2017年03月12日
ユリスベル・グラシアル WBC二次ラウンド直前インタビュー ロサンゼルスを目指す
Trabajadores、2017年3月12日、Joel García León記者
マタンサスのユリスベル・グラシアルは、第四回WBCのキューバ代表チームのなかで、安打(8本)、二塁打(3本)、盗塁(3回)、打率(.500)でトップに立っている。チームの中でも特に強靭な肉体を持つこの三塁手は、トーナメントが進むにつれて勝ち進んでいくという挑戦に取り組んできた。
- ここまで維持してきている打撃の好調さは何に起因しますか。
大会前に台北や韓国、日本でおこなってきた準備の成果だ。あれがチーム全体に役立った。個人的には自分の弱点だったアジアの投手を多く見れた。
- あなたにとってのキンデランの役割は。
私はつねにコーチ陣の話を聞くほうだが、今回ここで打撃コーチとしてオレステス・キンデランがいてくれたのは幸運だった。私たちはみな彼の助言に耳を傾けて、彼の言うことにトライしている。彼は偉大な野球選手だったが、人間的にも立派な人だ。彼はボールをきちんとミートすることを非常に重視する。それが結果としてヒットになり、二塁打になり、本塁打になるのがベストだと。
- チームは決勝に進むことを考え続けていますか。
もちろんだ。そのためには試合でのひとつひとつのプレーをしっかりおこなわなければならないし、各自単独ではなく、9人の集団であるという自尊心を持つことが必要だ。誰かがエラーをしてもほかの人間がカバーすることができる。二次ラウンドに進出するという目的は成し遂げたが、今後すべての試合が重要だ。日本とオランダに勝てれば準決勝に進出することができる。
- カンナム・リーグを経てWBC出場となりましたが、またこのあとカンナムには。
カンナム・リーグを経験したことで私は、試合に向かうための精神的落ち着きと平静さを持つことができた。試合での緊張した瞬間を適時の調整で解決することを学んだ。今年もケベック・キャピタルズでプレーすることになっており、これも発奮材料だ。つまり私のレベルが評価されたということだから。
- 三塁での守備をどのようにこなしていますか。
数年前に任されたときから問題なく適応できている。これまで代表チームでは偉大な成績を残した多くの選手が三塁を守ってきたことは確かだが、私は喜んで、プレッシャーなしに引き受けた。内野の中では一番多くプレーしてきて、慣れているポジションだ。
- WBCでの個人的な目標は。
何もない。ただこれまでと同じく、チームのひとつひとつの勝利に貢献し、ロサンゼルスに進むよう力を尽くし続けるだけだ。中長期の目標なら、私の希望はキューバ代表として戦い続け、国際リーグでの成績をあげ、国内リーグでも王者になることだ。
ユリスベルは会話を終え、グラウンドに戻った。彼の規律、素朴さ、力強さは、現在の彼をつくりあげたものだろう。
日本戦での2点二塁打(3月7日)
Gracial con gracia en el Tokyo Dome
http://www.trabajadores.cu/20170312/seccion-circulo-espera-yurisel-gracia-tercera/
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