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タグ / 月光と闇

記事
月光と闇 [2017/01/05 00:00]
遥か昔に大火事に襲われた国を、全てを凍らせてしまう剣が救ったという伝説がある。永遠に続く業火の苦しみから人々を救ったとされていた。その剣の周りには何千もの人型の氷像が佇んでいた。 世界中の武器を探し求める男が、剣の前に現れた。男は剣に幾重にも布を巻いて、剣を持ち出した。しかし、背中の荷物に入れて運んでいると、知らず知らずの間に布もろとも男は凍ってしまった。 旅の巫女が剣の前に現れた。巫女は神に祈りを捧げた後に剣を取ったが、指先からみるみる身体が冷えていく。巫女は神への冒涜..
月光と闇 [2016/01/12 00:00]
大理石でできた剣は鍛冶屋の熱き魂を受け継いでいた。 戦に猛り、血に飢え、闘いを渇望する者に振るわれる事を 心の底から待っていた。 けれど自ら熱を生み出す灼熱の刀身は、戦いに明け暮れる者が 手に取ったとしても、全て焼き尽くしてしまう。 剣は待ち詫びていた。滾る心を諫め導く、力強い心を。 剣は待ち望んでいた。己が刀身に血を通わせる、猛き者を。 やがて待ち望んだ相手の命を奪うとしても、 それでも剣はひたすら待ち続けていた。 己が魂を納める器。氷のような永遠を。
月光と闇 [2015/02/11 00:00]
強烈な冷気を発する大理石の剣は静かに使い手を待ち侘びている。 使い手の死をも凍らせるという物語も残された、大理石の剣はずっと静かに冷たく待ち続ける。 待ち続けることに費やした時間さえ凍らせてしまうほど大理石の剣は冷たく眠っている。 奇しくも今、使い手が現れ幾多の血の温もりを与えても、目覚めることはないだろう。ひとつだけ言えることは、凍りついた使い手の顔が、刀身に映り込む事実であろう。
月光と闇 [2014/02/01 00:00]
常に強烈な熱気を放ち続ける大理石でできた剣。冷気を司る月神の加護を受ける者のみが熱に屈することなく剣を握ることができるという。 ある屈強な戦士がこの剣を手に戦場に向かった。雄叫びを上げ最前線へ向かう戦士。その目の前に幾百の弓兵部隊が…。彼の体を数百もの矢が貫く。 しかし!彼の体からは一滴の血も流れず、それどころか確実に心臓を貫いているのに、その力はいっこうに衰えない。戦いは彼の軍が勝利を収めた。 勝利を手に駐屯地に戻る戦士。そこで剣を置くと同時に彼は氷に包まれて絶命する..

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