Venceremos、2024年11月20日、ACN(Boris Luis Cabrera記者)
第三回プレミア12はキューバにとって同大会史上最悪の結果に終わった。わずか1勝(4敗)で、プエルトリコ、ドミニカ共和国、オーストラリアと同じ勝敗で総合順位11位。オーストラリアは、キューバが今大会唯一勝つことができた(しかも1点差で)チームである。
野球は、グラウンド上で提供されるさまざまなバリエーションと無数の統計により、もっとも複雑で解釈が難しいスポーツの一つであり、いったん27個目のアウトが出たらあらゆる大会での特定のチームの試合やパフォーマンスを論評したり分析したりすることはとても簡単になる。
打者の一振りや、首脳陣の一つの判断が、数秒ですべてを変えうるし、試合中の特定の瞬間に影響しうる主観的要因があり、事前にいくら研究がなされようとも勝利の保証はない。
これらの前提を考慮して、野球にはすぐれた戦略も悪い戦略もなく、多くの場合、誰も制御できずもっとも洗練されたコンピューターでも予測できない要素に依存して、良い結果や悪い結果が出るだけである、という主張が常に擁護されてきた。
そのため、野球において、首脳陣の仕事を評価する唯一の方法はその結果だけであり、とりわけ、そのメンバーのなかに、少なくとも試合のグラウンドで異なるイメージを残すために必要な武器を備えた選手がいる場合はなおさらである。
キューバは、世界野球ソフトボール連盟が各グループへ分配するスーパーラウンドへの出場権2枠のひとつを獲得する本命候補としては決して出場しなかった。ライバルには、堅固なプロリーグを持つ韓国(第一回大会王者)、日本(前回王者)、開催国中華台北の3か国などがいた。
しかしながら、数週間におよぶ長いトレーニングや、時差を解消し確かなレベルのチームとの対戦ができた有意義なアジアツアーを経て、しっかりとしたパフォーマンスへの期待があった。
しかしそうはならなかった。結局キューバ人選手たちは、数名の例外を除いて、期待を大きく下回り、これがさまざまな解釈を生んでいる。
おおざっぱに、ファンが理解しうる言葉で言い換えると、われわれは3つの疑問を持っている。大会をベストな形で迎えるためのトレーニング計画の設計が悪かったのか、メンバーの選抜が悪かったのか、はたまた単純にわれら選手の質が相手選手よりもかなり下回っているのか。
この最後の点については、わたしはそうは思わない。チームのメンバーの数名は他の大会やプロリーグで自らのレベルをすでに示している。
一例をあげると、チームのなかでもっとも上位の4選手(ヨアン・モンカダ、エリスベル・アルエバルエナ、アルフレド・デスパイネ、アリエル・マルティネス)は合計で、長打がわずか2本、3打点、平均打率はたったの.203だった。
そこでこのチームの首脳陣が果たした役割に立ち返ることになる。采配が間違っていたのか、あるいは他の選手であればもっとうまくできたのか、われわれには知るすべがないし、トレーニングの戦略において誤りを犯したともわれわれは断言できないが、そこに結果は存在する。
批判は彼らに強く落ちてくるが、これらの状況のもとでは、アルマンド・ジョンソン監督が会見で言ったとおり、責任を負う以外のことはできない。
倒木から蒔をつくるのは不可能と考える人もいるだろうが、この瞬間から決して起きてはならないことは、生活が通常通りに続き、ページがめくられ、最近の過去にも起きたような不毛な正当化が始まることである。
これを言うのはつらいことだが、とりわけチームの首脳陣には、野球界に残した影響と小国キューバに与えた喜びによって国民に愛されている栄光の野球人たちがいるが、彼らはその責任を負わなければならない。
最後に、今回のプレミア12でのキューバの収穫は、主に経済的テーマに関して数年前からわが国のスポーツを攻撃している他の「悪魔たち」の結果であることも明らかにしなければならないが、それはまた次回に。
キューバTV「ボーラ・ビバ」(2024年11月18日)
キューバ対中華台北 ハイライト(2024年11月18日)
キューバ対日本 ハイライト(2024年11月17日)
キューバ対オーストラリア ハイライト(2024年11月15日)
キューバ対韓国 ハイライト(2024年11月13日)
キューバ対ドミニカ共和国 ハイライト(2024年11月12日)
Premier 12: Amargas reflexiones
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