明日死んでも後悔しない生き方をする

明日から2泊の予定で
幼稚園から高校卒業まで13年間を過ごした地元へ帰る。



長く住んでいたとはいえ、
当時は家族とほとんど接点も会話もなく部活ばかりで
観光らしいことはほとんどしなかった。

だからバスケ仲間内で、●●出身という話になっても
いわゆる「地元のおすすめの店」を紹介できないくらい疎い。

最後に行ったのは5年前、その前はさらに5年以上前、
学生を卒業してからほとんど顔を出していないので
何か新しい見どころスポットができていないか楽しみだ。



純粋に観光するのが楽しみということと、もう1つ、
どうしても行きたい場所がある。

僕が大学生の時に祖母が亡くなってからは
誰も住んでいない父の実家のある漁村まで足を延ばすこと。

ここに至っては10年以上行っていないので、
まだ家が取り壊されずに残っているかどうかすら不明だ。

近隣の祖父母の親戚が管理している話も聞いたが
いかんせんそれを聞いたのも10年以上前なので、
本当にどうなっているんだろう。

一応、本籍地らしいので土地はあると思われる。



1日にバス1〜2本というくらい辺鄙な場所、
次に行けるのは何年後かという場所に行きたい理由は2つ。

1つ目はお盆よりずっと早い祖父母の墓参りと、
2つ目は僕にとって忌まわしい記憶の方が多い父との過去に
決着を付けられるだけ付けたいから。

自分にとって大きな傷を付けられた父の起源が
ありったけ詰まった場所に敢えて行きたいのは、

傷口に塩を自ら塗って、真正面から対峙する決意が
ようやくできたから、だろうか。



例えば唯一、父に手を上げられた記憶の中で
ぽっかり抜け落ちた後半部分を思い出すかも知れない。

→「唯一の、手を上げられた記憶。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/164/0

僕が小学2年の時に亡くなり、ほとんど記憶にない
祖父との何かを思い出すかも知れない。

→「祖父と、父の起源。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/134/0

僕がアダルトチルドレンであることを自覚してから気付いた
数えきれない気持ちの整理が付かずに
ぐちゃぐちゃになるかも知れない。



わざわざ塩を塗りに行ったことを
後悔する結果になったとしても、

きっと僕は自分の気持ちを確かめたくて、
悲しかった記憶を上書きしたくて、
過去と決別し歩き出したくて行くんだと思う。

この島は我々にとって敗北の思い出のある”無念の島”であり…
そして”再出発の島”！！！


麦わらの一味 ”ソウルキング”ブルック

(2年前、海軍大将に敗れ一味が散り散りとなった後、
各々が修業を経て再出発のために集結したシャボンディ諸島にて)

ONE PIECE 61巻 より

何かを見つけてこれたらいい、
何も見つからなくてもいい。泣いたっていい。

ひとまず今回の旅は、僕が心から
「行きたい」と思った気持ちに逆らわず計画したことだから

それだけでも大きな前進なんだ。