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タグ / ドラッグオンドラグーン2

記事
血族の紋章 [2015/04/06 00:00]
ある国に大変仲の良い二人の王子がいた。兄は剛の武術を学び、弟は柔の武術を学んでいた。二人は互いの技を高め合うべく、稽古を重ねた。 二人の王子は、その師に質問した。剛の武術と柔の武術、どちらがより優れているのか?と。師は二人に一本の槍を差し出した。 良い槍は、硬く鋭い槍先と、柳のようにしなる柄を備えておる。剛と柔ふたつを競うのではなく、合わせて統べるのだ。と老いた師は語った。 その後、師は老衰により他界した。師が残した槍は、師の亡骸と共に墓へ埋葬し、王子達は生涯互いを支え..
王位簒奪者の槍 [2015/04/05 00:00]
長き戦いの末、ついに男は王の心臓に槍を突き刺した。絶命する王。歓声と共に革命軍が、一気に城へなだれ込む。これで…この国は悪政から解き放たれ平和になるだろう。男の顔に、笑みがこぼれた。だが…それもすぐに消えた…。 最後の戦い…どうも腑に落ちない。なぜ王は抵抗せずに死んだのだ。いや、それどころか自ら命を捧げた様子にも見えた…。あれが…国民に悪政を強いてきた王の姿だろうか。悩む彼の元に仲間から王の間に来るように連絡を受ける。 仲間と共に王の間に向かう男。そこには…何者かに拘束さ..
ハンチの槍 [2015/04/04 00:00]
西の城下町の彫金屋の主人は、貴族の甲冑の装飾を手がけるほどの腕の持ち主だったが、仕事場へは誰も出入りさせず、夜になると妻にも内緒で外出する変わり者だった。不審に思った妻が後をつけていったが、村はずれの墓地までくると、見失ってしまった。 ある晩、妻が墓地に先回りして隠れていると、彫金屋がやってきて、埋葬直後の墓を掘り返し始めた。あまりのことに妻は気が動転し、その場から逃げ出したが、彫金屋が帰ってくる頃を見計らって、仕事場を確かめることにした。 妻が目にしたのは、豪華な甲冑や..
鷹羽根の槍 [2015/04/03 00:00]
雨の日に目が覚めた。見上げると、自分がさっきまでいた巣と兄弟達が見える。どうも落っこちたらしい。狭い巣だったのでこうなるのは目に見えていたが…。体が濡れて冷えてきた。生まれて二ヶ月短い人生。「こんなもんか…」諦めかけたその時、親鷹が帰ってきた。彼らはちらりとこっちを見たがすぐに兄弟達の方に向き、兄弟達に餌を与えだす。 かわいく鳴いたが見向きもしない。「いよいよだ」と思ったその時目の前に閃光その後に轟音、木が燃える。木に落雷したらしい。もちろんその上には兄弟達がいる巣がある。..
封槍・破天の円舞 [2015/04/02 00:00]
かの地に武具の名匠あり。 神に弄ばれる世界を憂い 神の力に打ち勝つ武具を 生み出すことを決意す。 神に抗うは、封印の力。 封印の力、即ち女神の力。 名匠は女神の力を武具に封入す。 かの女神は、 高潔なる騎士、決意を秘めし女神。 優しき女神。 宿るは「光」、金色の力 闇を照らす聖なる力。
エリスの槍 [2015/04/01 00:00]
高潔な人格と勇壮な武勇でその名を轟かせ、双刀の金獅子と呼ばれた男がいた。その無双の武人が若き頃、技を磨き合った女騎士の愛槍が、この槍である。女騎士が戦に出る時、必ずこの槍を手にしたという。それは、双刀の金獅子が彼女に贈った物だったからであろうか。 ある戦で女騎士は決断を迫られる。眼前に迫りくる敵軍。背後には寒村。撤退命令を無視して彼女は最後まで留まり、数多の敵兵を迎え撃った。しかし…女騎士は討ち死に、亡骸はきざみ晒され、寒村は焼かれ、軍紀違反者の汚名を着せられた。 双刀の..
知識の杖 [2015/03/12 00:00]
その魔術師には語り合える友が一人もいなかった。別に魔術師が、人間嫌いだったわけではない。少し知識をひけらかす癖があったが根は悪い人間ではなかった。だが、彼と交流を持った人達は、次第に彼の元から去っていった…。 ある日、魔術師に原因不明の病が発症する。熱は上がり続け、動悸も激しく、手足は痛み、眩暈も起こりまともに歩けない。自らに魔法を施したが、全く効果も見られず…。傍らにあった愛用の杖を手に、魔術師は村の薬屋に向かった。 ようやくのことで薬屋に辿り着く。そして、自分の症状を..
痩躯の魔術師 [2015/03/11 00:00]
痩躯の魔術師の骨と皮で作られている杖。魔術師は多くの弟子を抱える高名な人物であった。魔術師は老い、自らの後継者を弟子の中に求めた。 弟子の中に、鷹のように鋭い目を持ち、類希なる魔の才を持つ青年がいた。魔術師は青年を後継者と定め、持てるすべての術を伝授した。青年は半年と経たぬ内にすべての術を極めた。魔術師は大いに喜び、隠居の時まで青年に弟子の指導を手伝わせた。 青年は指導のかたわらに次々と新しい術を生み出していった。やがて、弟子達は魔術師よりも青年から術を学ぶようになった。..
聖石の杖 [2015/03/10 00:00]
この杖に嵌められている石は稀代の魔術の才能を持っていた少年の魂を宿している。彼は平穏に人間として生きていくことに満足せず、より高みを目指し全魔力をもって自ら石化し、その存在を永遠のものとした。 ある時彼は自分を手にした元老が美しい女性であることを知った。彼は彼女をたいそう気に入った。だが、月日は流れ彼女は老い、死んでいった。彼の気に入っていた街並みも家も好んだ木々の色彩も年が重ねられる毎にその姿を変えていき、やがて不毛の時代が訪れ、彼は悲しみに包まれた。 彼は人々の幸せを..
賢者の意志 [2015/03/09 00:00]
ある名もなき寒村に、北の島国より司祭が訪れた。千里を見通す大賢者と呼ばれた彼も、この遠方の地ではただの旅人でしかなかった。 しかし彼らは、遠くからやってきた司祭を歓迎し、手厚くもてなした。村人の心遣いに心打たれた司祭は、お礼として、一振りの杖を贈った。 奇跡の力を秘めたこの杖で、今より豊かな生活を送ってほしい。司祭の贈り物を喜ぶ村人を見ながら、司祭は村に幸せが満ちることを祈った。 しかし村人達は、腰の悪い旅人にあっさりと杖を譲ってしまった。それを聞いた司祭は、村人達がす..
夢桜 [2015/03/08 00:00]
遥か東の国に精霊と契約し、悪霊と戦う術師を王とする一族がいた。王は普段から滅多に姿を見せず、霊の災いが激しくなると、長期にり国に戻らぬため、王の顔も知ら民も少なくはなかった。 そんな民の中に錫杖を持って敵を薙ぐ諸国にも名高き女兵士がいた。ある年の桜の咲く時期の祭で、その女兵士が錫杖による演武を王の前で披露することになった。王も女兵士もお互いを知ってはいたが、姿を見るのは初めてであった。 二人はお互い一目で魅かれた。王は初めて出会うその女兵士に、女兵士は初めて出会う王に。女..
ヤハの杖 [2015/03/07 00:00]
ある国の大臣が、疑い深い王に逆賊の汚名を着せられ、処刑された。一族も皆処刑されたが、大臣の幼い息子を不憫に思った処刑人が、王に虚偽の報告をして逃がした。 美少年に成長した大臣の息子は、市場の商品を盗んでは売りさばく泥棒生活を送った。時には捕まって袋叩きにされることもあったが、王への復讐を夢想すると、苦痛すら甘美だった。やがて少年は貯めた金を賄賂として王宮に仕官した。 その中性的な美しさから、少年が王の目にとまり、寵愛を受けるようになるのには時間がかからなかった。ある夜、少..

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