の叔父と叔母から、
祖父が亡くなったという連絡があった。

昨年11月に訪ねた時、見た目は元気そうだったが
来週から入院と聞いていたので、

ついに来たか…と覚悟していた分
今の時点ではショックは最小限。



僕は礼服どころか黒いスーツも持っていない。

そのことを叔母に相談すると、
道中、紳士服店かイオンで買って来てくれ、とのこと。

買って来てくれって。

お遣いで買える額でもないし
購入後の裾上げにだって時間がかかるから、
さらっと言われたのは面食らったが

叔母は昔からこういうさらっとした
気風の良い性格なので、

こんな状況でも、叔母らしいなと思った。



溜まっていた家事をまとめてやっていた最中だったのと
黒いスーツの調達に時間がかかることから
仮通夜には出られないが夜には着くと伝えた。

数珠も買って来るようにと言われたが、
僕は仏教徒ではないのでこれは断った。



今、これを書いてる時点で、
既に仮通夜が始まってしまってる。

購入したスーツの裾上げがもう少しで終わり、
さぁ向かうぞ、というところ。

正直な気持ちを言うと、母と顔を合わせたくない。
同じくらい気まずい妹にも(もし来るなら)会いたくはない。

父は来れないそうだ、それがまだ救い。



だけどこれは僕と祖父とのお別れであって、
僕と母、僕と妹との問題ではない。

到着はまだ先、どんな気持ちで
祖父母の家の扉を開ければいいんだろう。
戸惑いはある。

大学生の時、父方の祖母が亡くなった時、
涙が一滴も出なかったように、
今回も泣けないんだろうか。

あるいはその真逆なのか。

スーツを受け取ったら、
最後に生きて逢えた昨秋から
変わった僕を見せに行って来る。