2021年03月06日
ライブコンサートでのクレーンカメラの思い出
映画「ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)」を観たので、昔を思い出しました。
それは、ある地方の野外ライブコンサートでの事であり、一流アーティストや海外のゲスト歌手も出演している最高のエンターテイメントです。
私の役割は、舞台前と客席の間にレールを敷き、上下動出来る台車(ミニクレーン)を乗せ、撮影することです。
社長から特に支持されることは無く、スイッチャーから「3カメ移動して。」と指示が出る程度で、まずは、広角のまま上手から下手へとボーカルを中心に移動撮影しました。
次のタリーでは、当然、戻りながらの撮影です。
そして、同じことを繰り返しても脳がないので、ある時、アーティストのウエストショットのままドリーをすると、2カメを担当している社長からインカムで、「寄らずに引きで撮れ。」と言われたので、その後は、バカの一つ覚えのように、同じことの繰り返しだけの役割になってしまいました。
その時の悔しさは一生忘れられないので未だに覚えております。
当時は、バブルの絶頂期で、私も売れっ子で、夜遅く終わった為ホテルで仮眠させていただきましたが、次の仕事が入っており、私だけ早朝に、名古屋から新大阪までの新幹線に乗り、新大阪から広島県の福山行に乗り換える為、ホームで待っていると、お世話になったテレビ局報道カメラマンの方と出くわし、「ご無沙汰しております。今から広島なんです。」とご挨拶をし、広島の仕事は世界のボートレースであり、私はAM11:00からのレースに間に合えば良いと駅から港の会場までタクシーで移動させていただき、日本では初の海のF1レースのエキジビションレースを1台カメラで撮り切ることでした。
その後のレースは、他のスタッフと合流し自分の役割をこなすことです。
話を戻しまして、いろんなハリウッド映画を観ていると、ヘリからの空撮などで、主人公に寄ったままドリー撮影しているシーンをよく観ます。
それは、背景が流れるので凄くインパクトのある撮影ができ、難しいカメラワークでもあり、やりがいがあります。
やるからには最高の仕事をしたいと思い頑張るのですが、組織で行動すると“ねたみ”やいろんな思惑で、フリーのカメラマンに“いいかっこう”されたくないのでしょう。
そういうことは、広島のボートレースでも、仕事は出来ても、やりがいのある撮影は社員カメラマンですからね。
そんな屈辱を受けながらも、自分を見失うことなく頑張っていると、街のビデオ業者のライブコンサートでは、見本にしてもらえてるのか、いろんなカメラワークの引き出しを持っており“こんな撮影もできますよ”と披露すると、尊敬の眼差しで接してくれるようになりました。
私のギャラが高くても、社員への良い刺激になり“ぬすませてあげてる”のだから、社長も納得してくださったのでしょう。
今年も、それなりに年末まで仕事が入っており頑張ります。
それは、ある地方の野外ライブコンサートでの事であり、一流アーティストや海外のゲスト歌手も出演している最高のエンターテイメントです。
私の役割は、舞台前と客席の間にレールを敷き、上下動出来る台車(ミニクレーン)を乗せ、撮影することです。
社長から特に支持されることは無く、スイッチャーから「3カメ移動して。」と指示が出る程度で、まずは、広角のまま上手から下手へとボーカルを中心に移動撮影しました。
次のタリーでは、当然、戻りながらの撮影です。
そして、同じことを繰り返しても脳がないので、ある時、アーティストのウエストショットのままドリーをすると、2カメを担当している社長からインカムで、「寄らずに引きで撮れ。」と言われたので、その後は、バカの一つ覚えのように、同じことの繰り返しだけの役割になってしまいました。
その時の悔しさは一生忘れられないので未だに覚えております。
当時は、バブルの絶頂期で、私も売れっ子で、夜遅く終わった為ホテルで仮眠させていただきましたが、次の仕事が入っており、私だけ早朝に、名古屋から新大阪までの新幹線に乗り、新大阪から広島県の福山行に乗り換える為、ホームで待っていると、お世話になったテレビ局報道カメラマンの方と出くわし、「ご無沙汰しております。今から広島なんです。」とご挨拶をし、広島の仕事は世界のボートレースであり、私はAM11:00からのレースに間に合えば良いと駅から港の会場までタクシーで移動させていただき、日本では初の海のF1レースのエキジビションレースを1台カメラで撮り切ることでした。
その後のレースは、他のスタッフと合流し自分の役割をこなすことです。
話を戻しまして、いろんなハリウッド映画を観ていると、ヘリからの空撮などで、主人公に寄ったままドリー撮影しているシーンをよく観ます。
それは、背景が流れるので凄くインパクトのある撮影ができ、難しいカメラワークでもあり、やりがいがあります。
やるからには最高の仕事をしたいと思い頑張るのですが、組織で行動すると“ねたみ”やいろんな思惑で、フリーのカメラマンに“いいかっこう”されたくないのでしょう。
そういうことは、広島のボートレースでも、仕事は出来ても、やりがいのある撮影は社員カメラマンですからね。
そんな屈辱を受けながらも、自分を見失うことなく頑張っていると、街のビデオ業者のライブコンサートでは、見本にしてもらえてるのか、いろんなカメラワークの引き出しを持っており“こんな撮影もできますよ”と披露すると、尊敬の眼差しで接してくれるようになりました。
私のギャラが高くても、社員への良い刺激になり“ぬすませてあげてる”のだから、社長も納得してくださったのでしょう。
今年も、それなりに年末まで仕事が入っており頑張ります。
タグ:クレーンカメラ
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