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2021年07月25日

映像カメラマンのパン棒の握り方

現在、カメラの防振装置のおかげで、ブレない撮影が出来るようになった。

しかし、特殊な状況では防振装置が付いていてもブレることがある。

ましてや、ハンディ撮影では、ブレない為のカメラホールディングを極めなければならない。

今回は、三脚に取り付けて、左手はレンズ、右手はパン棒という構え方で超望遠撮影時の話をしてみたい。

その前に、野球やゴルフでは、スイングで両腕の肘がお腹に近い形のスイングをするから、正確な飛距離を生み出すことができます。

このように三脚の角度によるパン棒も、肘が身体から離れた状態では、角度の広いパンニングは出来ない。

そして、超望遠では、パン棒を持っただけでも、心臓の鼓動が伝わるかのようにブレてしまう。

さて、私が新人の頃、会社No.1の腕前の先輩カメラマンが、パン棒を四時くらいの角度まで下し、パン棒のグリップ端に親指・人差し指・中指と三本の指で触れているだけのような持ち方をしていた。

そこで、私も試したら、見事にブレが無くなりました。

もちろん、三脚ヘッドのティルト・パンの油圧やカムバランサーを目的の撮影の為に調整は必要です。

また、それを叶えるプロ用三脚が必要です。

ちなみに、私は海の番組も経験しており、漁船からの撮影で船上に三脚を立てても船が揺れているので使い物にならず、ENGカメラを肩に担ぎ、足の膝でショックアブソーバーの如く振動を吸収し、ブレの少ない映像を撮る技術も習得しています。

次に勉強熱心な後輩カメラマンが、最初は、パン棒を水平(三時)にし肘が身体から離れた状態だったのに、久しぶりに再会すると、四時か五時くらいまでパン棒が下がっており肘も脇腹に触れる程だった。

そして、聞いてみた。「その構え方は誰かに言われたの?」。

すると、「いろいろ実践を重ねる中、この角度になりました。」

つまり、先輩カメラマンから私も、そして後輩も、究極の撮影手法をマスターいるのです。
posted by shiningsea at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方
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ビデオグラファーです。映像とは構図が命であり、放送局用ENGカメラのように超広角から超望遠までを映画の絵コンテのように撮るフォトムービーを推奨しています。これにより、動画はもちろん写真も撮り、画面比も撮り分けて納品しています。そして、全域F2.8の旅用4K動画カメラ(25mm〜720mm)として、1台でこれが出来るのはPanasonic DMC-FZ300だけです。
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