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2018年10月22日

テレビカメラとENGカメラの違い

テレビカメラとは、スタジオでニュースキャスターなど映している大きなカメラで中継用です。ENG(Electric news gathering)は、報道カメラマン用に作られたカメラでハンディ撮影ができます。また、ENGによる中継ができ、マルチカム対応で制作番組を撮ることをEFPという。そして、一般市民的には、ENGのコンパクト化がハンディカムであり、現在では、DSLRといって一眼レフデジタルカメラで動画を撮ることもできますね。

次に、初期のテレビカメラは、画質を良くするためイメージセンサーが2インチであり、1インチになり、2/3のENGボディを中継システムとして利用することもできます。

そこで、いよいよ違いですが、テレビカメラは三脚使用であり、パン棒は左手で持ち、右手でフォーカスやズームを押し引きするダイヤル棒により操作したり、

ケーブルリモコンでも操作できますが、アイリスは中継車のビデオエンジニアが担当になり「2点支え」です。

ENGカメラはハンディだけでなく、もちろん三脚に載せて撮影でき、左手はレンズに直接触れて、フォーカス・ズーム・アイリスなど全ての操作をカメラマンがし、

パン棒は右手になるので、三脚の支柱は両手の間になり、「3点支え」になるので、安定したシビアなカメラワークができます。

いわゆるオールマイティなので、ENGカメラマンは映像制作のスペシャリストとも言えるでしょう。
posted by shiningsea at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月21日

マニュアルズームをする意味

過去に「当方はマニュアルズームの出来るカメラマンです。」と書いておりますが、

その裏の意味は、プロなのにマニュアルズーム出来るカメラマンが少ないと思うからです。

昔、テレビ局のカメラマンで映像の魔術師と謳われながらも、実はマニュアルズームが出来なかった。

また、映像プロダクションのチーフカメラマンなのに、全て電動ズームだった。

また、フリーで多くのプロダクションに出入りしている時、カメラケースに入っているカメラを取り出すと、レンズが電動ズームのスイッチになっていた。

このように、プロなのに電動ズームに頼っているカメラマンが多い。

もちろん、電動ズームでも目的の画面サイズにスムーズに出来て入れば問題ないですが、出来ていないから申し上げております。

マニュアルズームは、電動ズームでは出来ない感情移入した可変速ズームがでます。

このようにプロ中のプロであれば皆できるのです。

だから、放送業界では当たり前のワンカメショーカメラワークができるのです。

ちなみに、昔の16mmフィルムキャメラのレンズには、電動ズームなど無かったのです。

実話として、テレビ局の映像技術部長が、正社員で新人の報道カメラマンに、「君の為に電動ズームができるようメーカーに頼んだよ。」と皮肉、言われているのを目撃しています。

それが、電動ズームの始まりだと思う。

4K動画カメラ完成.jpg
posted by shiningsea at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

復活したバレエ教室

当方は、ビデオグラファーなので、開催日が重なるとお請けできません。

しかし、1年半後、やむ終えずお請け出来なかったバレエ教室様から、復活してご依頼くださいました。

当方にとって、すごく名誉なことです。

そんな中、偶然、他社のバレエ動画が検索にあったので観ると2台カメラのようだ。

1台は固定の引き担当舞台幅サイズで、もう1台はカメラワークしているが群集(ギャラリー)が背景にあるので、理由が分かりますが、

男性・女性の2人組みや、女性のソロになってもダンサーを小さく映しているのが物足りない。

そして、海外の一流バレエ団の動画で確認している、リフトされたダンサーの寄りがなかった。

つまり、リフトにより引いてしまっているので、成功して笑顔になっている女性ダンサーの表情が分かりづらい。

次に、グラン・パ・ド・ドゥの中で、男性ダンサーが下手手前で膝を突き決めポーズをする瞬間、同時進行で女性ダンサーがセンター奥でピルエットをしますが、

レンズに直接ふれるマニュアルズームではなく、電動ズームレバーによるズームインなので、寄るのがすごく遅かった。

また、場面転換(ディゾルブ)する度に、変換中、画質が荒くなるのは如何なものか。

ファイル変換が正しい設定になっていないからだと思う。

さて、このような2台カメラ撮影は、一般的であり、ほぼ、何処も同じだろう。

当方なら、4台カメラ撮影であり、舞台幅サイズ・中の袖幕サイズ・奥の袖幕サイズと3種類の固定カメラで撮影しているので、常にベストなサイズを選択できます。

また、プロのカメラマンにとって、最も大事なことであり、プロ中のプロであれば誰でも出来ることですが、マニュアルズーム操作なので、先ほどのピルエットも間一髪でスムーズにズームインしています。

そして、絵になるリフトの時だけですが、上の女性ダンサーのタイトショットを撮り、すかさず、フィッシュダイブをするので、きちんとフォローし全身サイズへと画面修正しています。

そして、他にも当方独自の撮影技術があり、Blu-rayを観てくださっている先生が、「やっぱり」と復活のご依頼をして頂きました。

感謝感謝ですね。

本当にありがとうございます。
posted by shiningsea at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月20日

映像用語から見える業者の資質

例えば、カメラを水平に振ることをパンニングで、上下に振ることをティルティングという。

しかし、ある業界筋では、上下に振る時もパンアップ・ダウンと言っている。

正しくはティルトアップ・ダウンだ。

このように映像用語は正しく覚えないと恥をかくことになる。

そんな中、比較的その分野では大手と言われる業者が、アシスタントカメラマンという項目を謳っていた。

ちょっと待って!!

アシスタントとは、「仕事の補佐をする人。助手。」であり、APはアシスタントプロデューサーで、ADはアシスタントディレクターですが、アシスタントカメラマンなんて放送業界では言わない。

あくまでも、メインとサブであり、サブカメラマンが正しい。

ちなみに、CAはカメラマン助手であり、助手(見習い)のカメラマンを2人目のカメラマンにするのは、クライアントに対して失礼だ。

どんな会社でもチーフカメラマンがいて部下のカメラマンがいるが、アシスタントカメラマンと聞くと、「本来は助手ですがカメラマンしている。」と自ら言っているようなものです。

念のために他の業者を調べると、ちゃんとメインカメラマン・サブカメラマンと言っている。
タグ:映像用語
posted by shiningsea at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月18日

宝物となる映像

お世話になっている先生から、改めて、私が撮影した映像を“宝物となる映像”と言っていただいた。

また、「自分の子供の時の発表会の映像は、特別な宝物です。」とおっしゃってる。

だからこそ、最高の映像を撮ってあげるべきだ。

ただ、ビデオ業者の都合で、カメラマンにより上手い下手を感じさせないようマニュアルどおりに撮影させ、平均化してもお客様の為にはならない。

私のような個人で営業している者にとって、大手に比べて不利なことは多い。

しかし、仕事を請けた以上、カメラマンは私であり、編集も私だ。

プロとして持てる力を十分発揮し、妥協なき撮影をさせていただいているので、このようなお言葉をいただけるのだと思う。
タグ:宝物,映像
posted by shiningsea at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月17日

私の海外出張では重大ニュースが多い

その中でも凄いのは、1989年10月に旧西ドイツへ大手広告代理店による大手食品メーカーのVP(ビデオパッケージ)の撮影で2週間ほど滞在してた時です。

当時、旧西ドイツのケルンで世界食品見本市のイベント収録が目的であり、ついでにドイツの取引先の視察取材で、ドイツの主な都市を回った。

そんな中、ホテルの新聞で、1989年10月17日17時4分にアメリカカリフォルニア州北部で大地震が起きたのです。

ロマ・プリータ地震(Loma Prieta earthquake)というらしい。

そして、帰国した後ですが、ベルリンの壁崩壊、1989年11月10日にベルリンの壁が撤去され始まった出来事です。

ドイツといえば、アウトバーン(速度無制限)であり、5000ccの乗用車でドイツ各地を取材し、私はカメラマンなので助手席に乗せていただき車窓カットを撮るのも仕事だった。

その時に、3速で180Km、5速で220km出たのを確認した。

もちろん、異国情緒が漂い、フランクフルトで自由時間に散歩中、バイクショップにBMWのオートバイが展示されていて、覗き込んだら、奥から「君は日本人ですか?」と日本人が声を掛けてくれた。

そして、「日本人に合うのは久しぶりだー。」とも言ってくれた。

こういう旅をしたかったのだ。

また、北部のキールの港町も良かったな。

当時は高架ではなく幾つ物の線路をカモメが鳴き叫ぶ中、横切ったのを覚えている。

【エピソード2】

ヨーロッパに旅した多くの人は経験したと思いますが、成田から新潟の上空を飛び、

ほぼシベリア鉄道の上空を飛び、モスクワの南位から夕日に向かって飛んでる感じで、1時間位沈まない夕日を見ていたような気がした。

そして、デンマークのコペンハーゲンでトランジットしたが、デュッセルドルフ国際空港で撮影機材を受け取ろうとしたら、三脚だけ出てこなかった。

カウンターで問い合わせてもらうと、コペンハーゲンで積み忘れていたことが分かった。

明日までにホテルに届けるということで、ひとまずホテルに向かうと、プロデューサー・ディレクター・カメラマン・助手の4名のはずが、

2名しか予約がないことが分かり、私と助手は急遽近くのホテルに泊まることになった。

長旅の疲れと三脚のことが心配で、ルームに入ると、疲れて直ぐに眠ってしまった。

後から、助手がいうには「5分も経たない内にうなされていましたよ。」と言われた。

実は、その時、金縛りにあったのだ。ヨロイをまとった中世の兵士が私の両肩を抑えてかぶさって来たので必死になってもがいていたら、スッと消えていき目が覚めた。

そして、翌朝、朝食の為に一階の食堂に階段を下りたら横に等身大のヨロイが置かれていた。

朝食後、プロデューサーたちのホテルで合流し、その日はロケはなく現地のコーディネーターとスケジュール確認などしている時に、三脚が届いたと連絡が入った。

これで、やっと平常心になり、2週間無事に撮影することが出来ました。
posted by shiningsea at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行

2018年10月16日

大反響のバレエ撮影構図

結論から申しますと、バレエダンサーは手足を伸ばしたりジャンプもする。だから、画面から切れないよう余裕を持った構図でフォロー撮影しています。例えば、エスメラルダのヴァリエーションは、最後の決めポーズは膝を突いていますね。しかし、現実的にはバレエコンクールの撮影を任されているカメラマンであっても、そもそも、ダンサーを小さく映していたり、膝を突いても寄らない映像が多いように思う。写真にトリミングという用語があるように、皆様方も無駄な空間を省いてトリミングした写真を投稿されていると思います。なので、私は映像カメラマンとして、リアルタイムにトリミング(サイズ修正)しながら、心地よい画面サイズを維持しているので膝を突けば、少しズームインして無駄な空間を少なくしています。公開されている一流のバレエ映像でも、優秀なカメラマンとスイッチャーが組んでいる場合、ベースを撮影するカメラマンが立ちのサイズのままであっても、アップを撮りにいくカメラマンが膝突き決めポーズのタイトショットを撮っています。しかし、これは予算があってカメラマンが何人もいるからできるのです。そんな中、私の場合、予算もなくアマチュアのバレエ発表会が殆どであり、カメラマン1人ですが妥協なく全ての画面サイズを撮りにいってます。
さて、先日、この話題をSNS投稿をすると、私の普段の「いいね」回数と比べると大反響と言えるぐらいの数をいただきました。顔見知りでSNSでも繋がっているのに絶対に「いいね」返しをしない人がいる中、普段「いいね」などしてくれない友達が、自分にも関わるネタで共感を持っていただいた人は、迷わず「いいね」してくださってるようです。

下記は、先日の投稿文です。

ヴァリエーションの最後の決めボーズです。

一般的には立ちのサイズのままになるので、膝を突くと上の空間が空きすぎになります。

しかし、私の場合、心の準備が出来ておりダンサーの演技に合わせて少しズームインするので、決まった瞬間カメラも同時に寄り、無駄な空間を少なくしております。

そして、立ち上がると共に上半身サイズに寄り、そのままセンター移動しお辞儀をするまでフォローし、お辞儀をすると顔が下向くのでタイミングを合わせて全身サイズにズームアウトしています。

なので、1台で何台ものカメラワークをこなしております。

もちろん、寄って欲しくない方は、事前に言っていただければ寄りません。

要は一流のバレエ映像を参考にし撮影させていただいております。

以上のことから、膝突き決めポーズのタイトショットは、改めて喜ばれる撮影だと分かりました。
posted by shiningsea at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月14日

ニューヨーク公演の思い出

まず、成田からニューヨークへの直行便に乗った。

長旅でありCAさんともふれあいがあった。

当時10KgするENGカメラは当たり前であり、衝撃などで壊れないよう肌身離さず持ち続ける気持ちで、疲れたら足元に保管したりしていた。

事情が分かるCAさんからは、注意されるというより「大丈夫ですか」と気遣っていただいた。

そして、ニューヨークに近づくと「窓から見えますよ。」と教えてくれた。

さて、公演の同行撮影であり、最初の公演ではニューヨークタイムズの白髪の長老カメラマンが取材にきており、リハーサル時では、お互いに気遣いながらの撮影になり、目があった時は、なんか嬉しかった。

また、女性のMCさんは日本でFMのパーソナリティーをしていたそうだ。

そして、一番の思いでは、オーストラリア公演の時と同じプロデューサーであり、ビルの屋上から摩天楼バックに蘭陵王を撮影させて欲しいとお願いすると、「いいね!!」とOKしていただいた。

昼の公演が終わった後でもあり、夕刻で満月だった。刻々と暗くなっていく中、摩天楼のビルの明かりが輝き始めた。

そして、満月も位置がずれて行く中、蘭陵王と満月を構図に入れるのに凄く苦労した。

そして、アクティブな演技と、インパクトのある首振シーンを撮りたかった。

そんな時だ。

ビデオエンジニアは波形モニターとホワイトバランスばかり気にして、「繋がらない。」と言ってきたが、「そんなことは分かっている。」と撮影を続けた。

結果、このシーンがオープニングになり、2カットだけなので、ホワイトバランスは、まったく問題なかった。

もちろん、技術的なことは大切であるが感性の方がもっと大事なのだ。

後、ブルックリン橋の袂で撮影する映像は定番であり、私もその位置から橋なめの摩天楼を撮影した時にふと思った。

このツイン・タワーのワールドトレードセンターを撮ったのは、日本のカメラマンで私は何番目だろうと思った。
posted by shiningsea at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月13日

オーストラリア公演の思い出

関空からシドニーに着陸し、シドニーの大学で雅楽の公演をした。

その後、シドニーからブリスベン空港に着陸し、万博に参加公演した。

そして、ゴールドコーストに移動し、海岸のリドートホテルに泊まらせていただいた。

その時の話である。

私は、日の出を撮るのが大好きであり、ディレクター的には予定のない撮影ですが、10階以上のルームでありバルコニーが海岸向きなので、助手を起こさず黙って一人で三脚を立て撮影した。

そして、日の出はもちろん、サーフィンが出来そうな波の寄りも撮りました。

結果、この撮影がオープニングシーンとなり、大好評だったのです。

つまり、人に言われてから撮るのは誰でもできる。

頼まれなくても、美しい景色を見たら自分の意思で撮るのですね。

それが、編集ルームで驚きと感動を与えるのです。

その後の、私のカメラマン人生にも伝説となり、クライアントからの信頼を得、いつまでも語っていただきます。
posted by shiningsea at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月12日

逆転の発想

バレエ発表会の撮影で、一ベルが鳴る前に来賓紹介をされた。

私は、いつも、開演前の注意事項のアナウンスから録画しているので、聞いていなかった来賓紹介を撮影することが出来た。

そして、このシーンがいるかどうか確認のため、会館の外観から始まるオープニングシーンの動画を取り急ぎ作製し観ていただいた。

すると、「来賓紹介は要りません。

また、撮っているトゥシューズは、他団体の物なので削除してください。」とも言われました。

しかし、「外観も要りません。」とは言われなかった。

つまり、会館の外観はあって良いわけですね。

海外のバレエ団の動画を観ても、無いのもありますが、素晴らしい劇場の外観をキッチリ撮影している動画を沢山観ています。

そこで、当方は、肖像権問題や逆光にならない早朝に、会館の外観を人物や業者の車が無い時に撮影しています。

毎回、同じ時期に同じホールで発表会をされるので、外観なんて要らないという先生もおりますが、ゲストや転校して来たお子様の親御様など、

そして、このDVDを観てくれた実家の祖父母様にとっても、「こんな素晴らしい会館で発表会をしたの、良い教室で習っているね。」と喜んでもらえるものです。

そういう意味で、5W1Hを意識し季節感映像もあると、微笑ましくなりますね。そして、本番の撮影がプロフェッショナルでなければなりません。
posted by shiningsea at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月10日

私が就職した映像会社

私はカメラマンになりたく映像学校を卒業見込みとして、私を含む同期の学生3人で大手のテレビ番組制作会社に面接に行った。

そこで、「君達には局の報道部に出向し助手をしてもらいたい。」だった。

1人は、映画のフィルムの業界に行きたっかったらしく、報道と聞いただけで嫌がった。

結果、私ともう1人が残り、同じ局に出向した。

現場実習ということもあり、3カ月経ったころ、別のテレビ局のスタッフが不足し、私が行くことになった。

さて、この会社は、元々、ニュースの原稿(フィルム素材)を現場から放送局にバイク便で運ぶ会社であり、スタッフを運ぶ四輪のドライバーもいた。

なので、私の上司はカメラマン経験者ではなく、現役のドライバーだった。

つまり、カメラマンになりたい助手の気持ちなど分かるわけがないのです。

しかし、本社には映画会社出身の名キャメラマンがおり、ある日、本社が中継カメラマンが不足しているので出来るスタッフを貸して欲しいという話が持ち上がった。

そんな時、二つある労働組合が揉めている時でもあり、入社して間もない私と、本社よりの組合員と、4人がカメラテストをさせて貰える事になった。結果、上司から「君が一番上手い。」ということになり、本社に上げてもらえるようになったが、

その時に上司から「しかし、年功序列で待って欲しい。」と宣告された。

それでも、ちょくちょく、本社に上げてもらえるようになり、実績を積み重ねていった。

そして、5年半も辛抱し、やっと正式に本社に上げて貰った。

しかし、そこでも、また、ヘッドハンティングされて来た上司(他社の局内報道カメラマンで、私も助手をしていた。)は、昔のフィルムカメラマンであり、

テレビ中継スタッフに馴染めず嫌われて、自分にあった報道の部署を設けられ、そこで、カメラマン修行をすることになったが、当初は仕事がなく、私は中継スタッフ部門に身をおく事になった。

その時に上司の悪行を聞いてしまつたのだ。そこでも、実績を積み重ねる中、本社に戻って来いになった。

しかし、仕事は、超ローカルテレビ局の報道カメラマンがベースであり、大した仕事はなかった。

そんな中、テレビ局もネットワーク化がはかれ、東京の系列の関西のテレビ局の紹介で「取材するのでカメラマンスタッフを貸して欲しい。」ということになり、私が抜擢された。

もちろん、実績を積み重ねる中、皮肉にもドライバー上りの別の上司が仕事を取って来て、人気番組のコーナーENG取材(ミニドキュメンタリー)で奄美大島にロケに行った。

ちなみに、ルポライターが宿に向かう途中、取材先を見つけて「下見をしたい。」と言った。

私は、直感的にカメラを持って撮影しながら助手と一緒に後を追いかけた。

ルポライターの目線となる撮影を続け、誰もいない小屋を覗くルポライターを撮り、私も窓越しに見たものを撮った。

それは、画家の田中一村が晩年住んでいた家であり、、筆とコップが転がっていたので、そのアップと部屋の雰囲気を撮影した。

そして、ビール箱の踏み台から降り振り替えると、ルポライターが我々に背を向けて佇んでいた。

これは、泣いているなと思ったので、無理に顔を撮るのではなく、背中姿をあえて広角で撮り我慢していると、ルポライターが振り返ったのでバストショットを撮ると「悲しいーね。」と言った。

これを撮影したことで、ディレクターが、「もう撮れた。作品になる。」と喜んでくれたのだ。

つまり、「起承転結」の「転」が撮れた事で、明日からのロケは、これに続ける取材を淡々とこなしていった。

オンエアーでは、スタジオのメインキャスターが、「凄く良い取材、されましたね。」と言うとルポライターが照れて、「筆とコップ、カメラマンが良く撮ってくれました。」と言って頂いた。

この時の助手君も、私の背中を見てくれていたのか、良いドキュメンタリーカメラマンへと育っているようだ。

これで、報道局長に褒められフリーになる決断を致しました。
posted by shiningsea at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

2018年10月08日

たかが助手でも嬉しかった

ある放送局最後の16mmフィルムドキュメンタリーの助手として抜擢していただきました。

フィルムからビデオに変わって2〜3年経った頃、局内現像所が廃止される噂が流れる中、16mmフィルムも沢山在庫が残っており、

全部使っても良いからとENGに変わる中、あえて、フィルムドキュメンタリーによる撮影が開始された。

助手の私は、キャメラマンに付き添いし、フィルムや交換レンズをカンガルージャケットの袋ポケットに入れ、直ぐに出し入れできるよう行動を取っていた。

そして、何を撮影したか記録する用紙も、誰に頼まれることなく自分の意思で用意し、被写体や焦点距離にF値とスクリプトした。

ちなみに、キャメラはアリフレックス16STとキャノンのサウンドスクーピックの音声同録キャメラだ。

そして、自分のセコニックの露出計も用意し、キャメラマンの信頼を受け、いつしか、「お前のはいくつだ!!」とF値を聞いていただけるようになっていた。

そして、徳之島のロケも無事に終わり、編集され、オンエアー(放送)を観ましたら、

これまでのENGロケでは「助手」だったのが、4文字の「撮影助手」とテロップ表示してくれたのが最高に名誉であり嬉しかったのです。
posted by shiningsea at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

仕事は先輩の背中を見て覚える

私は教わることよりも、カメラマンの背中を見て覚えてきました。

業界では良い意味で「ぬすむ」といいます。教えてくれなくても技をぬすむということですね。

学生中、まず、現場実習として初めて経験したのが、講師でもあるNHK(BK)のカメラマンに誘われてカメラマン助手をさせて頂きました。

もちろん、「よう頑張った。」と褒めてくれましたよ。

そして,就職が内定した大手のテレビ番組制作会社で、現場実習として民放の報道部でカメラマン助手をさせていただきました。

テレビ局開局当時は、映像専門学校卒でも入社できた時代があり、学校の先輩だという名カメラマンが何人もおられ、後輩ということで可愛がっていただきました。

4月から配属先が別の民放に変わりましたが、仕事内容は同じで3カ月の研修期間を終え正社員にならせていただきました。

報道部ということで、日替わりで多くのカメラマンの助手をしてきたので、最高のカメラマンの時には大いに張り切りましたね。

例えば、小さなビデオ会社に就職できても、2〜3人しかおらず、マニュアル通りの撮影を日々こなしているだけの先輩の背中では、覚える内容が大したことないですが、さすが、天下のテレビ局です。

高度な撮影技術を持っている人も数名おられました。

覚える内容とスピードが違います。

なので、自分の会社の先輩が3年掛かって覚えた撮影を、1年でマスターしてやると心に誓い必死になって独学で覚えましたね。

しかしながら、後輩には教えてやってくれと中間管理職に言われても、自分がまだ一人前になれていないのに悔しい気持ちを持ち続けましたね。

そんな時にヘッドハンティングの話をいただいたり、報道部長に褒められたりしたことで、フリーカメラマンになる決意を致しました。

当時は出身会社名を名乗るだけで信用してくれたり、実際の仕事ぶりや映像を観て、ますます信頼していただけましたね。

良い時代でした。
タグ:撮影技術
posted by shiningsea at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方

舞台撮影の動画シャッタースピード

デジカメで動画撮影する時は、本来の1/60のシャッタスピード優先で撮ると、晴れた屋外では明るすぎて絞りきれなくなりプログラムAEで撮ることになります。

そうすると、シャッタスピードと絞り(F値)の両方が動くことになりパラパラ感を感じます。

分かりやすく言えば、プロペラの回転が変形して映ります。

そんな中、関西と関東では蛍光灯の周波数が違うので、関西仕様の昔のENGカメラではフリッカー(チラツキ)補正がなかったので、

対策として関東ではシャッタースピードを1/100にすることでフリッカー現象がなくなります。

つまり、動画を1/100で撮影しても何の問題もないし、高速撮影という意味では1/1000で撮ることもある。

ちなみに、16mmフィルムカメラのシャッタースピードは1/48と遅いので、速いパンニングなどするとブレて映りますね。

さて、これを応用することで、動きの激しいダンス系の舞台発表会を動画撮影する時は、裏技として1/100にしています。

そうすることで、動画の1フレームを静止画にする時は、1/60より1/100の方がブレが少なくなります。

ちなみに、写真カメラマンは、舞台照明が暗い時もあるので1/125で撮っているようです。

まとめると、動画の通常撮影として1/125にするとパラパラ感になるので、舞台の撮影では1/60・1/80・1/100・1/125の中で、1/100が最も適切なシャッタースピードとなります。
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ビデオグラファーです。映像とは構図が命であり、放送局用ENGカメラのように超広角から超望遠までを映画の絵コンテのように撮るフォトムービーを推奨しています。これにより、動画はもちろん写真も撮り、画面比も撮り分けて納品しています。そして、全域F2.8の旅用4K動画カメラ(25mm〜720mm)として、1台でこれが出来るのはPanasonic DMC-FZ300だけです。
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