何だコレ?と思った方。説明してしまうと、手製の飼育ケージ。奥行74×幅44×高さ35の衣装ケースを縦置きにして、色々と改造したもの。中央に、バーベキュー網を結束バンドで蝶番式に固定して扉に。上下の隙間にはプラ板をシリコンで接着して床材を入れられる様に。
上部には半田ゴテでネジ穴を空けて、暖突のMを。向かって右側面に外側からピタリ適温の4号を貼り付け。
天井に穴を空けてコード類を通して完成。
現在は、こんな感じ↓
金網の部分に小鳥のエサ入れを付けて、極小型の加湿器を投入。
見てくれは悪いけれど、樹上棲小動物の飼育ケージとしての機能性はまずまずと自負。何より、元手が安い。一番の高値は暖突とピタ適だけど、前に購入していたものの流用なので、問題なし。
で、これを作った目的は、住人の彼ら↓
「トッケイ」。
昔、一回だけ飼った事があるけれど、無知な状態でアホな飼い方したために早死にさせてしまった。もう一度挑戦してみたかったので、満を持して。
基本安価なので、繁殖を狙ってトリオ(オス一匹・メス二匹)で購入。……したのはいいけれど、メスの一匹が導入数日で持ち込み腹で産卵。輸送の疲れと慣れる前の新居のストレスとのコンボで、いきなり状態悪化。壁に張り付く事も出来なくなったので(壁チョロにとっては非常にマズイ事態)、慌てて隔離。上の写真で一枚だけあからさまにケージが違うのは、そのため。で、餌付く前だったのでアシスト給餌で栄養強化。使っているのは、クレステッドゲッコーもお世話になっているこれ↓
優良商品。これをふやかして、口に放り込む。トッケイは気が荒くて、掴むと口を開けて咬もうとするので、そこにポトンと落とせばいい。強制的に開口させなければならないクレスに比べて、楽と言えば、楽。まあ、当然咬まれるので使い捨てビニール手袋二枚重ね装着は必須。一回、めんどくさがって素手でやったらバッチシ流血した。歯が刺さる痛みではなく、ペンチで挟んで捻られる様な痛み。オススメしない。
まあ、それを一日おきに一回。六本ずつ与える事を繰り返していたら、写真の様に壁に貼り付ける様になってきた。もう少しで大部屋に帰れると思う。
で、持ち腹で産んだ卵が、これ↓
最初は壁に引っ付いていたけれど、オス個体に蹴っ飛ばされて落ちた。孵るかどうかは不明。
もともと繁殖目的ではあったけど、持ち込み腹は想定外だった。もう少し仕上げてから挑みたかったのだけど。
今のところ、オスにもメスにもその気はない様なので、とにかくエサを食べて太ってほしい。
野性味が濃くて、採餌の瞬間がほとんど見れない。オスの採餌は確認したし、太ってきている。順調。ただ、メス個体Aが小さい上に採餌が確認出来ていない。要観察である。
早く安心したいものだ。
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