2017年02月16日
フレデリク・セペダ インタビュー チームを手助けする準備はできている
Cubasí、2017年2月16日、Harold Iglesias Manresa記者
彼はWBCを代表する選手であり、過去3回の大会出場において、最多安打(69打数31安打)、最多打点(23点)、最多得点(17点)といった主要記録保持者である。二度の外科手術後、回復の1年を経て第四回WBCに向かうこの謙虚な野球選手の哲学を改めて確認した。目標はいつも同じだと彼は断言した。つまり、大会でのチームの発展と成績を手助けすることである。
「私の主な目標は、チームを手助けすることと、チームの成績に貢献する個人成績を残すことだ。私たちは
準備を順調にすすめてきているし、いい大会結果が得られるように努めている。」
- 選手としてのリズムをつかむのに一番骨の折れたことはなんですか。
「球場で粘り強くプレーすることだと思う。負傷や特に外科手術などがあると、このあとどうなるかという迷いや不安が残る。以前自分がやっていたすべてのフォームを思い返し、再開すること。努力が必要だ。それによって自分のベストの状態に近づくことで、精神的にも落ち着き、抑制できる。」
- あなたは指名打者として活動していますが、マルティ監督は必要な場合は外野手としての起用もありうると言っています。37歳にとっては少しきつすぎる要求だとは思いませんか。
「個人的にはそのための準備は出来ている。キューバリーグでは通常この年になる前に引退することが多いが、他のリーグでは37歳というのはまだ最高の成績をあげられる年齢だ。多くの前例がある。私はどんな役割でも受け入れるつもりだ。しかしそれはいずれにしても首脳陣が決定することだ。」
- あなたはさまざまな記録保持者ですが、どれに一番関心がありますか。
「どんな大会でもどんなスポーツでも、記録保持者というのはすべていいものだ。まさにそのために、結果を得るために、みなプレーしているわけだから。WBCで私は複数の記録を持つ幸運を得た。安打数であれ打点数であれ更新できると思う。まずは安打数だ。私が打席にたち、なんらかの安打を打つ可能性はあるだろうから。」
- あなたはWBCのすべての大会に出場してきて、大会のレベルを感じ取ってきたと思います。今回の代表チームの可能性についてお聞かせください。
「若い選手が核にいるチームだ。逆にいえば、これまで私たちが経験豊かな選手を抱えていたのに比べて、第一線の国際大会での経験に乏しいともいえる。いい団結力があり、期待がもてる。まだこれから対戦するチームとの試合を経験していないが、少なくとも二次ラウンドに進出する可能性は持っていると思われる。キューバチームは数年前のチームとは違っている。」
「これまではともに大会経験を重ねてきた選手たちが多くいたが、いま初めてチームの活動にエネルギーを注入するすぐれた若い選手たちがいる。攻撃力のスピードは補強されているし、またすぐれた投手陣が完成していると思う。誰もがわかっているとおり、過去の代表にいた力のある選手たちが亡命などの理由により欠けてはいるが、キューバはつねにそういうすぐれた野球選手を輩出してきたし、今後も輩出し続けると私は思う。」
セペダは国内のみならず絶対的なリーダーシップの持ち主である。その威信は、(強打者アルフレド・デスパイネが現在のキューバ野球最高の選手と考える向きもあるが)、わが国の国境を越え、現時点まで、国際大会における最高の打者である。
このスイッチヒッターの自宅で私たちは、球の見極めや非常に調整された力学など、その打撃について話し合った。国内シリーズ18年で、打率.329、340二塁打、53三塁打、265本塁打、5284打数のうち三振はたった773回、四球による出塁は1416回。打点1014、長打率.564、OPS1.038は彼の力強さの証明である。
これらからすると、直近2シーズンの雌伏期間にもかからわず、今回の彼の代表入りはスポーツ面でも精神面でも疑問の余地がないだろう。彼が、試合が佳境にはいり最も1本を求められる状況で期待にこたえるクラッチヒッターであることは言うまでもない。2001-2002年シーズン決勝戦でオルギンの左腕オスカル・ヒル(Oscar Gil)から三振を奪われて以降、そのポストシーズンでの成績は途方もない数字である。
Frederich Cepeda: “Estoy listo para ayudar al equipo”
http://www.cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/60803-frederich-cepeda-%E2%80%9Cestoy-listo-para-ayudar-al-equipo%E2%80%9D
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