2017年03月15日
第四回WBCキューバ代表の最優秀選手と最も期待外れだった選手を選ぼう
オランダに1対11でコールド負けするという最悪の形でキューバにとっての第四回WBCは終わった。オランダの刺はいまだ深くささっている。WBCでの両チームの対戦は今回で四回目で、オランダの三勝目となった。2006年の一次ラウンドでキューバは11対2で勝利した。2009年には対戦がなく、2013年にはオランダがまず6対2で勝利し、そのあと準決勝進出を決める大一番でもオランダが7対6で勝った。
さらに今回は、WBCの短い歴史の中でもキューバにとって最悪の敗戦となった。以前には2006年にプエルト・リコに2対12でコールド負けしたことがあったが、そのあとさらに重要なプエルト・リコとの試合では4対3で勝利したため、その大量失点による敗戦は瑣末なものになった。もしキューバ野球のアーカイブを点検しても、今回のような生き残りをかけた重要な試合での大敗を見つけることは難しいだろう。
期待はずれの敗退が残した混乱はさておき、読者の方にはWBCでのキューバ代表チームの成績の評価をお願いしたい。勝敗は2勝3敗であった。四大会通算では15勝11敗となった。今回準決勝進出はかなり難しいだろうことは事前に知られており、二次ラウンドには進出するだろうという予想は実際に達成された。
ここに投手陣と打撃陣の成績をご紹介する。これをもとに選手の働きとチームの成績をチェックしてアンケートに参加してください。
打撃陣
氏名 打数-安打/得点/二塁打/三塁打/本塁打/打点/三振/四球/打率/出塁率
Roel Santos 22-7 / 3 CA / 1 2B / 1 3B / 2 CI / 5 K / 0 BB / 318 AVE / 318 OBP
Alexander Ayala 23-5 / 1 CA / 3 2B / 2 CI / 2 K / 0 BB / 217 AVE / 217 OBP
Frederich Cepeda 15-1 / 2 CA / 0 EXT / 1 CI / 3 K / 7 BB / 067 AVE / 364 OBP
Alfredo Despaigne 19-9 / 6 CA / 3 HR / 6 CI / 3 K / 4 BB / 474 AVE / 565 OBP
William Saavedra 21-6 / 3 CA / 1 2B / 0 CI / 3 K / 1 BB / 286 AVE / 347 OBP
Yurisbel Gracial 23-10/ 4 CA / 4 2B / 1 HR / 4 CI / 3 K / 0 BB / 435 AVE / 435 OBP
Carlos Benítez 11-1 / 1 CA / 0 EXT / 0 CI / 3 K / 1 BB / 091 AVE / 167 OBP
Frank Camilo Morejón 10-2 / 1 CA / 1 2B / 1 CI / 2 K / 0 BB / 200 AVE / 200 OBP
Yoelkis Céspedes 16-4 / 2 CA / 1 2B / 1 CI / 6 K / 0 BB / 250 AVE / 250 OBP
Víctor Víctor Mesa 7-3 / 0 CA / 2 2B / 3 CI / 2 K / 0 BB / 428 AVE / 428 OBP
Yosvany Alarcón 12-4 / 0 CA / 1 2B / 1 CI / 1 K / 0 BB / 333 AVE / 333 OBP
Guillermo Avilés 4-1 / 0 CA / 2 CI / 2 K / 1 DB / 0 BB / 250 AVE / 400 OBP
Jefferson Delgado 9-2 / 0 CA / 1 2B / 0 CI / 2 K / 0 BB / 222 AVE / 222 OBP
Yordan Manduley 3-0 / 1 K / 000 AVE / 000 OBP
Osvaldo Vázquez 打席に立つことなく終わった
投手陣
氏名 投球回数/被安打/自責点/与四球/奪三振/防御率/WHIP
Noelvis Entenza 5.1 inn / 5 H / 2 CL / 4 BB / 2 K / 3,53 PCL / 1, 76 WHIP
Vladimir Baños 9.0 inn / 6 H / 4 CL / 2 BB / 7 K / 4,00 PCL / 0,89 WHIP
Lázaro Blanco 4.1 inn / 10 H / 4 CL / 4 BB / 4 K / 8,78 PCL / 3,41 WHIP
Yoanni Yera 7.2 inn / 8 H / 7 CL / 7 BB / 5 K / 8,75 PCL / 2, 08 WHIP
Vladimir García 6.2 inn / 3 H / 6 CL / 2 BB / 1 DB / 6 K / 8,71 PCL / 0,97 WHIP
Miguel Lahera 4.2 inn / 3 H / 0 CL / 1 BB / 5 K / 0,00 PCL / 0,95 WHIP
Liván Moinelo 3.0 inn / 3 H / 1 CL / 5 BB / 7 K / 3,00 PCL / 2,67 WHIP
Jonder Martínez 2.2 inn / 3 H / 2 CL / 2 BB / 2 K / 8,18 PCL / 2,27 WHIP
Alaín Sánchez 1.0 inn / 2 H / 1 CL / 0 BB / 0 K / 9,00 PCL / 2,00 WHIP
Raidel Martínez 0.1 inn / 2 H / 1 CL / 1 BB / 0 K / 27,00 PCL / 9,00 WHIP
José Ángel García 0.1 inn / 2 H / 2 CL / 1 BB / 0 K / 54,00 PCL / 9,00 WHIP
Leandro Martínez 3.0 inn / 3 H / 2 CL / 0 BB / 2 K / 6,00 PCL / 1,00 WHIP
Yosvani Torres 1.0 inn / 1 H / 0 CL / 1 BB / 0 K / 0,00 PCL / 2,00 WHIP
チーム
打撃: 195 VB / 55 H / 23 CA / 15 2B / 1 3B / 4 HR / 38 K / 13 BB / 282 AVE
投手: 49 inn / 51 H / 40 CP / 32 CL / 40 K / 30 BB / 5,88 PCL / 1,65 WHIP
第四回WBCでの最優秀キューバ選手は誰でしたか?
Alfredo Despaigne
Yurisbel Gracial
Roel Santos
Víctor Víctor Mesa
Vladimir Baños
Yosvany Alarcón
Noelvis Entenza
Miguel Lahera
投票結果
第四回WBCで最も失望させられたキューバ選手は誰でしたか?
Frederich Cepeda
Lázaro Blanco
Carlos Benítez
William Saavedra
Vladimir García
José Ángel García
Yoanni Yera
投票結果
キューバ対オランダ戦の全詳細はこちらから
Cuba vs Holanda: Entrada por Entrada
http://www.cubadebate.cu/temas/deporte-temas/2017/03/14/cuba-vs-holanda-entrada-por-entrada/
Elige al más destacado y el de menor rendimiento de Cuba en el Clásico Mundial 2017 (+ Estadísticas)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/03/15/elige-al-mas-destacado-y-la-mayor-decepcion-de-cuba-en-el-clasico-mundial-2017-estadisticas/#.WMnwgq9TFdg
2017年03月14日
キューバ代表、オランダ戦のスタメン発表 WBC二次ラウンド
グラシアルは三番を打つ
JIT、2017年3月14日
WBC二次ラウンドでのきょうのオランダ戦でキューバ代表チームは、ギジェルモ・アビレースを左翼手で、アルフレド・デスパイネを指名打者で、ユリスベル・グラシアルを三番打者で起用する。
この変更は、現地時間の12時に東京ドームでおこなわれる試合の控え室で発表された。当初チームの首脳陣は昨日、日本戦に5対8で敗れたときには、同じラインアップでいくことを確認していた。
今回の変更によりフレデリク・セペダがスタメン落ちとなり、ウィリアム・サアベードラ一塁手が7番打者に降格し、ヨスバニ・アラルコン捕手が5番打者になる。
右腕ラサロ・ブランコがこの試合の先発に起用される。もし日本が今夜イスラエルに勝利すると、いまだキューバにはプレーオフの可能性が残されており、生き残りをかけた大事な試合となる。
この場合日本は3戦全勝となり、キューバ、オランダ、イスラエルが1勝2敗で並ぶことになる。
オランダ戦のキューバ代表スタメン
ロエル・サントス(中堅)
アレクサンデル・アヤラ(遊撃)
ユリスベル・グラシアル(二塁)
アルフレド・デスパイネ(指名打者)
ヨスバニ・アラルコン(捕手)
ギジェルモ・アビレース(左翼)
ウィリアム・サアベードラ(一塁)
ジェフェルソン・デルガド(三塁)
ビクトル・ビクトル・メサ(右翼)
Atención: Cambios contra Holanda
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=40325
ユリスベル・グラシアル 打棒止まらず WBC二次ラウンド日本戦
Cuba Si 、2017年3月14日
野球選手ユリスベル・グラシアル・ガルシアは、第四回WBC二次ラウンドの日本戦で、4打数で1本塁打、1二塁打を放ち、2得点をあげた。試合は8対5で日本が勝利した。
カナディアン・アメリカン・リーグ(カンナム・リーグ)の直近のシーズンではオタワ・チャンピオンズでプレーしていたグラシアル・ガルシアは、2回にアルフレド・デスパイネを一塁に置いたシーンで、左翼席への本塁打を放ち、試合を2対2の同点に戻した(日本チームは初回に1点をあげていた)。
また6回には、右翼側に二塁打を放ち、そのあとウィリアム・サアベードラの深いフライによって三塁に進み、好調のヨスバニ・アラルコン捕手の3本目の安打によってホームに返った。
キューバ国内ではマタンサスで活動しているこの傑出した選手はこの試合、慣れた三塁ではなく、ほとんど経験のない二塁の守備でも際立った活躍を見せた。
3回には菊池涼介のゴロをすぐれた守備でさばき、二塁にいた足の速い山田哲人が得点するのを防いだ。
この能力あふれる打者は、3月7日におこなわれた日本との大会開幕戦でも、4打数で2本の二塁打を放っており、WBC大会史上もっともすぐれた投手陣に対して現時点で打率.500という途方もない数字を残している。
きょうの試合でも、アルフレド・デスパイネは4打数3安打、ビクトル・ビクトル・メサは2対2の同点の場面での満塁のチャンスに適時打を放ち、際立った活躍をした。
日本は初回に1点、3回に1点、5回に2点、6回に1点、8回に3点(そのうちの2点は本塁打)をあげた。
カルロス・マルティ率いるキューバ代表チームは、2回に2点、4回に3点、6回に1点をあげた。
これでキューバ代表チームは大会二次ラウンド2敗目となり、あとはオランダ戦を残すのみである。イスラエルが日本戦で敗れた場合、3チームが同勝敗で並び、そのうち得点率の高い2チームがプレーオフで決するという可能性がまだ残っており、キューバチームはオランダ戦になんとしてでも勝たねばならない。それで決まったチームが日本チームとともに米国ロサンゼルスでの準決勝ラウンドに進出し、他のグループを勝ち抜いたチームとともに優勝を争う。
日本戦での二塁打(3月7日)
日本戦での2点タイムリー二塁打(3月7日)
日本戦での守備(3月7日)
日本戦での守備(3月7日)
日本戦での2点本塁打(3月14日)*実況スペイン語
日本戦での2点本塁打(3月14日)*実況英語
日本戦での2点本塁打(3月14日)
日本戦での2点本塁打(3月14日)
日本戦での2点本塁打(3月14日)
Yurisbel Gracial García, imparable en el Clásico Mundial
http://www.cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/61685-yurisbel-gracial-garcia-imparable-en-el-clasico-mundial
2017年03月13日
キューバ代表、日本戦先発はブラディミール・バーニョス 捕手はアラルコン
Joel García記者
今週月曜日(3月13日)、東京ドームでのキューバ代表チームの練習後に、生きるか死ぬかの勝負のかかった日本戦でのブラディミール・バーニョスの起用と、予期せざる負傷によりさらなる攻撃力を求めたラインアップの変更のニュースが流れた。
カルロス・マルティ監督は、「ピナールの右腕バーニョスは日本戦の切り札になる。」と記者団に断言した。現在日本は4戦全勝で、一次ラウンドでは11対6でキューバを破っている。「もしうちの投手陣が変化球をうまく使えれば試合を支配することは可能だろうと考えている。なぜなら直球は非常に簡単にミートしてくるから。」、と監督は話した。
「日本は非常に完成されたチームだ。ツーストライクに追い込まれたとき彼らは我々の打者のようにスイングはせず、コンタクトにミートすることを心がける。われわれは初戦でやったように、非常にスピードがあり質の高い投手に対して絶望することなく打席に立ち、塁上の走者を返す必要性を強調してきた。」、と監督は語った。
今回の試合でなされるであろうラインアップの変更についてマルティ監督は、フランク・カミーロ・モレホンが腰に重い負傷をし、集中治療を受けていることを明らかにし、そのため今週火曜日の日本戦ではヨスバニ・アラルコンが起用される可能性が高いと述べた。
「彼(モレホン)はプレーしたがっているが、われわれは医師とともに選手の健康をチェックしている。もちろんアラルコンは責任の重い打順に入る。攻撃力を求めておそらく5番か6番になる。」、と話した。
同様に、攻撃力を高める観点から、ユリスベル・グラシアルが二塁に、ジェフェルソン・デルガドが三塁に起用される可能性が非常に高い。この変更がもたらす危険性についても考慮しながら監督は検討している。
「われわれには多くの選択肢がない。首脳陣でこれを分析している。確かにこの2つのポジションでの守備が弱まるが、われわれにはほかの専門の二塁手がいないし、カルロス・ベニテスは打撃が不調だ。すでに説明してきたように、ラウル・ゴンサーレスを昇格させるには、捕手が負傷し、それをMLBが評価することが必要だ。チームを編成したときにそのように通達があった。」、とマルティ監督は説明した。
「生死をかけた試合に向かう。攻撃力を高めなければならないし、われわれのすぐれた投手陣は用意万端整っている。」、とマルティ監督は締めくくった。
バーニョス:「つねに勝利を目指していく」
ブラディミール・バーニョス投手は負けられない試合に恵まれているようだ。先日のクリアカンでのカリビアン・シリーズや、今回のWBCでの中国戦でもそうだ。そのようなときでも彼はあわてず、落ちついて、非常に楽観的にその任務を負う。
「調子はいい。すべてを得るか、または失うか、といった試合であることはわかっている。もし負ければほぼ大会敗退となるだろう。いつものようにすべてを発揮して、キューバのファンたちを裏切らないようにしたい。これらの試合はわれわれ選手を少し偉大にする。」、と今大会5イニングを投げ1安打のみに抑えた右腕は語った。
「つねに勝利に向けて考えている。日本選手のこともよく研究している。彼らが準備していない形のピッチングをしなければならない。打者たちはバッターボックスで非常に規律がとれている。プロ野球でプレーしている分だけ、われわれより少しだけスキルがある。」、とバーニョスは述べた。
「WBCでのキューバに対する日本のジンクスは明日変わりうる。大試合になり、わが国の国民が期待している喜びを与えられるよう期待している。」、とバーニョスは話した。球数制限が80球に伸びたことによっても非常に落ち着いており、リリーフ投手がもっとも勝利を確保しやすい形でマウンドを引き継ぐつもりである。
Clásico Mundial: Baños contra Japón y cambios en la alineación
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/03/13/clasico-mundial-banos-contra-japon-y-cambios-en-la-alineacion/#.WMdsYdLhDIU
ヨスバニ・アラルコン WBCイスラエル戦後インタビュー
アラルコンをレギュラーに望む人たちは少なくない
Juventud Rebelde、2017年3月13日、Norland Rosendo記者
その打撃力ゆえに、キューバ国内で待望論が多かった変化のひとつである。捕手にと考える人もいれば一塁にと考える人もいるが、いずれにしてもヨスバニ・アラルコンをレギュラーでプレーさせたいと考える人は少なくない。フランク・カミーロ・モレホンの腰の負傷に直面して、アラルコンの時間(とき)が到来したようだ。
イスラエル代表との試合で防具を身に着け、守備やキャッチングで目立った動きを見せたが、期待された打撃では3回打席に立ち力強いスイングを見せたものの、結果が出なかった。
- 今大会での自身の捕手デビューをどう見ていますか。
与えてもらった機会には喜んでいるが、満足はしていない。安打が打てなかったし、なによりもチームの敗戦はつらい。
- 懲戒のために6ヶ月間国内リーグの試合から遠ざかっていました。その間は何をしていましたか。
トレーニングは欠かさず続けていた。私の行動を評価してもらい、大会代表メンバーに選ばれるという幸運にめぐまれた。
- いまご自身は最高の状態にありますか。
トレーニングが不足しているとは思わないが、試合に出ていない期間が長かったので、代表レベルの野球に適合する
- あなたがスタメンにいるべきだと意見を伝えてくるファンがキューバにはたくさんいます。
国民が私のことを信頼してくれていることは誇りに思う。彼らをがっかりさせたままにはしない。いい結果を残せなくても試合不足を理由に自分を正当化はしたくない。試合に出たらグラウンドで全力を尽くす。
- 今大会は盗塁走者を刺すのは難しいですか。
このレベルの大会はそのとおり難しい。タイミングの取り方も、走り方もすべてうまい。投手の責任かどうかという議論に私は立ち入らない。プロの野球選手はほとんど常に、やるべき形で、やるべきときにすべておこなうものだ。
- 大会前の強化試合ツアー以降ここまで、非常に厳しい投手陣と対戦してきました。もっとも印象深かったことは何ですか。
キューバには時速90マイルを投げる投手はほとんどいないよね。この大会にもほとんどいないんだが、それは95マイル以下では投げないからだ。さらには多くの球種と、すぐれた配球の技術を持っている。この点においてわれわれより優れている。
- キューバの投手陣がこれだけの四球を与えてしまう原因は何でしょうか。
いくつかあると思うが、キューバでは審判のストライクゾーンが広すぎる。ここでは妥当な形になっている。ホームベースから若干外れたボールはキューバではストライクだが、ここではボールになる。
- 捕手としても一塁手としてもうまくプレーするという利点をあなたは持っています。どちらでも用意万端ですか。
ここでは一塁の練習はしていない。ラス・トゥナスでは両方のポジションで練習してきて、どちらもまかされてきた。
- あなたが好きのはどちらですか。
両方だ。
- それはよかった。ちょうど今あなたの県では捕手の大会がおこなわれています。
うん、ラファエル・ビニャーレスは非常に高い可能性を持った才能あふれる若者だ。チームが、ひとつのポジションに、代表メンバークラスの2人の選手を持てれば非常に有利になる。競合する2人を探しださなければならない。
- あなたにとって捕手の代表的選手は誰ですか。
私の捕手のアイドルはアリエル・ペスタノだ。
- また召集された場合の準備はできてますか。
私はいつでも機会をもらえるように準備している。
日本戦での安打(3月7日)
イスラエル戦盗塁刺殺(3月12日)
二次ラウンド日本戦での勝ち越し安打(3月14日)
La hora de Alarcón
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2017-03-13/la-hora-de-alarcon/
フレデリク・セペダ、イスラエル戦敗北後に語る WBC二次ラウンド
Prensa Latina、2017年3月12日
キューバ代表の指名打者フレデリク・セペダはきょう(現地時間3月12日)、第四回WBCの二次ラウンド初戦でのイスラエル戦敗北後に自己批判し、しかしチームは最後まで戦い続けると断言した。
「試合のカギとなる場面でわれわれは失敗し、つなげることができなかったが、彼ら(イスラエル)はそれができた。そういった場面がわれわれには何度もあった。野球では点を多く取った方が勝つのだから。」、とキューバ代表の三番打者は強調した。
キューバはきょう東京ドームでのイスラエル戦に1対4で敗れ、準決勝進出の可能性が減った。残り2試合、開催国日本戦と、次のオランダ戦の両方に勝たなければならなくなった。
WBC四大会出場のセペダは、いま大事なことは個人記録などよりチームが勝つことなんだ、と強調した。
今大会開始前、この国際的キューバ選手セペダは、さまざまな大会通算打撃記録の部門でトップに立っていた。安打、二塁打、四球、本塁打のほかに、出塁率は.550を超えている。
もしチームが敗れれば目的は達成されない、とWBC大会の史上ベストナインの一人であるセペダは表明した。
ユダヤ系の米国人選手(大リーグ経験者含む)によってほぼ構成されているイスラエルチームについてセペダは、強いことはよいことだ、トーナメントではより強いものが選ばれる、と話した。
きょうはいい試合になったが、彼らが勝利を手にし、われわれができなかった得点を彼らがとった、と繰り返した。
ここまでイスラエルは4戦全勝となった。一次ラウンドAグループでオランダ、韓国、中華台北戦に三連勝し、きょうもキューバに勝利した。
イスラエルチームにはイスラエル生まれの選手はただ一人だけである。残りの選手について大会規則は、その国民の子孫であることを証明すれば加わることを認めている。
キューバ代表は明日は休養し、翌火曜日に日本代表と対戦する。一次ラウンドでは6対11で敗れた相手である。
その翌日の水曜日にはオランダと対戦する。今世紀キューバチームにとって最も強敵のひとつである。
米国ロサンゼルスのドジャーススタジアムで予定されている準決勝に進出するためには、キューバ代表チームは団結し、この二試合に勝利しなければならないが、複数の専門家の意見によれば、現状可能性は少ない、と伝えられている。
Cepeda hace autocrítica y Cuba mira hacia adelante en Clásico Mundial
http://www.prensa-latina.cu/index.php/component/content/?o=rn&id=70306&SEO=cepeda-hace-autocritica-y-cuba-mira-hacia-adelante-en-clasico-mundial
2017年03月12日
ユリスベル・グラシアル WBC二次ラウンド直前インタビュー ロサンゼルスを目指す
Trabajadores、2017年3月12日、Joel García León記者
マタンサスのユリスベル・グラシアルは、第四回WBCのキューバ代表チームのなかで、安打(8本)、二塁打(3本)、盗塁(3回)、打率(.500)でトップに立っている。チームの中でも特に強靭な肉体を持つこの三塁手は、トーナメントが進むにつれて勝ち進んでいくという挑戦に取り組んできた。
- ここまで維持してきている打撃の好調さは何に起因しますか。
大会前に台北や韓国、日本でおこなってきた準備の成果だ。あれがチーム全体に役立った。個人的には自分の弱点だったアジアの投手を多く見れた。
- あなたにとってのキンデランの役割は。
私はつねにコーチ陣の話を聞くほうだが、今回ここで打撃コーチとしてオレステス・キンデランがいてくれたのは幸運だった。私たちはみな彼の助言に耳を傾けて、彼の言うことにトライしている。彼は偉大な野球選手だったが、人間的にも立派な人だ。彼はボールをきちんとミートすることを非常に重視する。それが結果としてヒットになり、二塁打になり、本塁打になるのがベストだと。
- チームは決勝に進むことを考え続けていますか。
もちろんだ。そのためには試合でのひとつひとつのプレーをしっかりおこなわなければならないし、各自単独ではなく、9人の集団であるという自尊心を持つことが必要だ。誰かがエラーをしてもほかの人間がカバーすることができる。二次ラウンドに進出するという目的は成し遂げたが、今後すべての試合が重要だ。日本とオランダに勝てれば準決勝に進出することができる。
- カンナム・リーグを経てWBC出場となりましたが、またこのあとカンナムには。
カンナム・リーグを経験したことで私は、試合に向かうための精神的落ち着きと平静さを持つことができた。試合での緊張した瞬間を適時の調整で解決することを学んだ。今年もケベック・キャピタルズでプレーすることになっており、これも発奮材料だ。つまり私のレベルが評価されたということだから。
- 三塁での守備をどのようにこなしていますか。
数年前に任されたときから問題なく適応できている。これまで代表チームでは偉大な成績を残した多くの選手が三塁を守ってきたことは確かだが、私は喜んで、プレッシャーなしに引き受けた。内野の中では一番多くプレーしてきて、慣れているポジションだ。
- WBCでの個人的な目標は。
何もない。ただこれまでと同じく、チームのひとつひとつの勝利に貢献し、ロサンゼルスに進むよう力を尽くし続けるだけだ。中長期の目標なら、私の希望はキューバ代表として戦い続け、国際リーグでの成績をあげ、国内リーグでも王者になることだ。
ユリスベルは会話を終え、グラウンドに戻った。彼の規律、素朴さ、力強さは、現在の彼をつくりあげたものだろう。
日本戦での2点二塁打(3月7日)
Gracial con gracia en el Tokyo Dome
http://www.trabajadores.cu/20170312/seccion-circulo-espera-yurisel-gracia-tercera/
ロエル・サントス WBC二次ラウンド直前インタビュー ロサンゼルスを目指している
Trabajadores、2017年3月12日、Joel García León記者
ロエル・サントスは第四回WBCで見事なデビューをかざった。8シーズンの国内シリーズのあとの、カンナム・リーグでのすぐれた成績と、クリアカンのカリビアン・シリーズでのグランマチームにおける成長によって、サントスは今大会のキューバ代表の中堅手で一番打者というレギュラーの座を獲得した。
打率.467(15打数7安打)の打撃、3つの印象的な好守備、ウィルフレド・サンチェスやエルロヒオ・オソリオまたはルイス・ウラシア流に出塁するための驚くべき能力は、東京ドームにいた同僚や専門家たちに非常に強い印象を与えた。
- 左投手に対してロエルを据えるという神話はようやく終わりましたね。
相手投手が左か右かというのは一度も心配したことがない。打ち、いい試合をし、自分が楽しむことをただ心がけている。その(右か左かという)理論は世界野球のなかではどんどん廃れていっている。アジアツアー以来、首脳陣が私を信頼してくれていることに感謝している。
- バッター・ボックス内で歩きながらボールを完全にミートできているのは驚くばかりです。
相手の守備陣を少し動揺させ、優勢な相手投手を動かすために、この能力をみがき、使うようになった。個人的に判断しておこなっているが、キューバ国内や国際大会でいい結果を出せている。いまここでは自分が出塁するために使っている。それがラインアップでの自分の打順の主要目的だから。
- その役割をうまく果たすための助言をルイス・ウラシアがあなたにおこなったと聞いています。
ウラシアとは彼のキャリア最後の数年間で会うことができ、そのあと私たちは多くの会話をかわしてきた。彼から助言をもらって、それらを最大限に利用してきている。この打順は私にとってとても気分がよい。つねに塁上にいて、盗塁して、得点をあげることにトライできるからだ。彼のような名選手がスポーツキャリア上の経験を私に伝えてくれることにとても感謝している。現在のチームではキンデランがそれをやってくれており、彼から学べるということもぜいたくな話だ。
- カンナム・リーグでの活動はあなたの成長にどれだけ役立ちましたか。
グラウンドでより多くの自信と忍耐を持てるようになった。ひとは国際イベントでは欲を見せるものだ。自分のよいところを見せて次の大会の出場にもつなげようとする。しかしカンナム・リーグでは重要なことは集中だということを教わった。それができていれば結果はあとから着いてくる。それで私は思ったんだ。カンナムでできたのだから、WBCでも同じようにできるだろうと。
- 屋根付きの球場ですが何か特別な準備は。
私はつねに早く到着して打撃練習したあとは、すばやく守備練習に移り、たくさんの打球を受けるようにしている。屋根付きの球場は、これまでのツアーで経験したところも、東京ドームも、私は気分よく感じている。今後も忘れないであろう守備もいくつかできたし。
- このあとは。
今回のチームは経験豊かな選手と若い選手との混合だ。私たちは、二次ラウンドに進出できなかったという記憶をもう過去のものにした。いま私たちはロサンゼルスのことを考えている。
日本戦での守備(3月7日)
日本戦での打撃(3月7日)
中国戦での打撃(3月8日)
オーストラリア戦後記者会見(3月10日)
二次ラウンド日本戦での打撃(3月14日)
CM 2017: Santos para Cuba, de nombre Roel
http://www.trabajadores.cu/20170312/circulo-espera-santos-cuba-nombre-roel/
2017年03月10日
キューバ代表 WBC一次ラウンドでの個人成績一覧
キューバ代表はオーストラリアを下し、第四回WBCの二次ラウンド進出を決めた。二次ラウンドでキューバ代表は、イスラエル(3月11日土曜日、午後10時、キューバ時間)、日本(3月14日火曜日、午前6時)、オランダ(3月14日、午後11時)、と対戦する。
その前に、一次ラウンドでの3試合でおきたことについて総括しておくことは有益である。キューバ代表は日本戦で6対11と敗れ、中国戦に6対0、オーストラリア戦で4対3と勝利した。
ここに、グループB、一次ラウンドの3試合でのキューバ打撃陣と投手陣の成績表を紹介する。その数字を確認し、その成績を評価し、WBC一次ラウンドでのキューバの最優秀選手を投票してください。
打撃陣
氏名 打数-安打/得点/二塁打/三塁打/本塁打/打点/三振/四球/打率/出塁率
Roel Santos 11-6 / 3 CA / 1 2B / 1 3B / 2 CI / 2 K / 0 BB / 545 AVE / 545 OBP
Alexander Ayala 12-5 / 1 CA / 3 2B / 1 CI / 0 K / 0 BB / 417 AVE / 417 OBP
Frederich Cepeda 8-1 / 2 CA / 0 EXT / 1 CI / 1 K / 6 BB / 125 AVE / 500 OBP
Alfredo Despaigne 10-4 / 3 CA / 2 HR / 5 CI / 3 K / 3 BB / 400 AVE / 538 OBP
William Saavedra 11-2 / 1 CA / 0 CI / 2 K / 1 DB / 0 BB / 182 AVE / 250 OBP
Yurisbel Gracial 12-7 / 2 CA / 3 2B / 2 CI / 0 K / 0 BB / 3 BR / 583 AVE / 583 OBP
Carlos Benítez 9-1 / 1 CA / 0 EXT / 0 CI / 2 K / 1 BB / 111 AVE / 200 OBP
Frank Camilo Morejón 9-2 / 1 CA / 1 2B / 1 CI / 2 K / 0 BB / 222 AVE / 222 OBP
Yoelkis Céspedes 12-4 / 2 CA / 1 2B / 1 CI / 5 K / 0 BB / 333 AVE / 333 OBP
Yordan Manduley 2-0 / 000 AVE / 000 OBP
Víctor Víctor Mesa 1-1 / 1 2B / 1000 AVE / 1000 OBP
Guillermo Avilés 3-1 / 2 CI / 1 K / 333 AVE / 333 OBP
Yosvany Alarcón 2-1 / 500 AVE / 500 OBP
Jefferson Delgado 1-0 / 1 K / 000 AVE / 000 OBP
投手陣
氏名 投球回数/被安打/自責点/与四球/奪三振/防御率
Noelvis Entenza 1.1 inn / 4 H / 1 CL / 1 BB / 1 K / 8,18 PCL
Vladimir Baños 5.0 inn / 1 H / 0 CL / 0 BB / 4 K / 0,00 PCL
Lázaro Blanco 2.2 inn / 5 H / 0 CL / 3 BB / 3 K / 0,00 PCL
Yoanni Yera 5.0 inn / 5 H / 4 CL / 5 BB / 3 K / 7,20 PCL
Vladimir García 5.0 inn / 5 H / 2 CL / 1 BB / 5 K / 3,60 PCL
Miguel Lahera 2.0 inn / 0 H / 0 CL / 0 BB / 3 K / 0,00 PCL
Liván Moinelo 1.1 inn / 2 H / 0 Cl / 1 BB / 4 K / 0,00 PCL
Jonder Martínez 2.1 inn / 2 H / 2 CL / 2 BB / 2 K 8, 57 PCL
Alaín Sánchez 1.0 inn / 2 H / 1 CL / 0 BB / 0 K / 9,00 PCL
Raidel Martínez 0.1 inn / 2 H / 1 CL / 1 BB / 0 K / 27,00 PCL
José Ángel García 0.0 inn / 1 H / 2 CL / 1 BB / 0 K / – PCL
¿Quién fue el mejor jugador de Cuba en la primera fase del IV Clásico Mundial?
第四回WBC一次ラウンドでのキューバ最優秀選手は誰?
Alfredo Despaigne
Roel Santos
Yurisbel Gracial
Alexander Ayala
Vladimir Baños
Miguel Lahera
Vladimir García
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Quién ha sido el mejor jugador cubano en el IV Clásico Mundial? (+ Estadísticas)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/03/10/quien-ha-sido-el-mejor-jugador-cubano-en-el-iv-clasico-mundial-estadisticas/#.WMOWA9LhDIU
アルフレド・デスパイネ インタビュー WBC二次ラウンド進出を決める逆転満塁本塁打
オーストラリア戦で大きな本塁打を打った直後のアルフレド・デスパイネ
Trabajadores、2017年3月10日、Joel García León記者
アルフレド・デスパイネが3月10日、第四回WBCのオーストラリア戦で放った本塁打はすでに歴史に残るもので、これまでわれわれの脳裏に何度もよぎってきたアントニオ・ムニョス、ペドロ・メディーナ、アグスティン・マルケッティ、オマール・リナーレスたちの歴史的な一打に匹敵するものとなった。
わがキューバ代表チームの4番打者のこの大きな一撃は満塁本塁打となり、オーストラリア戦の勝利だけでなく、野球界の最高のイベントでの二次ラウンド進出を決めた。
またこれでデスパイネのWBCでの本塁打は6本目となり、同僚フレデリク・セペダが持つ大会史上通算最多本塁打の記録に並んだ。デスパイネは2009年大会で1本、2013年大会で3本、今回東京での大会では2本打っている。
試合後の記者会見でデスパイネは、きょうの本塁打について、自身の全キャリアにおける忘れがたい10本のなかに入る、と認め、2010年に日本で開催された世界大学選手権でキューバを優勝に導いた米国戦での満塁本塁打に次ぐものと位置づけた。
「低目の直球を打って、少し押されたが、いい飛距離が出た。すでに二死だったのでフライではダメで安打が欲しかった。うまくミートできて本塁打になった。」、とオーストラリア戦の試合後にコメントした。
キューバの4番打者によるこの満塁本塁打は、0対1で走者満塁という場面で、キューバにとって生き残りをかけた試合に決着をつけた(もし負けていれば大会敗退となっていた)。
「本塁打を打ったあとベンチに合図したのは、事前にカルロス・マルティ監督に話していたからなんだ。狙ってくるから見ててくれとね。塁に走者がいる得点機には選手はみなそれを目指すものだが、実現できてとても満足している。」、と話した30歳のデスパイネは、2014年以降、日本のプロ野球リーグと、キューバ国内リーグでのグランマとで、交互に活動を続け、グランマではチーム史上初の王者になったばかりだ。
「これからの試合でもきょうのようなチームを助けられる場面で打順が回ってくることを期待している。なにかの個人記録保持者であることはなんの役にも立たない。チームとして準決勝に進むんだ。二次ラウンドに進出するという第一目標はすでに達成した。いまわれわれはそのさらに先に進む。」、とサンティアゴ・デ・クーバ生まれだがグランマで野球選手となった打者は語った。
「きょうまでと同じように、二次ラウンドもプレーし続ける。ここまですばらしい3試合を戦ってきた。日本戦ではいい勝負をしたが、われわれが敗れた。中国戦では同じように戦い、相手を完封した。きょうは一撃でグループB進出を決めた。」、と応答した。
ここ東京でキューバ代表メンバーのなかでも特にマスメディアの注目を集めるこの野球選手は、「これからもアグレッシブに、規律と奉仕の精神で、グラウンドに立ち続ける。」、と話した。「はじめはイスラエル戦、次に日本戦、最後にオランダ戦がある。いまわれわれ全員の頭の中にあるのは、すでにこの先の段階のことだ。ロサンゼルスに行くこと、つまり準決勝にいることだ。」。
首に生じたちょっとした筋肉痛について医師のフランシスコ・モンテシーノスは、何らかの強い痛みは無いとし、イスラエル戦には支障ないと保証した。「ほんのちょっとした違和感だけだったんだ。なんの心配もいらない。」、と「馬のなかの馬」とあだ名される大打者は説明した。
「きょうの試合はすばらしかった。オーストラリアに対してもその見事なプレーを祝福したい。」、とデスパイネは大会に随行した記者団に対して語った。記者団はデスパイネに対して、大リーグで活動しているキューバ人選手についての意見を訊く機会を逃さなかった。
「米国で生活しプレーしに行くことを決めた野球選手の中には、私の個人的な友人たちもいる。彼らの実績は野球におけるキューバの名を高めていると私は思う。私自身について言えば、キューバ代表として残って、日々、毎年、代表としての成功を得るために戦うことを決意した。いつの日か、われわれ全員が再会できて、キューバチームの同志になれることを願う。」、とデスパイネは締めくくった。
オーストラリア戦で本塁打を放ったアルフレド・デスパイネを祝福するキューバ・ベンチ
Despaigne: “ahora vamos por más”
http://www.trabajadores.cu/20170310/despaigne-ahora-mas/