2017年02月23日
キューバ代表、第三戦も逆転負け WBC強化試合中華台北戦
キューバ代表チームはきょう(2月23日)、中華台北プロリーグの中信兄弟と対戦し、1対3で敗れた。これでWBCに向けての中華台北での強化試合は1勝2敗に終わった。
カルロス・マルティ率いるチームは、1対0とリードして9回を迎えたが、リバン・モイネロが三振をはさんで2四球のあと暴投し、続けてTzu-Hsien Chanに2点タイムリーを許した。
救援のライデル・マルティネスはツーアウト目をとったが、そのあとWun-Jie ChenとTung-Jung Wuに連続ヒットを打たれ、3点目を献上した。インターコンチネンタル・スタジアムに集った、現地リーグの最も象徴的なチームのファンたちは歓喜した。
試合は7回まで両チーム得点なしで進んだが、キューバ代表は、ウィリアム・サアベードラが四球で出塁後、ユリスベル・ガルシアルの安打で進塁し、投手の失策と、カルロス・ベニテスの併殺ゴロのあいだに、1点を先取した。
キューバは、先発のラサロ・ブランコが、5回を投げ、1安打、2三振、1四球というすばらしいスタートを見せた。
そのあと登板したブラディミール・ガルシアは、93マイルの速球を見せたが、5安打、3三振、2四球という結果に終わった。
モイネロも、4つ目のアウトを三振でとったときは、すばらしいスピードを見せたが、敗戦の原因となった問題を取り除くことはできなかった。
Yu-Ching Liは、4人目の投手として2回を投げ、ラストの代打二人、アルフレド・セスペデスとフレデリク・セペダを打ち取って試合を締めた。当夜は気温が15度と寒く、キューバチームの選手にはそれも影響した。
キューバ代表のスターティング・オーダーは、ロエル・サントス中堅、アレクサンデル・アヤラ(1安打)遊撃、ヨスバニ・アラルコン指名打者、ウィリアム・サアベードラ(1二塁打)一塁、ユリスベル・グラシアル(1安打)三塁、カルロス・ベニテス二塁、フランク・カミーロ・モレホン(2安打)捕手、ヨアルキス・セスペデス(1安打、1二塁打)右翼、ビクトル・ビクトル・メサ左翼、だった。
今週金曜日はメンバーにとってまた別の意味できびしい一日になる。韓国への移動が始まり、韓国代表との初戦の数時間前の土曜日夜明け前に現地に到着する。
Cuba pierde 3×1 ante equipo taipeyano en partido previo al Clásico
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/23/cuba-pierde-3x1-ante-equipo-taipeyano-en-partido-previo-al-clasico/#.WK-wENLhDIU
2017年02月22日
キューバ代表、WBC強化試合第三戦目は雨天中止に
雨はキューバ西部の朝を台無しにしただけでなく、第四回WBCにむけてのキューバ代表の強化試合第三戦目である、中華台北大学生選抜とのきょうの試合を中止に追い込んだ。
カルロス・マルティ監督は、また変化をつけたスターティングメンバーを発表していた。ロエル・サントス中堅、アレクサンデル・アヤラ遊撃、ヨスバニ・アラルコン指名打者、ウィリアム・サアベードラ一塁、ユリスベル・グラシアル三塁、カルロス・ベニテス二塁、フランク・カミーロ・モレホン捕手、ビクトル・ビクトル・メサ右翼、ヨエルキス・セスペデス左翼。
キューバチームは、中華台北でおこなわれた現地代表チームとの強化試合で、一試合目は6対2で勝利し、二試合目は2対4で敗れている。
キューバは明日木曜日に試合したあと、同日に韓国に向けて移動する。韓国では同地代表チームとの強化試合が予定されている。WBCに向けた準備は続く。
Suspendido tercer partido preparatorio entre Cuba y universitarios de Taipei
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/22/suspendido-tercer-partido-preparatorio-entre-cuba-y-universitarios-de-taipei/#.WK5vJdLhDIU
2017年02月21日
キューバ代表、中華台北との二試合目は逆転負け WBC強化試合
アビレースはタイムリーを放った
キューバ代表は、台中市で中華台北代表との第四回WBC強化試合二戦目をおこない、2対4で敗れた。
中華台北代表はキューバ代表のリリーフ、ノエルビス・エンテンサ・ゴンサーレス(Noelvis Entenza González)のたちあがりをとらえ、6回に3点を奪い、逆転した。その後8回にもさらに1点を加えた。
キューバは初回にギジェルモ・アビレース・ディフルノ(Guillermo Avilés Difurnó)とオスバルド・バスケス・ゴンサーレス(Osvaldo Vázquez González)の打点で2対0とリードしたが、エンテンサ・ゴンサーレスはこれを守ることができなかった。
先発のブラディミール・バーニョス・チョコン(Bladimir Baños Chacón)は、4回を投げ、2安打、1三振に抑えた。
中華台北は9安打、エラーひとつ、キューバは6安打、エラーなしだった。
投手陣はバーニョスとエンテンサのほかに、レアンドロ・マルティネス(Leandro Martínez、2/3回)、アライン・サンチェス(Alaín Sánchez、1回1/3、3安打)、ミゲル・ラエラ(Miguel Lahera、2回、2安打、1失点、1三振)、の順に登板した。
中華台北の左腕リリーフ、ニ・フ・テ(Ni Fu Te)は3回を投げ、1安打、3三振で、勝利投手となった。
キューバは初回、まずロエル・サントス・マルティネス(Roel Santos Martínez)が安打で出塁し、ヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)の三塁ゴロで二塁に進塁、ジェフェルソン・デルガード(Jefferson Delgado)は遊撃手の失策で出塁、アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)は遊撃フライに倒れたが、アビレースが中堅に、バスケスが左翼に、それぞれ適時打を放って2得点をあげた。
中華台北代表は、6回に安打と四球で出塁したあと、チン・ルン・フー(Ching Lung Hu)が2点適時打を放ち、エンテンサはこの回アウトをひとつもとれず、レアンドロ・マルティネスに交代した。
グランマの左腕マルティネスは、外野フライで2人の打者を抑えたものの、その2つ目のフライは犠牲フライとなり、中華台北の3点目を防ぐことはできなかった。
この試合に向けてカルロス・マルティ・サントス(Carlos Martí Santos)監督は、以下のラインアップを用意した。ロエル・サントス・マルティネス中堅、ヨルダン・マンドゥレイ・エスカローナ遊撃、ジェフェルソン・デルガード三塁、アルフレド・デスパイネ指名打者、ギジェルモ・アビレース・ディフルノ一塁、オスバルド・バスケス捕手、ラウル・ゴンサーレス二塁、ビクトル・ビクトル・メサ(Víctor Víctor Mesa)右翼、ヨエルキス・セスペデス(Yoelkis Céspedes)左翼。
キューバ初回の攻撃
ハイライト
Equipo Cuba perdió segundo tope preparatorio (4×2) ante Taipei
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/21/equipo-cuba-perdio-segundo-tope-preparatorio-4x2-ante-taipei/#.WKx0JtLhDIU
2017年02月20日
セペダ、WBC強化試合初戦で2打点 3番指名打者
Radio Sancti Spíritus、2017年2月20日、Joaquín Gómez Serra記者
サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダ(Frederich Cepeda)は、WBCに向けた中華台北との最初の強化試合で、1安打、2打点、3四球という成績をあげた。試合はキューバ代表が6対2で勝利した。
キューバチームは全部で11安打を放ち、中堅手のロエル・サントス(Roel Santos)が4打数3安打(2単打、1三塁打)、1打点、2得点をあげ、もっとも活躍をした。
記録係のカルロス・デル・ピノによると、捕手のヨスバニ・アラルコンは左翼にソロ本塁打を打ち、打撃でも目立った活躍をした。
キューバの監督によるラインアップは、ロエル・サントス中堅、アレクサンデル・アヤラ遊撃、フレデリク・セペダ指名打者、アルフレド・デスパイネ左翼、ウィリアム・サアベードラ一塁、ヨスバニ・アラルコン捕手、ユリスベル・グラシアル三塁、カルロス・ベニテス二塁、ヨエルキス・セスペデス右翼。
また試合途中でヨルダン・マンドゥレイ遊撃、ビクトル・ビクトル・メサ外野、ギジェルモ・アビレース一塁、ラウル・ゴンサーレス二塁が代わって出場した。
この強化試合初戦でカルロス・マルティ監督は先発にヨスバニ・トーレスを起用した。トーレスが3回まで投げたあと、リリーフのジョアニ・ジェラが8回まで投げ、最後はホセ・アンヘル・ガルシアが締めた。
キーバ代表チームはWBCに向けた強化試合を11試合おこなう。台湾戦のあとは韓国代表や日本のプロ球団とも試合をおこなう。
WBCではグループBに所属し、3月7日に開催国日本と初戦をたたかい、そのあと中国戦、オーストラリア戦と続く。
大会規則によると、グループの上位2チームが二次ラウンドに進出し、グループAの上位2チームと対戦する。グループAではオランダ、台湾、イスラエル、開催国韓国がたたかう。
Cepeda impulsa dos carreras en juego preparatorio para Clásico Mundial de Béisbol
http://www.radiosanctispiritus.cu/es/2017/02/cepeda-impulsa-dos-carreras-en-juego-preparatorio-para-clasico-mundial-de-beisbol/
キューバ、中華台北に勝利 WBC強化試合第一戦
キューバは、中華台北でおこなわれたWBCの強化試合で、中華台北を6対2で破った。
この最初の強化試合でカルロス・マルティ(Carlos Martí)はヨスバニ・トーレス(Yosvani Torres)を先発に起用した。トーレスは3回を投げ、ジョアニ・ジェラ(Yoanni Yera )にスイッチした。ジェラは8回まで投げ、ホセ・アンヘル・ガルシア(José Ángel García)が締めた。
マルティ監督が選んだラインアップは、ロエル・サントス(Roel Santos)中堅、アレクサンデル・アヤラ(Alexander Ayala)遊撃、フレデリク・セペダ(Frederich Cepeda )指名打者、アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)左翼、ウィリアム・サアベードラ(William Saavedra )一塁、ヨスバニ・アラルコン(Yosvani Alarcón)捕手、ユリスベル・ガルシアル(Yurisbel Gracial)三塁、カルロス・ベニテス(Carlos Benitez)二塁、ヨエルキス・セスペデス(Yoelkis Céspedes)右翼。
その後交代要員として起用されたのがヨルダン・マンドゥレイ(Yordan Manduley)遊撃、ビクトル・ビクトル・メサ(Victor V. Mesa )外野、ギジェルモ・アビレース(Guillermo Avilés)一塁、ラウル・ゴンサーレス(Raúl González)二塁。
キューバチームの打撃陣では、中堅手のロエル・サントスが4打数3安打(2単打、1三塁打)、1打点、2得点と最も活躍した。
記録係のカルロス・デル・ピノ(Carlos del Pino)によれば、指名打者のフレデリク・セペダが2打点、捕手のヨスバニ・アラルコンが左翼外野席へのソロ本塁打、と攻撃陣では際立った。
ビジターチームのキューバ代表は、5回に3点をあげ、3対1と試合の主導権を握り、その後6回、7回、9回に1点ずつを加えた。
第一回準優勝チームのキューバ代表は合計11安打を放ったが、マルティ監督が起用した投手陣3人も同数の安打を許した。
キューバチームの首脳陣によれば、チームは、大会に向けての調整のため、強化試合を11〜12試合おこなう。
中華台北(台湾)との試合のあと、韓国代表チームや、日本のいくつかのプロチームとも試合をおこなう。
キューバ代表チームは、グループBで、3月7日に開催国日本と初戦で対戦し、その後、中国、オーストラリアと対戦する。
大会規則によると、このうち上位2チームが二次ラウンドに進出し、グループAの上位2チームと対戦する。グループAでは、オランダ、台湾、イスラエル、韓国が争う。
ハイライト
Cuba vence a Taipei de China en encuentro preparatorio previo al Clásico Mundial (+ Fotos)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/20/cuba-vence-a-taipei-de-china-en-encuentro-preparatorio-previo-al-clasico-mundial/#.WKu4qNLhDIU
2017年02月17日
キューバ代表、WBCに向けてアジアへ出発
3月に開催される第四回WBCに出場するキューバ代表チームは今週金曜日(2月17日)、アジアに向けて出発する。現地では大会でのコンディション調整のため11試合の強化試合をおこなう。
強化試合のなかで、キューバ代表の選手たちは、チーム内での調整や、さまざまなプレーの練習などをおこない、初戦の日本戦での先発投手やラインアップも決定される。
事前の計画によると、キューバ代表チームは2月19日から24日まで中華台北、その後韓国に2月28日まで滞在し、中華台北と3試合、韓国と2試合の強化試合をおこなう。
3月1日までに日本に到着する予定で、現地では日本のプロ野球チームと強化試合をおこなう。
キューバ代表チームは今週木曜日(2月16日)、WBC大会での団旗を受け取った。WBCは3月6日から22日まで、日本、韓国、メキシコ、米国の各都市で開催される。
カルロス・マルティ・サントス(Carlos Martí Santos)率いるキューバ代表チームは、アルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)を主将兼団長とし、日本の首都でおこなわれる一次ラウンドに出場する。そこでは3月7日から10日まで東京ドームを舞台にオーストラリア、中国、開催国日本の各代表チームと対戦する。
マルティ監督は、トーナメントでの最初の目標はまずは二次ラウンドに進出することである、それがそのあとのさらなる勝利につながる、と強調した。
この種の大会でのキューバの最高成績は、第一回大会のときの準優勝であり、第二回と第三回ではそれぞれ6位と5位に終わっている。
日本は第一回と第二回で連続優勝しており、第一回決勝はキューバを10対6、第二回決勝は韓国を5対3で破っている。第三回大会はドミニカ共和国がプエルト・リコを3対0で破って優勝している。
Equipo cubano se prepara en Asia en vista al Clásico Mundial
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/17/equipo-cubano-se-prepara-en-asia-en-vista-al-clasico-mundial/#.WKkevNLhDIU
2017年02月16日
フレデリク・セペダ インタビュー チームを手助けする準備はできている
Cubasí、2017年2月16日、Harold Iglesias Manresa記者
彼はWBCを代表する選手であり、過去3回の大会出場において、最多安打(69打数31安打)、最多打点(23点)、最多得点(17点)といった主要記録保持者である。二度の外科手術後、回復の1年を経て第四回WBCに向かうこの謙虚な野球選手の哲学を改めて確認した。目標はいつも同じだと彼は断言した。つまり、大会でのチームの発展と成績を手助けすることである。
「私の主な目標は、チームを手助けすることと、チームの成績に貢献する個人成績を残すことだ。私たちは
準備を順調にすすめてきているし、いい大会結果が得られるように努めている。」
- 選手としてのリズムをつかむのに一番骨の折れたことはなんですか。
「球場で粘り強くプレーすることだと思う。負傷や特に外科手術などがあると、このあとどうなるかという迷いや不安が残る。以前自分がやっていたすべてのフォームを思い返し、再開すること。努力が必要だ。それによって自分のベストの状態に近づくことで、精神的にも落ち着き、抑制できる。」
- あなたは指名打者として活動していますが、マルティ監督は必要な場合は外野手としての起用もありうると言っています。37歳にとっては少しきつすぎる要求だとは思いませんか。
「個人的にはそのための準備は出来ている。キューバリーグでは通常この年になる前に引退することが多いが、他のリーグでは37歳というのはまだ最高の成績をあげられる年齢だ。多くの前例がある。私はどんな役割でも受け入れるつもりだ。しかしそれはいずれにしても首脳陣が決定することだ。」
- あなたはさまざまな記録保持者ですが、どれに一番関心がありますか。
「どんな大会でもどんなスポーツでも、記録保持者というのはすべていいものだ。まさにそのために、結果を得るために、みなプレーしているわけだから。WBCで私は複数の記録を持つ幸運を得た。安打数であれ打点数であれ更新できると思う。まずは安打数だ。私が打席にたち、なんらかの安打を打つ可能性はあるだろうから。」
- あなたはWBCのすべての大会に出場してきて、大会のレベルを感じ取ってきたと思います。今回の代表チームの可能性についてお聞かせください。
「若い選手が核にいるチームだ。逆にいえば、これまで私たちが経験豊かな選手を抱えていたのに比べて、第一線の国際大会での経験に乏しいともいえる。いい団結力があり、期待がもてる。まだこれから対戦するチームとの試合を経験していないが、少なくとも二次ラウンドに進出する可能性は持っていると思われる。キューバチームは数年前のチームとは違っている。」
「これまではともに大会経験を重ねてきた選手たちが多くいたが、いま初めてチームの活動にエネルギーを注入するすぐれた若い選手たちがいる。攻撃力のスピードは補強されているし、またすぐれた投手陣が完成していると思う。誰もがわかっているとおり、過去の代表にいた力のある選手たちが亡命などの理由により欠けてはいるが、キューバはつねにそういうすぐれた野球選手を輩出してきたし、今後も輩出し続けると私は思う。」
セペダは国内のみならず絶対的なリーダーシップの持ち主である。その威信は、(強打者アルフレド・デスパイネが現在のキューバ野球最高の選手と考える向きもあるが)、わが国の国境を越え、現時点まで、国際大会における最高の打者である。
このスイッチヒッターの自宅で私たちは、球の見極めや非常に調整された力学など、その打撃について話し合った。国内シリーズ18年で、打率.329、340二塁打、53三塁打、265本塁打、5284打数のうち三振はたった773回、四球による出塁は1416回。打点1014、長打率.564、OPS1.038は彼の力強さの証明である。
これらからすると、直近2シーズンの雌伏期間にもかからわず、今回の彼の代表入りはスポーツ面でも精神面でも疑問の余地がないだろう。彼が、試合が佳境にはいり最も1本を求められる状況で期待にこたえるクラッチヒッターであることは言うまでもない。2001-2002年シーズン決勝戦でオルギンの左腕オスカル・ヒル(Oscar Gil)から三振を奪われて以降、そのポストシーズンでの成績は途方もない数字である。
Frederich Cepeda: “Estoy listo para ayudar al equipo”
http://www.cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/60803-frederich-cepeda-%E2%80%9Cestoy-listo-para-ayudar-al-equipo%E2%80%9D
2017年02月15日
フレディ・アシエル・アルバレス代表離脱、ジョンデル・マルティネス昇格へ キューバWBC代表
フレディ・アシエル・アルバレス
Vanguardia、2017年2月15日、Mayli Estévez Pérez記者
ホセ・マルティ記念塔での第四回WBC結団式を明日に控え、アジアへの旅に向けて万事完璧な状態であったはずのところ、シエラ・モレーナ(ビジャ・クララの一地域)の右腕、フレディ・アシエル・アルバレス(Freddy Asiel Álvarez)が利き腕に以前からあった違和感をまた訴えた。
「アシエルと医師はきょう水曜日の朝、ラティーノ球場でのトレーニングのあいだに話しあっていた。」、とフベントゥ・レベルデの記者ノルランド・ロセンドは話した。同記者は日本での大会に特派員として派遣される。JIT紙も次のように報じた。「原因は、フレディ・アシエルの違和感が再発し、万全の状態ではなくなったことに関係しており、今朝の練習後に彼は医師に相談をした。」。おそらく、そのあとに変更の知らせが伝えられたと思われる。
代わりに加わった選手は、キューバ代表の首脳陣、コーチ陣の視線からそれほど遠くないところにいた。右腕ジョンデル・マルティネス(Jonder Martínez、マタンサスでの2016年成績は12勝3敗、防御率2.77)は、WBC代表リストの予備登録投手に含まれていた選手であり、ラティーノ球場でのトレーニングにも参加していた。そのため、今回の決定は容易なものだった。
多くのファンにとって、はじめの代表28人に含まれるべき選手だったマルティネスは、キューバ代表が国際大会でこれまでの最高の成績をおさめた第一回WBCに出場している。アシエルは今回の負傷による離脱で、彼にとっての当落の期間は終わるが、とりわけ、国内外でのさまざまな大会を含む2017年の一年間に向けて充電することが求められる。
JITは次のように締めている。「ほかの代表メンバーは心身ともに良好な状態である。」。キューバは今週木曜日の2月17日に中華台北に向けて出発し、現地で4試合の強化試合をおこなう。その後、韓国に移動し同じく4試合の強化試合、最後に日本で3試合の強化試合をおこなう。
ジョンデル・マルティネス
Asiel se baja finalmente del equipo al Clásico
http://www.vanguardia.cu/deporte/8337-asiel-se-baja-finalmente-del-equipo-al-clasico
2017年02月14日
フレデリク・セペダ インタビュー すべての個人記録と引き換えにしても王者になりたい
JIT、2014年2月14日、Tony Díaz Susavila記者
国際的なスター選手、サンクティ・スピリトゥスのフレデリク・セペダは、来月の第四回WBCに出場する。37歳のセペダは、母国キューバの国内外で偉大な選手として知られている。
本紙はラティーノアメリカーノ球場で、このスイッチヒッターに取材した。ここ数日彼はここで、3月7日に日本チームと対決する東京ドームを目指してトレーニング中である。日本代表チームは第一回大会の王者であり、直近の第三回大会では銅メダルを獲得している。
- 日本リーグでプレーしたあとに今大会に出場することは、どれだけの感慨がありますか。
代表チームに戻ることは私にとって名誉なことだ。今回は私にとって四回目のWBCになる。2016年はとてもきつい年だった。読売ジャイアンツに2年間在籍した日本リーグから負傷した状態で帰国して、膝を手術しなければならなかったが、その15日後には右ひじにトミー・ジョン手術*をおこなった。
その手術から5ヵ月後にはプレーし始めて、打撃も好調だったが、若干再発(炎症)をおこして中断しなければならなかった。2ヶ月の休養のあと復帰して、いまはとても調子がいい。
- 日本チームについてはどういう意見をお持ちですか。WBCの歴史のなかで、優勝2回、3位2回と、つねにメダルを獲得している唯一のチームです。
日本野球は偉大だ。日本リーグは米国や韓国のリーグとともに、とても力強い。とても正確な野球で、ひじょうに統率がとれており、ドミニカ共和国や米国、その他のアメリカ大陸各国からのすぐれた才能をもった選手たちが在籍している。
トレーニングに始まり、試合に至るまで、しっかりしている。動きが俊敏で、パワーヒッターもいるし、世界でも最高峰の投手がいる。投手陣は5種類以上の球種を習得している。
- あなたはWBCで、最多安打(31本)、最多本塁打(5本)、最多長打(13本)、最多打点(23点)、最多得点(17点)、最多四球(5四球)、の記録保持者です。今大会の抱負は。
トレーニングを順調にやってきた。私はもう20歳ではないから自分なりのペースで。またキューバ代表で15回以上、日本で二年間の経験を重ねている。スポーツに対する愛情、決勝を争うんだという熱意、自分の仕事や職業そして課題にむけての献身。それらすべてを捧げたい。万事順調に運んでいる。
- あなたが野球をプレーし始めたとき、今回チーム最年少のヨエルキス・セスペデス(Yoelkis Céspedes)はまだ生まれていませんでした。キューバ野球の新世代をどうみていますか。
とてもよい。キューバではすぐれた才能がつねに現れ続けている。ブラジルやアルゼンチンのサッカーで起きているのと同じだ。そしてそれは海外への選手流出を引き起こしている。たとえばカリビアン・シリーズのような地域トーナメントでもみられる。もし現在大リーグに史上最多のキューバ人選手がいるとして、それは好んでのことではない。その全員が、尊重されるべき野球が存在するここキューバでチームを組んでいたんだ。たとえ年月がたとうとも、才能は生まれ続けるだろう。
- キューバ野球にスイッチヒッターがほとんどいないのはなぜだと思いますか。
野球選手を養成するのは楽な仕事ではない。私は打つときだけ左ききだ。多くの人にとって両方で打つことは難しい。選手にとっても、そのコーチにとっても同様だ。私の場合は父がコーチとしていて、手助けしてくれた。結果が出ないときは常に誰かがこういってくるんだ。「利き腕側で打て。」、つまり私の場合は右打席だけで打てと。でも私は父のおかげでそれを逆にして、右打席だけにしろと強いる人たちの考えを変えさせたんだ。
- あなたは投球に対する見極めがひじょうにすぐれた打者です。バッターボックスの子どもたちにはどんな練習を勧めますか。
まず練習のあいだに自分がやっていることを信用すること。バッティングティー、またはいわゆるバッティングスタンドはどの段階でもとても重要だ。なぜならそれは静的なボールだから、自分の好きなポジションにおくことができるし、自分が望むところにミートできる。いつも私が言っているのは、自転車の運転と同じだということだ。ペダルを見ることから始める。はじめはどこにそれがあるかわからないからだ。それから目を閉じて同じことをやってみる。
- あなたにとって日本の選手、王貞治はどういう存在ですか。
私は11歳のとき世界大会で日本に行った。セルゲイ・ペレス(Serguei Pérez、インドゥストリアレス)やルイス・ミゲル・ナバス(Luis Miguel Navas、サンティアゴ・デ・クーバ)らもいた。サダハルと一緒に写真を撮って、帰国の際に、彼が何者なのかさらなる情報を得た。私には印象深く、彼は私のアイドルになった。あとで私たちは親しくなった。私が日本にいくときはいつも会話をする。偉大な野球選手であり、偉大な人だ。
- WBC大会後に引退することを考えたことは。
ない。
- 引退のときがきたら、、、子どもたちに教えますか、キューバ代表監督の時期がくるまでサンクティ・スピリトゥスを指揮しますか、、それとも、野球から離れて別の仕事につきますか。
そのときがきたら君に言うよ。でもいま君にいえるのは私は監督はしないということだ。
- あなたはWBCの絶対的な記録保持者であり、それらの記録はあなたが出場するたびに伸びていくでしょう。どの記録が一番気に入っていますか。
全部だ。でも記録以外で欲しいものがある。すべての記録と引き換えにしても、王者になりたい。
注釈:
*1974年、ドジャースの投手トミー・ジョン(Tommy John)は肘の側副靱帯を負傷した。チームドクターのフランク・ジョーブ(Frank Jobe)は、戦争中に実習していたことを試そうと決意した。それは、損傷した靭帯を切除し、他の身体箇所から摘出した腱を移植する、というものだった。ジョーブ医師は、前腕腱を移植し、成功した。トミー・ジョンは1989年までプレーした。
Cepeda ansía otro récord
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=40141
2017年02月11日
キューバ、7月のロッテルダム・トーナメント参加へ
JIT、2017年2月11日、Tony Díaz Susavila記者
「チームをつくるにはまだ早いが、今年のオランダ・ロッテルダムでのワールドポート・トーナメントに参加するのは確かだ」、とキューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス(Higinio Vélez)会長は本紙に認めた。
「招待をもらったので、ふたたび参加する意思を返答した。」、と会長は述べた。
今年の大会は、7月1日から9日にかけて、キューバのほか、韓国、日本、キュラソー、開催国オランダが参加して開催される。
キューバは2013年大会と2015年大会を、それぞれヨバニ・アラゴン(Yovani Aragón)監督、ビクトル・メサ(Víctor Mesa)監督のもとで制している。
「この大会への出場は常に得るものがある。オランダの野球レベルは上がってきており、大会に参加するどんなチームにも立ち向かってくる。」、とアラゴン(現在連盟役員)は述べた。
ハーレムベースボールウイークと1年ごとに開催されるこのロッテルダムのトーナメントでキューバ代表は、これまで10回優勝している。
このうち7回はキューバチームが制覇し(1997年、2001年、2003年、2007年、2009年、2013年、2015年)、のこり3回はハバナチームが制覇している(1985年、1987年、1995年)。
他の参加国も少なくとも一度は優勝しているが、唯一キュラソーだけは優勝経験がない。キュラソーはオランダの一流チームにすぐれた野球選手を供給している地域である。
ロッテルダム市は、世界最大の港湾をもっており、その主要なスポーツイベントとして野球トーナメントを開催している。
TORNEO DE ROTTERDAM
Cuba participará en edición del 2017
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=40116